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目の前は愛に溢れている
今日のお話しはこんな風な視点を持っていたら、感謝の気持ちが持てるよねってお話しです。自分の中で感謝が足りなくなったかもと思う時に思い出してみて下さい。
なんでもかんでも
僕のお仕事は施設で朝昼晩と3食の食事を作るお仕事です。僕は料理の専門学校のから、寄り道はしたもののずっと料理に携わってきました。ですので、一品一品作るのに、これまでの経験やスキルを使って作ります。そして、なんといっても、僕なりに想いを込めて精一杯作っています。
これまで、決して自分でも人生が順調だったとは言えません。辛い時も苦しい時も、悲しい時もある日常の中で、必死に毎日料理を作っています。昨日もメニュー作成に一時間くらいしか睡眠がとれていません。それくらい真剣に毎日取り組んでいます。
きっと、皆さんも同じではないかと思うのです。誰かに喜んでもらうために、必死になって商品をつくったり、販売したり。サービスを提供したりしているはずです。
私は仕事をしていないから違う。そう思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではないのです。あなたが生きて生活しているだけで、生活に必要なものを作ったり、販売したりしている人など。そして、何かしらサービスを利用することで、そのサービスを提供している人の支えになっているのですから。
昔、テレビで観たことがあるのですが、僕らが、普段親しんで飲んでいる「おーいお茶」の開発と販売には、想像を絶するものがあります。
当時は、お茶も水も、対価を払ってまで購入する文化が、そもそもなかったこと。酸化しやすいお茶を美味しさを淹れたてのおいしさにするのに、研究に10年もかかったそうです。「おーいお茶」が僕らの手に届くまでに、たくさんの人の汗と涙が流れていたのでした。
こうした、苦労と思いが詰まったものが、日常には溶け込んでいるにのです。これこそ、僕は「愛」だと思うのです。そうなのです。今、僕らの目の前には、こうした愛が詰まったものが、無数に存在して溢れているのです。その愛をひとつひとつ感じていくと、感謝は生まれてくるものです。
先祖の想いを感じてみる
それから、僕ら自身も無数の愛の集合体なのです。お子さんがいらっしゃる方は共感して頂けると思いますが、子供の幸せを願う思いは計り知れないものがあります。
僕のひいおじいさんは、戦争に巻き込まれ、戦地に向かったそうですが、その時に家族の幸せ、子孫繫栄のためにということを出発する前に仕切りに話していたのだと伝わっています。さかのぼっていくと、御先祖様ひとりひとりがそういった、思いや願いが込められているのです。
そして、お先祖様はねずみ算式に増えていくものなので、10代さかのぼれば1024人。20代さかのぼれば104万8576人という計算になるそうです。これだけのたくさんのご先祖様の想いのバトンを受け継いで、今、現在僕らが存在しているのです。
人生をかえるには
僕は、これらの話を聞いた時に、愛を感じ感動したのを覚えています。そして、感動した時に自然に湧いてきた感情が感謝の気持ちだといわれています。
今の僕らが存在しているのが、誰のおかげかということ。そして、僕らが生活出来ているのは、誰のおかげなのかということ。それらを考えると、愛を感じ、感動することができ、感謝が生まれているのです。
僕は、そのことに気づくことが出来てから、人とのご縁を大切に思えるようになりました。それから、人生が大きく変わったようにも思えます。
人生にはこれまで気付かなかった美しいとも言える「愛」と呼べるものが、限りなくあるのだということ。
そこにこれまで気づかないでいたからこそ、自分を否定したり、嫌いになったり、無下に扱ってしまっていたのです。
こうした「愛」に気づくことで、人生に対する態度が変わるのです。だから、人生が変わったように感じるのです。
ほら、今あなたの目の前にも愛は溢れていますよ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー
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