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人間関係の問題を解決するためには
僕らは人間関係の中で成長していくもの
人は人間関係を築いていく中で、自分を成長させていくものです。人の人生を辿ってみると、赤ちゃんの時は、両親との人間関係の中で、愛情の受け取り方や与え方といったものであったり、性格を形成したりしながら成長していくものです。そして、幼児期には、幼稚園や保育園といったもので初めて家族以外の人と人間関係を持ちます。そこで、ルールを学ぶことや我慢することを学んだりして社会性を身に付けるのです。小学生になれば、対人関係の視野は一気に広がります。このように、大人になるにつれて世界はどんどん広がっていき、人間関係もどんどん複雑になっていくものです。
そうした中で、人間関係で悩み解決していくことで、人は成長していけるものだということです。
本を読んでいると、アドラー心理学では、人の悩みは、全て対人関係の悩みに行き着くものだと書かれてありました。実際に、家族であり、会社であり、友人であり、周囲の人と良い関係を築けていると、人生はうまくいっていると感じ、幸せを感じるものです。ですが、その逆になってしまうと、落ち込んだり、イライラしたり不安を強く感じたり、感情的になったりします。
人間関係の問題を解決するためには
僕自身を振り返ってみると、人間関係の問題を解決するために大事なことを理解することができます。僕は、かつて飲食業界で、比較的大きな会社に勤めていた頃がありました。従業員は総勢30名以上いました。その中で何度かチャンスを頂き、チームリーダーに挑戦する機会がありました。
その時に、チームのひとりが弱音を吐いたり、投げやりなことを言う人がいたんです。それを聞くと、僕はどうしてなのかモヤモヤしたり、何故かイライラした気持ちになっていたのでした。その人のことを苦手に感じ嫌いになっていました。相手の方も、僕の気持ちを感じ取ったのか、感じ良く接してはくれませんでした。
チームとしてはまとまりたい。何としても結果を残したい。でも、チームはまとまらず、僕は思い悩みました。その時、自分の実力が足りないからだ、人としての器が小さいからだ、努力不足ではないのか、色々と悩んだのです。
でも、そうじゃなかったんです。どうしてチーム内の人間関係が上手くいかなかったのか。何が悩みの原因だったのか。
結論から言うと、僕自身が僕を否定してしまっていたからです。
僕自身がチームリーダーとして、挑戦していくうえで、弱気になり弱音を吐くことを、否定していたんです。それは、リーダーとして許されることではないと思い込んでしまっていたから。
自分の中にあるネガティブな自分を受け入れることが出来ずに、強く否定していたから、チームのひとりが弱気になり弱音を吐くと、受け入れることが出来ずに、モヤモヤしたり、イライラしたり、拒むことによって、人間関係が上手くいかなかったというものです。
これを理解したのは、ごく最近のことです。今では、弱気になりそうな自分や弱音を吐きたくなってしまう自分を許すことが出来るようになりました。
そうだよね。時には弱気にだってなるよね。弱音だって言いたくなるよね。そういう風に、自分に寄り添うこと出来るようなったことで、自分を受け入れることが出来るようになったのです。だから、僕が今勤めている会社のスタッフが弱気な態度や弱音を言っても、否定せずに寄り添うことが出来るのです。その部分では、人間関係は随分と良好になりました。このことで、僕の人生は大きな前進となりました。
つまり、何が言いたのかというと、人間関係の問題を解決する上で、根本的な解決のカギとなるのは、自分と自分との関係にある問題を解決していくことなのです。
これは、見方を変えると、人間関係の悩みというものは、自分自身の問題を反映させたものであるのです。自分という人間を成長させるのには、人としての器を広げていくのには、今、自分が抱えている人間関係の悩みを解決していくことで、より人としての成長が望めるというもの。
自分を受け入れた分だけ、人を受け入れることが出来るです。
人を受け入れた分だけ、自分を受け入れることが出来るのです。
これを理解して欲しいと願っています。そして、今、目の前にある人間関係の悩みを、逃げずに向き合おうとする勇気の後押しになれたら嬉しいです。
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メルシー
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