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人に頼ることを恐れないで

過去の自分と今の自分の大きな違い

今の自分と過去の自分を比べてみた時に、圧倒的に今の自分の方が出来ることが多くなっているのです。確かに、僕自身が成長している部分があると自分を認められる部分もあります。ですが、たったひとつの認識を変えたことによって、僕自身が大きく自分の在り方を変えることが出来たんだと思います。

それは、過去の僕は自分は一人で生きていると思っていたこと。それが、今の僕は、周りの人たちのおかげで生きていると思えていること。この違いなんです。

その思いこそが、僕自身を大きく変えることが出来たのです。

過去の自分を振り返ってみた時に、自分が強く感じていたことがありました。それは孤独感です。子供の頃の出来事がそうさせたのかは分からないけれど、いつもどこか孤独を感じることが多かった気がします。

なんだかんだ言っても、結局のところは、ひとりなんだと思わされることが多かったんです。ですので、いつかは自分ひとりでも生きていけるようにならないといけないと思うようになっていました。人に頼ることは甘えでしかないと自分に言い聞けせていたんです。

一人で生きていると思い込んでいると

人に甘えてはいけないこと。そう思いひとりで何でもかんでも一人でやろうとすると、自分の無力さを思い知らさるばかりでした。出来ないことが多いことに気が付かされるのです。自分の力が思うように発揮できなかったり、いつまでも仕事が終わらなかったり。どうして自分ばかりがこんなにも上手くいかないものなのかと悩んでいました。

甘えてはダメなんだ。自分で何とかしないといけない。もっと、頑張らないといけない。本当に必死になっていました。周りの人が、とても余裕を持っ
ていそうに見えては羨ましく感じていました。自分だけがいっぱいいっぱいになっていたようにも見えていました。

あの時は、本当に必死になって頑張っていました。凄くしんどかった。なのに、全然上手くはいっていませんでした。

人に頼ってもいいと教えてもらった出来事

この頃、仕事においても、ひとりでどうにかしようともがいていました。僕は多くの仕事をひとりで抱え込むようになっていたのでした。

今日も、ひとり残って仕事を終わらせよう。

そう思い、会社のみんなが帰宅したのを見計らって、こっそりとその日残した仕事に取り掛かろうとしたところに、一人の先輩が戻ってきたんです。

「お前、ひとりで何カッコつけてんだ!」「だいたい、お前は自分の能力を買いかぶりすぎなんだよ。」「まだ、何にも出来ないくせに。」

そんなことを言われて、僕は戸惑いました。「何を言っているんだ、この先輩は!」と、とっさに頭の中で反発しました。自分のことなんかこれっぽっちも買いかぶったつもりはない。出来ないから、一人残ってやっているのに。どうして、そんなことを言うのか僕には理解することが出来なかったんです。

そんな風に反発していたのを、その先輩は察したのか、こう言うのでした。

「お前が、一時間かけてする仕事を、みんなで手分けしてやれば、へたすれば10分で終わらせることが出来る。中には、手が空いている人間もいる。お前が、何も言わないから、手伝えないだけなんだよ。」「お前は、がんばっているけれど、ひとりで空回りしているんだよ。何も嫌われているわけじゃないんだから。もっと、周りを信用して頼ってもいいんじゃないかって。」「ひとりで抱え込む必要なんかないんだ。寂しいことするなよ。」

そう言って、僕に終わっていない仕事を聞きだし、文句も言わずに手伝ってくれました。

確かに先輩の仰った通りだったのです。自分一人では大したことは出来てはいなかったんです。

頼らないことで周りに嫌な思いや迷惑をかけていたんです。心配かけてしまっていたんですから。その時から、早め目に頼るように心がけるようになりました。

そして、この時はあんまり理解することが出来ていませんでいたが、僕自身が人の上に立った時に、ようやく気付くことが出来たんです。頼られることは思いの外、嬉しいことだということ。頼られないのは本当に寂しいものです。信頼されていないのかと思うと、凄く落ち込んでしまいます。

それに気が付いてから、僕自身も思い切って人に頼るようになれた気がします。

一人で生きているなんて、もう思わない

ひとりでだって生きていける。決して自分では、人に迷惑をかけていないと思いながら強がって生きていたんです。それは飛んだ思い違いをしていたのでした。

どれだけ必死になってやっていると言いながらも、きっと、何処かで誰かに助けられていたに違いありません。それが見えていなかったのです。自分だけが努力しているとうぬぼれていたんです。ただの見栄でしかなかったんです。だから、周りがみえなくて、感謝の気持ちさえ忘れてしまっていたのです。

だって、誰であってもひとりでは生きていけないものだから。人は支え合うことでしか生きていけないものだからです。

逆に、人に頼って生きている人は、そのことをちゃんと理解することが出来ているのではないでしょうか。人に頼るから、感謝の気持ちを実感し大事にすることが出来るに違いありません。感謝の気持ちがあるからこそ、また素直に頼れるものです。それに、人に頼るからこそ、誰かに頼られたとき、惜しみなく手を差し出すことが出来るのではないでしょうか。

僕自身が、そのことにようやく気付くことが出来たのです。そのおかげで、大きく自分を変えたきっかけになったし、人生がよりくなっていると感じられるようになれた気がするのです。

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最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も自分をご機嫌に。
メルシー

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