迷いながらでも歩んでいこう
正解が分からない
「人生をやり直したい。」これまでに僕は、何度もそう思っていました。
人生をリセット出来たら、どんなにいいことかと、そんなことばかり、よく浮かんでくるものでした。
でも、人生って正解がないんです。
だから、時々、思い切って失敗することもあるし、自分の思い描いた未来とは、全然違う方向に向かってしまうこともあります。
更にいうと、人生は、そんな僕らに対して、問題を投げかけてくるものなのです。
自分はいったい何なのだろうか?
自信を持つにはどうすればいいのだろうか?
ありのままって言うけど、ありのままってどういうことなのか?
将来は何も約束されたものがないのに、
どうすれば、不安にならずにいられるのか?
豊かな人生を歩むには、一体何から始めたらいいのか?
あなたの長所を教えて下さい?に上手く答えられない。
キャリアって何?幸せって何?
こういった問いに、もがき苦しみながら、自問自答するも、なかなか答えを導きだすのは難しいものです。そうした中、自身が行動を起こした何かがきっかけで、答えが見えてくるものでもあるような気がします。
しかし、答えは、これだと思っていても、確かなものになり得ないのです。
人は皆、時と共に、変わるものだからです。人だけでなく、あらゆるものもです。子供の頃は子供の時の問いがあり、20代には、20代の時の問いがあります。そうして、30代は30代、40代、50代、60代、70代、80代、90代と。人生のステージが変われば、それぞれのステージで、社会や時代の流れの影響を受けて、人生の問いも、変化していくものなのです。
つまり、人生の問いは永遠に続くのです。その中で常に正解が出せるなんて、とても不可能に近い気もします。もしかすると、正解なんかどこにもないのかもしれません。
もがいてもがいて分かったこと
その中で、みんな必死になって、答えを求めてもがいています。
僕も同じでした。
それは、自分の可能性を広げていきたい。みんなから認められたい。みんなから求められる存在でありたい。そう願ってきたからでした。
それが、人生が進むに連れて、苦しくなってきたのです。僕にとって、人生の答えを見出すための、きっかけをどうしても見つけ出すことが出来ませんでした。
きっと、それは、僕の能力不足や怠慢のせい。もっと、意識をしなくちゃいけない。もっと、血みどろになって、努力しなくてはいけない。
説明が抽象的で分かりにくいですが、自分が何者かを見出すために、お金を稼ぐ、仕事で成功することで、そうした人生の問いの答えが見えてくるのではないかと思い、必死で働いたのです。
しかし、どちらも、そう簡単に手に入れることはできないし、何か変わるきかっけは見えてきませんでした。
時代が見えていないのかも知れないと、必死になって、今の時代に追いつけと学ぼうとしました。その為に、難しい本や話しに食らいつき、SNSも手当たり次第に手を出すのでした。だけど、時代の風景を見渡せば、見渡すほど、答えが分からなくなってしまうのでした。
終いには、日々に追われるようになり、日常が手に負えなくなってしまったのです。自分のことを考えることすら、辞めてしまいました。
そうした日々の中で、僕は、何もしていない、何も出来ない感覚になっていしまい、不安になり、不満を抱き、僕自身の感情も、見失ってしまったのです。
僕は、そのことが後悔につながり、精神を大きく消耗し、人生の歩みを止めてしまったのです。再び歩き出すのに、凄く苦労しました。
人生をリセットしたつもりで、思い切って踏み出し、ようやく歩き出せたようになれた時に、少しだけ分かったきがしました。
マイペースでいこう
人生にとって、答えのない問題を求めていくことは、大きな成長に繋がるものになるということです。
自分が何者なのかを知ろうという力、自分を導こうとする力、自分を支える力は何よりも、生き抜くエネルギーとなって、自分を活かしてくれるものになるということ。
だから、迷いながらでも、人生を歩んでいくことが大切なのです。
いつか、自分が求めている答えに辿り着けると信じることが大切で、自分を見放さず、諦めずにいくことです。
先ほど確かに僕は、人生の問いに答えはないといいました。しかし、自分を納得させる回答は出来ます。自信がなくてもいい。間違ってもいい。そうやって、何度も何度も自問自答を繰り返しながら、生きることが必要なんだと思うのです。
少しぐらい歩むペースが遅くなってしまってもいいじゃないですか。
どんなに回り道をしたっていいじゃないですか。
一歩一歩自分のペースで行きましょう。
雨の日は、少しぐらいさぼったって大丈夫です。
歩むペースが遅いからこそ、見える景色もありますから。
回り道をしたからこそ、見える景色があります。
ゆっくりと自分を育てるような感覚で毎日を過ごしていけたら、良いのではないかと今は思えています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?