不平不満に見え隠れしているもの

自分の中の不平不満に対処できなくて

このところ仕事が山のように積み重なってしまったり、スケジュールが無理やり詰め込まれてしまったせいなのか、疲れが溜まってしまっているような気がします。そのせいもあってか、かなり気持ちもナイーブになってしまっている。

そうなってしまうと、僕は必ずと言っていいほど、自分の中で不平不満が止まらなくなってしまうのです。

不平不満が良くないことは、重々承知しているつもりです。だから、そんなことを誰かに聞かせてでもしたら、たちまち、自分の評価を落としてしまうと思います。絶対に愚痴を人に聞かせまいとしています。そもそも、不平不満なんて考えること自体が良くないこと。だから、そんなことを考えてしまう自分を毎度のこと見損なってしまうのです。そうしたことも、気分が落ち込んでしまう原因なのかもしれないと考えているのです。

それでも、不平不満が自分の中で沸いてきてしまうのは、今でも、色んなことを自分に我慢させてしまっているせいだからだと、反省もする部分があります。

そんな状態に、ずっと対処できないで困っていたんです。勝手に湧き上がってくる不平不満を抑えることも、解放することも出来ないでいたのでした。

不平不満に見え隠れしているもの

そんな自分を客観視出来たことがありました。知人に凄く不平不満を口にする人がいたからでした。その方は、いつも会社や社会に対して不平不満を口にするのです。随分と長いこと同じ会社に勤めているのにも関わらず、出てくる文句を聞きながら、僕はこう思ってしまったんです。そんなに嫌なら、自分で変えようとすればいいのに。あるいは、辞めてしまって、自分にあった会社を探せばいいのに。

遂に、僕も業を煮やして言ってしまったんです。「だったら、うちの会社で働いてみない？」その方はとても喜んでいました。早速、勤めている会社に退職したいという話をすると言って、その日は別れました。ですが、いつまで経っても連絡がないのです。こちらから、状況を知りたくて連絡してみると、まだ会社には何も伝えていないとのことでした。そして、またあれこれとすぐに会社の不平不満を口にしたのでした。その時に、気が付いたのです。この方は、会社を辞める気はないんだということ。では、どうして不平不満を言うのかが、疑問になりました。

そして、よく考えていくうちに、あれだけの不満を抱えているのにも関わらず、何か行動もせずに、ただ不平不満を口にしているだけなのは、自分に自信がない表れではないかと思ったのでした。

人の振り見て我が振り直せというように、自分を省みたんです。僕の中で不平不満が沸きあがってくるのは、やはり、自分に自信が持てなくなってしまっていたんだということ。そして、自分の中にあった、プライドの高さでした。

何気なくて同じような毎日の中でも、嫌な出来事は起きてしまうし、失敗だってしてしまうものです。その度に、自分自身を許せないでいたんだと思います。でも、それを認めることも出来ないでいるのです。だから、不平不満で、自分の中の気持ちを誤魔化していたんだと思うのでした。

僕が、どれだけ他人の評価なんか気にする必要はないと思っていても、未だの拭い去ることが出来ずに、周りの評価を気にしているのです。それも高評価を求めているのです。結果、それが自分の自信を持てなくさせてしまって、上手くいかないことを周りのせいや社会のせいにしてしまっていたんだということです。

自分の中の隠れている本音に気が付くことが出来たことで、そんな自分を受け入れることが出来たきがします。

自分に自信を取り戻すことや、自分の中のプライドを捨てることは、そう簡単に出来るものではないけれど、課題がなんなのかが分かっただけで、自分に優しくなれたし、やるべきことも分かったような気がしました。

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