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潜在意識を理解する

顕在意識と潜在意識

自分を変えたい。人生をより豊かにしたい。理想の未来を実現したい。そこに密接に関わってくるのが「意識」です。自分の意識を変えることこそ、自分の世界を変えることが出来るのです。その意識には、顕在意識と潜在意識に分けることが出来ます。

ネットで検索すれば、凄く分かりやすく説明なされているので、ここでは簡単な説明だけさせていただきます。

顕在意識とは、普段認識することが出来る意識のことです。論理的な思考・理性・知性・判断力を指します。つまり、言葉に出来る意識のことです。散歩に行こうとか、今日の夕飯は何を作ろうと、自分の意思で行動を決めることは、顕在意識を使ったと言えるものです。

潜在意識とは、普段認識することが出来ない意識で、無意識とも言われています。感情・感覚・直感・記憶・本能的な欲求を指しています。また、過去に起こった印象的なことを記憶しています。それは、見たこと、聞いたこと、感じたこと、考えたことの全てをどんどん蓄積されているものなのです。今から、服を買いに行こうと思う顕在意識での決意は、オシャレになりたい、異性に良く思われたいといった、潜在意識によるものから、決意されたというものです。

この関係性があるからこそ、顕在意識と潜在意識の力関係の比率は、顕在意識が3~10%くらいで、潜在意識が90~97%だと言われているのです。

これらのことは、ほとんどそのまま、ネットに書かれているものをお話しさせていただきました。

つまり、顕在意識は思考し、潜在意識は吸収するのです。ということは、顕在意識が草木だと例えるのなら、潜在意識は土壌だと言われています。どんな種を撒こうと潜在意識は土壌であるために、思考の良し悪しに関わらず、思考を育て、信念を形づくるだけなのです。

潜在意識を理解する

これらのことを具体的に説明させて頂くと、僕は幼いころから、母親から認められたことはありませんでした。優秀な弟ばかり褒められて、僕は叱られてばかりでしたから。

「なんで、勉強しないの!弟はあんなに頑張っているのに。」「なんで親の言うことがきけないのか。そんなに言うことが聞けない子は、うちの子じゃありません。」酷いときは、そんなことも言われたものです。

この経験が種となって、僕の潜在意識という土壌に撒き育てられたのです。だから、いつも不安や恐怖にかられ、嫉妬心が強いのは、その過去の経験から、潜在意識が、何よりも嫌われたくないや、誰よりも人に認められたいという意識が働いているからです。

これが、僕自身、目に見える顕在意識となって、人前だけよく見せたり、嘘をついたり、諦めたり、躊躇させたりする行動に繋がっているということです。そのことが、人生の可能性が大きく制限されている結果になっているのです。

思考を超える

僕は自分自身が嫌いで、最低の人生だと感じていたために、潜在意識を変えるセミナーにも参加して学びました。自分の中にある潜在意識を変えようと、努力もしました。

しかし、僕の中のネガティブな木は、僕の潜在意識という土壌の中で、根深く根を張っていたのです。どんなに木を切り、芽を摘んでも、潜在意識を変えようと、土を掘り起こしても深いところにある根っこから、ネガティブな芽がどんどん生えてくるのでした。

潜在意識は、これまで、長い間、積み重ねてきたからこそ、そう簡単に書き換えることは出来ないものなのです。

状況を変えられないのなら、その状況の捉え方を変える。それこそが、これまで、辛いと感じてきた過去を乗り越え方のひとつだと思っています。

自分の中にある無意識の部分を変えようと苦しむ必要はありませんでした。あえて言うのなら、潜在意識を変えなきゃいいけないと、強く思えば思うほど、過去の自分を否定してしまうのです。

僕は、自分の中の悪い潜在意識の部分を変えることは、諦めて受け入れることにしたのです。つまり、これまでの過去の自分を許すようにしようと心に決めたのでした。

無意識である潜在意識にコントロールされるのか、それとも自分が、無意識の思考を超えて、コントロールするのか。それは、自分の意思や決意を持って、選ぶことができるのですから。

つまり、僕の過去は認められなかった過去がある。だから、人に嫌われたくないと無意識に自分を抑えてしまう。だからこそ、意識をもって、自分の気持ちに向き合うんだ。この強い決意を胸に、日常の中で意識するように心がけることが出来るようになったのです。

こうように、潜在意識というものを学び、理解することで、自分という人間を無意識の部分まで知る。知ることができるからこそ、受け入れることができる。受け入れることができるから、選ぶことができる。これが、自分の中の眠っている力を得る方法ではないかと考えています。

無理に潜在意識を書き変えようとしなくていいのです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー


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