考え続ける大切さ
考えることを避けてはいませんか
子供の頃から、僕らの周りにはたくさんのルールがありました。「お友達をたくさん作って仲良くしよう」「学校は休まず行こう」「将来のために勉強しよう」などといったものたちです。そうした決まり事を守っていると、大人たちは喜んでくれたし褒めてくれたものです。
そうしたことからだと思うのですが、いつしか僕らの中でルールのようなものがなんとなく根付いていきました。そして、こうしたルールは絶対的に守るべきだということもなんとなく根付いてしまっているのでした。
ですが、絶対に守る必要があるのは法律くらいなのです。
この目には見えないルールによって縛られて、気が付けば人生を生き辛くさせていたとか、苦しんでいたというものがあるのです。ここで声を大きくしてお伝えしたいのは、実際に何が正解かなんて人それぞれだし、正解不正解なんて誰にも分からないものなのです。
僕の中にも、自分を縛り付けていた沢山の決まり事がありました。
「大人は我慢しなくてはいけない」「親には逆らってはいけない」「大学には行くべきだ」「夢は絶対に見つけて叶えるものだ」「お金がないと幸せになれない」どの決まり事も、全く疑ったことはありませんでした。
こうしたルールから自分を解放して抜け出すためには、自分の中にあるルールは本当に正しいことなのかと疑い正しいのかどうかを自分で考えて判断していかなくてはいけません。
ですが、大抵の場合において、かつての僕のように考えるどころか疑いもしないでいることが多いのです。だって、ルールに従うということは楽であるからです。考えることは疲れるてしまうし、時には、壁になってしまうことだってあります。そもそも、人は幸せも不幸も、慣れてしまうようにプログラムされているのです。良い言い方をすれば適応力が優れているとも言えます。ですので、苦しくても辛くても、時が経つにつれて慣れてしまうのです。ですので、その先に自由があるとしても、現状、苦しいと感じていても、どうにか生きていけているのなら、無意識にルールに従うことを選んでしまっているのです。
何にも考えないで済むのなら考えない方が楽なんです。人というのは、そういう意味で自然と楽な方に傾いてしまうのです。
僕らに必要なものは、自分の中のルールに気付き、その都度これは自分にとって正しいものかどうかを自分で考えていくことなのです。
考えることを諦めてしまったら
僕自身、一度、考えることを諦めてしまったことがあります。何でもかんでも受け容れてしまったのです。どれだけ理不尽なことも、どれだけ無理難題を押し付けられても、仕方がないことだと受け入れてしまったのです。
実際に言われた言葉があります。
「成功の為には、死んだって働け。」「成果が出ていない人間に、休む暇も寝る暇もある訳がない。」「全てにおいて、成果が出ないことは、君の人間的魅力がないからだ。」「お金を稼げない社員は身を駆使して会社に貢献しなさい。」
現に、これも正しいルールとして僕は考えもしないで受け入れてしまったのです。その結果、身も心もボロボロになってしまい、精神をも壊してしまい、自分で命を投げ出してしまったのでした。
それは、何よりも自分を苦しめたし辛いものになってしまったのでした。
どんなことも考え抜くことで道が開けてくる
更に言えば、僕は一度、財産も住む場所も何もかも失ってしまったことがあるんです。その時に、僕は自分の人生が終わってしまったと感じたんです。そこで、僕は何もしないでただ自分を責めるばかりでした。
ですが、どれだけ自分を責めたところで、何も状況は変わらないのです。
いつまでもクヨクヨしていても、前を向くことすら出来なかったんです。
僕自身、そこから抜け出せたのは、幸せになりたいと思い、自分を変えたいと思い、必死になって考えたからなんです。どうすればいいのか。今、自分は何をしないといけないのか。誰かに何か言われたからでもなく、僕自身がもがいて、ひとつひとつ考えて行動してきたから、自分が変り状況を少しずつ変えることが出来て、ようやく乗り越えられたんです。
僕は、この時に考えることの大切さと意味を学びました。
人生を切り開いていくのは、僕自身であり、自分で考えていかないと道は切り開かれていくものではないということをです。
そして、どんなことでも考えることを諦めずに続けていこうと決意したのでした。
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最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も自分をご機嫌に。
メルシー
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