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何事も見かけほど良くも悪くもない
隣の芝生はやっぱりよく見える
今年のはじめに、掃除機を購入しました。あれやこれやと下調べして、これだというものを、思い切って買ってみたんです。いざ買ってみると、使い心地も悪くなく、僕の中では満足いくものでした。
ところが、ついこの前、たまたま電気屋さんに行き、掃除機を何気なくみていたら、新商品が出ていたんです。それを見た瞬間に、急に自分の持っている掃除機に満足出来なくなってしまったんです。
隣の芝生は青く見えるではないですが、僕はすぐに比較してしまうのでした。そして、やっぱり向こうがよく見えてしまうのです。
こうしたことを繰り返し打ては、自分を落胆させてしまうのでした。
どれだけ、努力したとしても、他の人のほうががんばっているよいうに感じます。他人の家庭が、とても順調そうで豊かにみえます。そして、羨ましく感じるのです。誰かが旅行にいけば、とても楽しそうに思えるのです。人生を思いっきり楽しんでいて羨ましいって。人と自分を比べては不足感を感じるのでした。
どれだけ、隣の芝生は青く見えるものだと分かっていても、やっぱり、隣の芝生は青く見えてしまうのです。
何事も見かけほど良くも悪くもない
かつて僕は、人から雇われている間は、いつまで経っても、自分は満足できないものだと感じていました。独立した人の話を聞けば、その方がどれだけ大変なのかを仰っていても、充実しているじゃないか、楽しそうじゃないかって、羨ましく思っていました。
自分が自由に自分らしく生きるのには、独立しか方法はないものだと考えるようになっていたのです。
しかし、今こうして独立して、小さな会社ですが、ひとつの会社を運営していくのは、とても大変なものです。自由というものは、全く持って無くなります。なんなら、家に帰っても休日をどこかで過ごしていても、仕事のことが頭から離れることはありません。時には休みだと言ってられない時だってあります。会社運営ためなら、自分らしくないとか文句言う間う余裕もありません。毎日必死で、やることもどんどん増えていきます。
かつての自分が思っているほど良いものだとは感じませんでした。理想ばかりで、あまりにも見えていない部分があり過ぎて、自分でやってみて、はじめて理解すること出来まました。
話は電化製品の話に戻るのですが、ハンドミキサーを購入したんです。それも会社用と自宅用。会社用はいつも利用するので、思い切って新商品を買いました。自宅用はさほど使わないので、もったいないと思い、型落ちの安いものを購入したんです。そして、両方使ってみて初めて感じました。
どちらも、使いやすく満足できるものだったのです。先ほどの掃除機のように感じたのは、実は僕自身の思い込みでしかないということです。実際は、このハンドミキサーのように、少し、型落ちしたからと言って、使い勝手が不便だとかはないのです。だって、現代において、電化製品の技術は驚くべき進歩を遂げているのですから。買ってみたら、どの商品であっても不自由なく満足いくものであるものです。後は、自分のこだわりにあっているかどうかの問題。
つまり、何事も見かけほど、よくも悪くもないというものです。あっちが良いと思っていたものも、実際は、想像を超えることはほとんどありません。こっちがよくないものだと思っていたものも、実際は、そこまで悪いものではないのです。
足りない意識をどう減らすのか
実際に経験したから分ったのです。本当に隣の芝生は青く見えるだけだってことです。何事も見かけほど良くも悪くもないものだということ。だから、それは自分自身の心の問題だと言えるのです。
自分には足りないという意識が強いこと。それでは、どれだけ満たされていても決して、満足できないものです。だから、人と比べてしまう。自分には何もかも足りてないんじゃないかって不安になるから、安心したくて、他人を意識しては除いてしまう。
しかし、意識は自分の足りない部分に向いてしまっているので、どう頑張ったって、お隣さんがよく見えてしまうのです。それでは、羨ましさしか生まれないのです。
足りない意識を変えていくのには、自分を満たしてあげること。それには、感謝の気持ちを僕の中で育てていくのが大切だということに気が付くことが出来ました。
自分に足りないものを見ていくのか、自分が満たされていくものを見ていくのか。自分で何度も意識し直していけばいいんんです。感謝の気持ちは、自分の中で大切に育てていくものであるからです。
感謝は心の中にある小さな小さな明かりのようなもの。それが消えてしまわないように、いつも気にかけては、大事に大事にしていくものだと感じました。
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メルシー
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