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小さな目標が道しるべになる

夢のせいで

「自分なんて何をしてもダメなんだ」だとか「どうせ自分はちっぽけな人間だ」と言っては、自分を否定的に強く捉えていた時期がありました。その時に、夢というものが、僕にとって苦々しいものになっていたのでした。

きっと、僕は焦っていたんだと思います。周りを見渡せば、若くして成功している人もたくさんいました。それに、かつての同級生たちは、みんな今を楽しんでいるように見えるのでした。話してみれば、皆が皆、とても順調そうに人生を送っているように、聞こえて仕方ないのでした。

僕は、どうしたものか、夢を叶える為に必死になって進んできたのに、迷ってしまっているのでした。このまま進んで行ったって、どうせ叶うはずがないじゃないか。現実と叶えたい夢との差があまりにも開いているとまじまじと感じていたからです。

急に不安になることは誰にでもあるのは分かっているつもりでした。でも、自分が選らんだ道は特別に思えてならないのです。自分には才能がないのは、最初から分かっていたくせに、自分はもしかするとやれるんじゃないかと、希望を持って張り切っていたのが、当時は安易な発想なのが恥ずかしくく情けなく感じるのです。どうして、あの時の僕は、この夢を選んでしまったのだろうと後悔すらしていたんです。

そうやって現実の中で、意気消沈しては後悔の繰り返しです。だったら、違う道に進めばいいのではないかと思う時もありました。自由気ままに生きている人が羨ましく、何度も頭には浮かんでくるのです。でも、もう手遅れだと思う自分がいて、そんな勇気はとても持つことは出来ませんでした。

夢を持つことって、こんなにも苦しいものかと思いました。自分の夢が何か分からない時は、あんなに夢が持てたらきっと素晴らしい人生になるものだと信じて探していたのに。夢のせいで今はこんなにも悩み苦しいものになってしまっていると感じてしまっていたのでした。

小さな目標で意識が変わった

人生は一度しかない。どうせなら大きな夢を持った方が良い。それは、確かなことかもしれません。でも、大きな夢は、そう簡単には達成できるものではないから圧倒されるものです。

人生の時間は限られている。その限られた時間の中で多くを成し遂げなければいけないのです。僕のように周りと比べて、気後れしてしまうのも分かるし、プレッシャーを感じて焦ってしまうのも凄く分かるのです。

あれから、僕は不安になっては迷い、後悔しては立ち止まってばかりを繰り返していたんです。先ほどは、その時の気持ちを書いてみたんです。

今の僕自身であっても、その気持ちは凄く共感できてしまう。やはり、夢を持って進んで行く中で、不安にもなるし迷ってしまうものなです。その中で、乗り越えていくために出来ることは、前に進んでいると実感することではないかと思います。

あの時の僕が、夢に向かって前に進んでいると思えていたなら、あそこまで後悔していないし、迷ってもいないのではないかと思います。その後の僕は焦ってばかりいて、居ても立っても居られなくなって、道を踏み外したような訳の分からないことをしたり、ひとりいじけては何もしなくなっていました。でも、そうなると、余計に前に進んでいると実感できなくなっていたのでした。

過去を振り返った時に、自分が夢に向かって希望を持ち、毎日がワクワクして楽しい時期があったのを思い出しました。その時の僕は、まだまだ駆け出しで、考え方も未熟だったかもしれません。かつての夢は、一流の料理人になることだったのですが、その時の目標は、じゃがいもをどれだけ早く綺麗に皮をむけるのかだとか、どれだけ、鍋を綺麗に早く磨けるのか。どうしたら、先輩の動きを先読みして期待に応えられるのか。そう言うことばかりを考えては目標にしていたのでした。毎日、毎日、小さな目標を持って望んでいた訳です。

じゃがいもを早く剝けたからと言って、一流の料理人になれないと思い、何もしないのは、大きな夢に圧倒されてしまっているんです。だって、綺麗に早くじゃがいもを剝ける先に、一流の料理人があるからです。一流の料理人に、じゃがいもの皮を無茶苦茶に剝く人はいないからです。

結局は、夢に向かって進んで行くためには、夢を叶えていくためには、ひっとつひとつ出来ることを増やしていくしかないんです。何もしないよりは、全然良いものに変わるはずです。

ある方が、目標や夢、悩みや困難も全てにおいて、細分化して物事を見なさいと仰られていました。細分化とは、細かくものを分けていくことです。そのことを聞いたとき、僕の意識は変わりました。どんなことも、細かく分けて考えることが出来るようになりました。

例えば、はじめてハンバーグを作るにしても、美味しいハンバーグを作りたいと考えても、どうすれば良いのか分からないものです。それを細分化してみると、美味しいハンバーグを知る。材料を調べる。作り方を学ぶ。実際に作ってみる。これを繰り返していけば、いずれ作れるようになるわけです。そうすると、手をこまねくしか出来なかったものが、今すぐにでも始められる目標に変わっていけるのです。

今の僕は、大きな夢を持っています。多くの人のバイブルとなる本を出版するこです。その為に、小さな目標をたくさん見つけることが出来たのです。それが、僕にとって、迷いなく進める道しるべのように見えるのでした。

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メルシー

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