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「与える」姿勢でいよう

与えるから、与えられる

「与える」という言葉を聞いた時に、どこか抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれません。実際に、僕自身が与える側の立場になったことを考えると、少し上から目線であるように思えて、おこがましく感じるからです。

ですが、実際にものを与えるという意味だけのように思える部分があるかもしれませんが、今回お話させて頂くのは、ものを与えることも含めて、言葉や態度の部分においてであり、相手に伝えることの部分であり、思いやりややさしさを与えることなのです。

僕自身は与えるというよりも、プレゼントすると考える方が、とても好きなんですけど。

相思相愛という言葉があるように、お互いがお互いを想い合うことは、お互いがお互いに、思いや気持ちを伝えるからこそ、成立するものであるのです。どちらかが、一歩的に思いを伝えてみても、それは相思相愛とは言えないのですから。

僕は、長い間、人間関係に心から悩まされていました。それは、明かに僕は、人に対して心を閉ざすようになってしまったからでした。人に、自分の正直な気持ちや思いを伝えられずにいたのです。

考えてみれば、そんな人に、誰が心をひらくでしょうか。人は分からないものに知らず知らずのうちに恐怖心を抱いてしまうものだといわれています。何を考えているのか、どんな思いでいるのか分からない相手に、誰が自分の気持ちや思いを話すでしょうか。

だから、僕は相手の考えていることやどんな思いでいるのかが、全く持って理解できなかったのです。ですので、価値観の違いに大きな隔たりが生まれてしまうのでした。だから、すれ違いばかりを繰り返していたんだと思います。

つまり、自分から歩みよらなければ、どんな人であっても近づいてはくれないのです。

幸せな人間関係であるために

言えば、僕は、自分の心は開きたくないという言動や態度であるのにも関わらず、良好な人間関係は築きたいと願っていたのです。辛い思いや悩ましいことは、どうしても避けたかったんだと思います。あまりにも人間関係に失敗ばかりしていたから、人に傷つけられるのが怖くて、人を傷つけるのが怖くて。そうした僕は、常に受け身の態勢だったのでした。

だからなのか、相手の素っ気ない態度を感じとっては、やっぱりねと肩を落とすのです。心を開けば、自分も開くのにって。どうして、あの人はこれをしてくれないのか。なんであの人は、僕のことを信用してくれないのか。そんな風に感じることばかりでした。ですので、当時の僕は嫉妬深く、執着心の強い人間であったのです。

先ほどのことからも、受け身な姿勢でいても、与えなければ与えられないのです。いくら、待っていても、お互いの信用が築かれるものではないのですから。

僕は、ある方にとても感謝していました。いつも、僕のことを気にかけてくれていたからです。いつも失敗ばかりで落ち込んでいても、ちゃんと前を向けるようにフォローしてくれていたんです。凄く良い関係だったと思います。

ですが、僕は感謝の気持ちをなにひとつ伝えませんでした。それすらも、あの人だったら、分かってくれていると、高を括ていたんです。感謝の気持ちなんか言うと、照れくさいし、ちょっと馬鹿にされそうで抵抗があったんです。単純に人に自分の気持ちを伝える勇気がなかっただけなのかもしれません。

いつも、その人の優しさに甘えていただけでした。その方の人の良さに付け込んでいただけでした。その結果、いくら優しさを伝えても、何も返ってこない人間だと思われて、嫌われてしまったのです。陰口まで言われてしまっていたのですから。

人間関係において、お互いに相手の本心はもちろんのこと、何を思っているのか、何を考えているのかなんて、全てを理解することなんて出来っこありません。完全には分かり合えないものなのです。

だからこそ、自分の気持ちは伝えなければ、分かってはくれません。伝えるときも、ちゃんと受け取ってくれるものだと信じていないと言えません。確かに、自分の気持ちを伝えることは、勇気がいるものです。ですが、自分の気持ちを伝えないと、相手の気持ちは返ってきません。与えない与えられないものなんです。お互いに信頼関係で繋がりたいのなら、与える姿勢でいる必要があるのです。

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