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感謝される存在から感謝する存在へ
感謝される存在になりたい
人から感謝されるような人間になりたかった。そうした方々に憧れもしました。こんな自分であっても、多くの人の助けをすることが出来れば、存在意義が認められるような気がしていたからです。
かつての僕は、いじめられたことがありました。その時ほど、自分でさえ自分が存在してはいけない人間だと思っていたんです。人と比べれば比べるほど、自分がちっぽけに見えて仕方ありませんでした。社会に何か役に立っている訳ではなく、周囲の人に対しては本当に迷惑ばかりかけていたからです。
だから、多くの人から認められるようになりたかった。自分が存在していいものだと思われたかった。自分の価値を証明しないといけないとずっと感じていました。そうやって、成功すれば、多くの人の役に立てるものだと考えていたのですが、それも上手くはいきませんでした。
結局、僕は理想の生き方であり、望んでいた自分になれていませんでした。思い描いた人生でもなく、不甲斐なさだけが、いつも、心に残ってしまっていたのです。
そんな自分では、感謝される存在になるのは、かなり難しいように考えるようになっていたのでした。
「ありがとう。」を伝えたら
感謝の気持ちが何よりも大切なことであると、本当にたくさんの本にも書いてあるし、多くの立派な人達が言っているのを、目にすることがあります。
感謝されたいと願っているのにも関わらず、そもそも僕は、沢山のことに感謝することが出来ているのか。そう問われているように感じることがありました。確かに、感謝の気持ちになることは、そんなに出来るものではありません。
かつての僕は、これが欲しいと思うと、手にするまで、執着してしまう性格でした。例えば、電化製品ひとつとっても、すぐに不便を感じると、新しいものを欲しくなってしまいます。買うまでは新商品が良いとか、この機能が付いているものが良いと言っている割には、手にしてしまうと、当り前になってしまって、興味を失ってしまうのです。人は失って、そのものの大切さに気づくものだと言われています。当たり前にある物には感謝しにくいものだというのです。
もうひとつ、感謝について感じることがあります。それは、僕自身が時間に追われていたり、何かに引け目を感じて気持ちが焦ってしまうときは、日頃から感謝したいと意識していても、その時はすっかりと忘れてしまっているのでした。
また、調子が良くて、自分の中で勢いを感じている時。あれもしたとかこれもしたいとかやりたい欲に駆られているとき。そうやって気持ちが前のめりになっているときも、感謝の気持ちを忘れてしまっているのです。そうしたことから、感謝しなければいけないと自分にしつこいくらい言い聞けせた時もありましたが、これもまた、感謝する気持ちが重荷に感じたり、面倒に感じたりしてしまうのです。
確かに、感謝の気持ちの意識が足りないとは自覚しているのですが、感謝されることは難しいものですが、感謝することもまた、なかなか難しいものだと感じるのでした。
そんな時に、何でもない日に、ふとした瞬間、感謝の気持ちが生まれました。何がどうで何があった訳でもありません。
僕はそのまま、伝えました。
「いつもありがとう。」
すると、
「こちらこそ、いつもありがとう。」
感謝の気持ちが返ってきたんです。
とても、あたたかい気持ちになって、感謝の気持ちでいっぱいになったのでした。
これまで、感謝させる人になりたいと、どんなに思ってもなれなかったのに、感謝の気持ちを伝えたら、感謝される人になれたのでした。
感謝される人は、もしかすると、何よりも感謝する人なのかもしれません。
そして感謝の気持ちを伝えたことと、返ってきた感謝の気持ちを受け取ったことによって、僕は自分の中にある感謝の気持ちを確認することが出来ました。
感謝の気持ちを伝えられる人こそ、感謝の気持ちを大切に出来る人なのかもしれません。
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メルシー
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