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問題行動の深いところを読み解く(※私を褒めて!)

自分の中の問題行動とは

小さい頃、好きな子にちょっかいをかけたり、いじわるしてしまったり、素っ気ない態度をしてしまったりした経験はないでしょうか。その行動には、ちゃんと自分の中で目的があって、好きな人の気を引く溜めであるということであったりするものです。ただ、相手からすれば、嫌がらせをされたと受け止めてしまい、誤解を生みやすいものです。

こういった問題行動とも言えるものは、何も子供に限ったことではないというものです。完璧な人間なんていないのですから。誰であっても、自分の行動の中に問題となってしまうものを抱えているものだと思うのです。

大人になってしまうと、そうした問題行動がエスカレートしてしまい、自分を止めることが出来ずに、気がつけば人を傷つけてしまう恐れだってありえるのです。

ですので、早い段階で、この問題となる行動に気付き、対策を取ると言ったことが必要になるのです。


ですが、そのほとんどが自分の中で無意識にしてしまっていることなのです。だから、どういったことが問題行動になるのかを知り、自分が当てはまるかどうかで判断する他ありません。

本日は、その一つでもご紹介できたらと思います。

わたしを褒めて!

簡単にいうと、いい子を演じることです。完全に他人に向けてなんです。人に褒められようと頑張るのですから、やる気もあり、従順さも感じられるために、何処が問題なのか理解しにくいものではあります。

僕の母はとても厳しい人でした。自分の意にそぐわないものを、真っ向から否定してくる人だったのです。だから、僕がちょっとでも嫌だとか、それはやりたくないと言ってしまうと、それは、とても許されるものではなく、激しく叱られてしまうのでした。

そして、どうやら僕は、母にとって意にそぐわない存在になってしまったのでした。僕がすることなすこと叱られるし、否定されるのでした。それは、人格をも変えてしまうものだったのです。

当時の僕にとっては、母に褒めて貰うことが全てだったのです。それが何よりも目的だったのです。

記憶が曖昧ではあるのですが、矛盾していた世界は成立していたのかもしれません。母に否定されるがために、母の前だけいい子を演じていたのですから。想像するだけで、気分が良いものではありません。

そうやって作り上げた僕の世界は、褒めてくれる人がいないと頑張れないのです。厳しい人がいないと、場合によっては、どこまでもだらしなくなれるというものになってしまったのです。

やがて、高校生の頃は先生、社会人になれば上司といったように対象が変わるだけで、僕自身は変わることはありませんでした。更には、他人にいい人であろうとするあまりに、自分が追い付かなくなり、行き過ぎた行動に出たりしてしまうのです。例えば、僕の場合は、偽装して自腹を切ってまで売り上げを高く見せようとしてしまいました。

いい子でいないと価値がない。周りから評価を得ないと、自分は存在してはいけない。誰かにとって、特別な存在でないといけない。

それは、とても自分を破滅させるための恐ろしい思考であることは間違いありません。

そんな自分だったからこそ、分かるのです。自分の行動だけではなく、自分が何のためにといった目的をきちんと見定める必要があるのだということ。

そして、自分と言う存在は、何か特別でなくても価値があるのだと、自分に伝えていく必要があるのだということ。

自分自身で何かいいことをしたときにだけ、ほめるといった行為も見直さなくてはなりません。特別な成果を出した時だけだとか、何かやり遂げたときにだけ、自分ご褒美といったことも、見直さなくてはいけません。

その分、日頃の些細なことであっても、ちょっとした言動であっても耳を傾けてあげるのです。自分に関心ごとがあると伝えてあげるのです。自分を気にかけてあげることこそ、褒めてほしいという欲求を満たすことができるのです。

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