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夏の終わりに 自然食ビュッフェレストランを訪ねて
夏の最終週。福島県田村郡三春町にある、ガーデンレストランSARARAに行ってきました。
ランチビュッフェレストランスタイルで「おいしい食事をゆったりと楽しめる」と話題の場所です。
三春といえば、滝桜やハーブガーデンなどで知られた観光地ですが、2018年3月に改装されて以来「食とショップ」を楽しむ場として密かに人気があります。
食べもの好きな人の間でも話題になっていたので、今回、思い切って出かけてみました。
私自身、十数年前に一度だけ訪ねた三春ハーブ園が、おしゃれな空間に生まれ変わっていたので驚きました。
この時季、山々に囲まれたガーデンレストランは、まだ日差しも強かったのですが、吹く風はどことなく初秋を感じることができました。
新鮮な地元の食材をふんだんに使った手作りの料理を、バイキングスタイルで提供していました。
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ビュッフェ?バイキング?
ビュッフェスタイルは、立食で食べ、食べた量に見合っただけ支払う方式だと私は理解していたのですが、ここでは、定額で好きなものを時間内に食べることができるので、バイキングスタイルかなと理解しました。
このご時世、レストラン内では食事時以外はマスクとディスポ手袋(配付された)を着用して料理を取り分けます。
店内は広く、席の余裕もあって衛生は徹底されていました。
正直なところ私自身、こうしたバイキングスタイルはこれまで苦手でした。
どんなにおいしい料理でも、盛り付けが雑になり料理を取り過ぎてしまい、器も味気なく感じていました。
食材に無駄が出やしないか衛生的か、などと余計なことも心配して、あまり好みではなかったのです。
しかし、ここは違ってました。
料理は全種類、少量ずつキッチンから新しくでてきます。奥のキッチンでは、その都度仕込みをしながら調理している様子が見えてきます。
キッチン内が良く見えると、衛生的に取り扱われている様子も伝わってきて、安心感が持てました。
器はメラミン質のトレーではなく、丸くくりぬいた木製のおしゃれな器や薄手の陶器です。そんなおしゃれ感も、よりおいしさを引き出してくれるのだと感じます。 料理は和食中心ですが洋も華もそろえられていました。
バイキングスタイルによくあるように、サラダバー、和・洋・華の料理が彩よくずらりと並ぶ。
メニューは、野菜の煮物、天ぷら各種、和え物、から揚げ、甘酢和え、ふっくらと焼き上げた焼き魚、野菜の炊き合わせ、大学芋、ポテトサラダ、自家製のお漬物、にんじんラペ、ひじき煮、レンコン和え物、ごま和え各種、自家製だし巻き卵、うどん、そば、特製カレーライスなど相当な種類です。
料理の名称は一般的でも、地元の新鮮な野菜や肉を使用して、全て手作りであるところは魅力的。
食材がよいから余計な油や調味料の使用量が少なく、素朴ながら想像以上においしいかったのです。
栄養があるなあ、体によいなあと感じつつ、同時に食事療法中の方々も選び方や分量に注意すれば十分に楽しめると思いました。
おいしいものは、新鮮な素材から・・・にはうなずけます。
季節ごとに採れる旬の地元の野菜を使用し、四季折々の料理で楽しみを頂ける。
バランス良く和・洋・華がそろっていて、老若男女ばかりか小さい子供まで安心して食べられます。
ここの料理は本物だと実感しました。
そしてデザートも全種類が手作りで女性には嬉しい。
一緒に行った、食にうるさい仲間たちの評価は
① 食材は地元の採れたて野菜を使用している
② 料理はその都度仕込みながら丁寧に作られている
③ 材料の組み合わせを見るとあまり捨てるところがなく無駄が出ない
④ たくさんの種類のおかずが少量ずつ一度に楽しめる
⑤ 品数が多いのに比較的安価
この五点は満足度が高いと、皆口を揃えての感想でした。
素材を活かしたバランのとれた内容なので「料理で勝負のレストラン」だ、ということで意見が一致しました。
聞くところによると、一皿ずつ季節の食材を使用して料理人が作る手作り。
多くのマニュアルやレシピを使用しない、料理人の腕を活かした作りになっているというのです。
料理の味や仕上がりが毎回微妙に異なるのも、外食を飽きさせないコツなのだと聞いて、さらに満足感が高まりました。
「本物を届けよう」といういう、レストランのコンセプトが伝わってきました。
ここでは、食事だけではなく各マーケットの組み合わせで運営されているのです。
レストラン以外にもベーカリー、カフェ、インテリア雑貨、ハーブグリーン、さらに新鮮野菜ショップ等などがコラボして出店しているので、特に若い人たちも楽しめるのだと思いました。
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帰りに、採りたての赤玉トマトと赤、黄、緑色の子供ピーマンを購入。トマトは太陽の味がよく、ピーマンは種ごと食べることができました。
そして、探していたハーブ、レモンバーベナの小鉢も購入できました。
食事以外にも楽しめる空間があったので、遠方から出向いた価値があったと思いました。
過ぎ去る夏、やってくる秋。
秋にはどんな食材でまた秋の味覚を楽しませてくれるのでしょうか。
楽しみです。
今回も最後までありがとうございました。
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