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逆撫でする言葉たちとどう向き合いますか?

人の気も知らないで

人の気も知らないで、投げつけられる言葉があります。こちらが、どんな思いでいるのか、お構いなしなんです。僕が不安いっぱいなのを知らずに、「それくらい大丈夫だよ。」と、言ってくる。僕が焦っていることも知らずに、「もう少し落ち着いた方がいいよ。」と、言ってくる。僕が今、大変な状況で必死になっていることも知らないのに、「もっと、頑張りなよ。」と、言ってくる。僕の本心も状況も知らないのに。言ってくる本人は励ましている気になって、満足げな顔をしているのです。疲れている時は、そうした言葉たちが余計に堪えるのです。

それでも、耐えられない

確かに、人の気なんて知れたものではありません。人の心まで正確に理解するのは不可能なんですから。人を判断するのに、予測でしか測れないのです。想像するしか思いやれません。決めつけで、ものを言うしかありません。だからこそ、人の気も知らないで逆なでする言葉を対処する方法は、ただただ、聞き流す事しか出来ないのです。

だからと言って、我慢出来ないこともあるのです。

僕はかつて、精神を壊してしまいました。もっと頑張りたかった。自分の夢を本気で叶えたかったから。だから、自分のことをなりふり構わず、追い込み過ぎてしまいました。本当のに苦しかった。限界をとっくに超えてしまい、自分の命も投げ出すほどでした。

気が付いた時には、精神病院に入っていました。お医者様から、重度のうつ病だと告げられたときは、信じられませんでした。まさか、自分が精神を壊してうつ病を患っているなんて思いもしなかったからです。必死に抵抗したのですが、それも叶いませんでした。病院のベットの上で、自分がおかしくなったことを認めざるをえなかったのです。それは、夢が人生の半ばで潰えてしまったことも、同時に認めることでした。

とても受け入れられないほどの悲しみと、耐えられないほどの虚しさを感じるのでした。

そんな時に、色々と言われたのです。

「人生の夏休みだと思って、ゆっくり休みなよ。」
「また、頑張ればいいよ。」
「頑張って、はやく治しなよ。」
「すぐに取り戻せるよ。」

それから、僕の断片的な部分の姿だけみては、安易なアドバイスをしてきたりされました。例えば、うつ病にかかる人は真面目な人がなるものだよ。もう少し気楽にしなよといったようにです。、僕をこうだと決めつけて、優しい言葉をかけてきたりしたんです。そのどれも受け入れられる言葉ではなく、当時の僕にとっては、逆撫でするものばかりで見過ごすことができないものでした。

僕は逆上して、大切な人も含めた沢山の人の心を傷つけてしまったのでした。

逆撫でする言葉達によって傷ついた心と人を傷つけてしまったという後悔が、その後の人生に重くのしかかってきたのでした。

でも、今となっては、分かるのです。誰一人として僕を傷つけるために行ったわけではなく、僕の為を思ってくれた言葉であったことをです。

何を学んだのか

だから、僕は学ぶ必要があったのでした。いくら相手の為になると思ったことでも、その人のことを真剣に考えたものであっても、勝手に憶測して簡単に分類したり、定義づけしたり出来ないものだということ。誰であっても、複雑でデリケートな存在であるということをです。

そして、もうひとつ大切なことがあります。それは、自分自身をも勝手に定義づけしたり決めつけたりしないこと。そもそも、逆撫でしてしまうように捉えていた原因は、自分自身にあったのです。自分自身を決めつけてしまうから、人から言われる言葉に、自分でも予想以上に心が揺らいでしまうのです。

あの時、僕は自分の人生が終わってしまったと決めつけてしまったのです。自分がもう二度と立ち上がることが出来ないものだと、僕自身が決めつけてしまったのです。だから、どんな言葉もネガティブに捉えてしまい受け入れられなかったのです。

人の言葉を聞いて、逆撫でするような言葉に聞こえるのなら、自分の心を見つめ直す必要があります。それは、自分自身が自分をもしくは、相手を決めつけているからだということです。やはり、見直すのは自分の心の在り方だったということでした。

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