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普通を望んでしまう自分にさようなら

成功すると嫌われる理由

ある事業を成功させた方の自宅に招かれたことがありました。自宅の中には、見たこともないような絵や掛け軸といったもの、いかにも高そうな置物もおいてあり、値段を聞くとびっくりしました。

しかし、僕は疑問に思ってしまったのです。どうも、自宅の外見と中においてあるものがミスマッチしているのです。僕は、図々しくも聞いてしまったのですが、どうして家は建て直さないのですか?※失礼にもほどがある。(笑)

その方は、嫌な顔もせずに優しく教えて頂きました。「私は、地域住民の方に大変お世話になりました。その中で、自分だけ豪邸を立てると、反感を買ってしまうからなんです。」と。

「なるほど!」僕にも似たような経験があるものだと思い出しました。

小学生の頃、僕は中学受験するために、塾に通っていました。僕は、嫌々ながらも頑張って、偏差値は低くはありますが、ある私立中学校に合格したのです。僕は嬉しくなって、小学校の友達に話しました。

しかし、次の日から、小学校の友達が、みんなよそよそしくなったのです。無視する子もいました。だから、すごく落ち込んだのを覚えています。だから、その成功された方の話に凄く共感できました。

みんなが静かにしているときに大きな音をだすと、みんなが静かにしているのだからと、怒られるか白い目で見られる。

突然の雨がふって、みんながずぶ濡れになっているのに、偶然自分だけ傘をもって差していたら、ずるいと言われる。ただ、天気予報で雨が降るかもしれないと言っていたから持ってきただけなのに。

同じように、自分がキラキラと輝いてしまうと、誰かが明かりを消せと言われ、嫌われるのです。とても、単純なことなのです。運動会の練習のように、みんなと同じ動きをしていれば、批判されることもない。嫌われないようにするには、大勢のなかに埋もれていればいいのです。


無意識に普通を望んでしまう

誰かに嫌われるなんて、嫌なことに決まっています。嫌われることに恐怖を感じ、僕らは無意識に普通を選んでしまっている。

もう一つ思い出したことがあります。僕は、あるゲームソフトが欲しいくて、必死になってお小遣いを貯めたことがありました。みんなが駄菓子屋で好きなお菓子やジュースを買っているときも、僕はいっぱいいっぱい我慢しました。だから、友達の中で誰よりも先にそのゲームソフトを買ったのでした。しかし、みんなはこういうのです。「そのゲームはつまんない。」そうやって、友達の中で、誰もそのゲームを買う人はいませんでした。だから僕は、そのゲームをすぐにしなくなり、みんなと一緒に駄菓子屋にいき、お菓子やジュースを買うのでした。

これは、大人になると、更にエスカレートします。陰口や誹謗中傷を受けます。酷い時には、粗さがしをされ、ここぞとばかりに攻撃されるのです。

僕は、つい最近まで、そういったことで悩んでいました。僕の会社は、コロナ中でも、運よく影響を受けることはありませんでした。そこを良く思われなかったのか、どんな時でも明るく勤めていようとしてたことに対して批判されたのでした。他にも色んな部分から、リアルで注意されました。

そのことにずっと落ち込んでいました。何をしようとしても楽しくありませんでした。意欲的に行動しようとしていた気持ちが、急に消極的になってしまいました。これは、僕自身が自ら成功することも幸せになることも放棄してしまう行為だったと反省したのでした。


だから自分を優先する

僕はこの経験を、乗り越えないといけません。子供の頃のように、自分の輝きを自ら消してしまう行為はしたくありません。しかし、こうしたことは間違いなく存在し、素晴らしい人生を歩もうとしたときに、避けられないことなのかもしれません。

しかし、そういった人たちを否定するのは、間違っていると思います。だから、反応しないことが一番です。そのためには、自分との信頼関係が何よりも大事になってくるのだということです。どちらを信じたら良いものかと天秤にかけたときに、真っ直ぐ自分のことを信じてあげられるように。

自分を受け入れるのです。自分を優先させる思考を身に付けるのです。力強く生きなければいけません。どんなことがあっても、輝きを失わないくらいくらいに。こうしたことは、決意と意識次第なんです。自分という可能性は計り知れないものがあるのですから。

自分が色んなことから屈してしまい、自分自身が成功することにも幸せになることにもブレーキをかけていることは、よくあることかもしれません。そこを自らの力で振り払うことが出来たら、どんどん自分を成功にも幸せにも導いていけるものだと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー



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