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「今日もお疲れさま」オンラインヨガに参加したら、自分の体を思いやれるようになった話

「肩凝ってるなあ…マッサージにでも行きたい…」

「私の体、歪んでるんだろうな…」

「いい加減ダイエット始めなきゃ…」

自分の体に対する、私たちの不満は尽きない。

テレビをつけても、ネットを見ても、「大丈夫?スルーしたらやばいですよ」を言わんばかりに煽ってくる健康グッズのCM。心当たりがあるから、つい真に受けてしまい「何か始めなきゃ…」と、焦ってyoutubeやSNSで検索。「これならできそう!」と思った動画を見つけて、ストレッチやトレーニングをしたら、いったん満足。「毎日続けよう!」と意気込むが、翌日にはすっかり忘れている…。

そう、私のことです。(笑)

しかし、私のような人は、少なくないのではないかと思います。実際に、周りを見渡しても、同じようなことをよく繰り返している人をちらほら見かけます。(笑)


そんな三日どころか一日坊主の私が、最近毎日ヨガやストレッチを行うようになりました。ふと気づけば、ストレッチをしていることに、自分でも驚いています。

そこで、今日は、一日坊主だった私が毎日心地よさを感じながら、ヨガやストレッチを行うまでに至った経緯を書きたいと思います。

私と同じようなご経験がある方の少しでもお役に立てたら嬉しいです。


ひょんなことから、オンラインヨガに参加することに

MENTには、ゆみやんというメンバーがいます。彼女は、MENTで働く傍ら、ヨガ教室を主宰しています。

ある日、いつものように朝会をしていると、コロナの影響でレッスンを自粛せざるを得なくなったことをきっかけに、オンラインレッスンを始めたことを話してくれました。

私は、長い間「ヨガをやってみたい」という思いはあったものの、やったことがありませんでした。レッスンに通おうと思い、何度か調べたことはありましたが、レッスン料は高いし、子供がまだ小さいため、通うのは難しいと諦めていました。

「新しい取り組み良いね!私もヨガやってみたいけど、まだやったことないんだよね。」

と私が何の気なしに言ったところ、

「え!よかったら、やってみない??URL送るから!」

とゆみやんが誘ってくれました。

そんなひょんなことから、私はヨガデビューが決定。

そして、送られてきたURLからWEBサイトを見て、私は唖然としました。

「え、安すぎらん?これじゃ、採算合わんやろ?」

すると、ゆみやんは

「いいんです。私自身が自粛で、もやもやしてて。みんな同じなんじゃないかなと思って。だから、内容もお布団の上でできるような、ゆるゆるのヨガなんで、時間のある時にきてくれたらいいな~って感じなんです」

と。

「いやいやいや。いい人すぎるやろ…」と思いながら、参加させてもらうことになりました。


記念すべきヨガデビュー

初めてのヨガレッスン。

いつも一緒に働いているときとは、別の顔のゆみやんを見れたのは、純粋に嬉しかったです。


そして、レッスンが始まりました。

まあ、予想以上の連発なわけです。身体の硬さはもちろんのこと、力もなかなか抜けない。

そして、何より呼吸が浅い!!

「吸って~~~、吐いて~~~。ふ~~~」

吐けば力が抜けるはずなのに、息が続かなくて、むしろ力んでしまう…。なかなか上手くできず、焦る気持ちでいっぱいになってしまいました。


そんなとき、ゆみやんが以前言っていたことを思い出しました。

「上手にできるかどうかは関係ないんです。『今日の自分は、ここまでできて、これ以上は難しいんだな』って気づくことが大切なんです

「そうか、今の私は、これができる範囲なんだな」

そう気づくと、少し肩の力が抜けて、ヨガに集中することができました。


そして、レッスンが終わるころには、凄い眠気が襲ってきていることに気づきました。

翌日ゆみやんに、

「終わった後の眠気がやばかったんですけど?!」

と伝えると、

「寝ちゃう人も多いんですよ~。風邪引かないように、気を付けてもらわないといけないんですけどね~。」

まじか・・・。寝る前のヨガ、そしてゆっくりと呼吸することの威力を感じました。

なかなか眠れないという方には、寝る前のヨガはとてもおすすめです。


それから、私は毎週水曜日と金曜日の夜、オンラインヨガのレッスンを受けるようになりました。


またまた、ヨガに参加することになった

ある日、MENTの小冊子make your rhythmのマインドフルネスを監修していただいているヨガ講師の田中裕子先生との打ち合わせがありました。

ヨガの興奮がおさまらない私は、オンラインレッスンに参加したことを話しました。

すると、先生から

「うちのひるよがにも参加してみて~!」

とまたまたお誘いをいただきました。(本当にありがたい・・・)

先生は、「はたよが」という働く人のためのヨガレッスンを提供されています。「はたよがのひるよが」は、コロナの影響で、在宅で仕事をする人が増えた今、そういった人たちのためにスタートされた取り組みです。平日の12時10分から15分間、毎日開催されていて、参加費はなんと無料。

なんでなんだ。ヨガ講師の人たちは、なんでこんなに奉仕の精神がすごいんだ。と驚いた私はすかさず、

「先生、レッスン料いただいていいと思いますよ」

とお伝えしましたが、

「ほかの人にもよく言われるんです。でも、誰にでも参加してほしいし、そこで自分の体のことに気づいたり、健康について考えてもらえたらって気持ちでやっているから。」

と話してくれました。

私も早速参加してみましたが、めちゃくちゃいいです。デスクワークの方は、参加しない手はないと思います。

肩甲骨周りへのアプローチが多いため、ずっとPCと向き合っている私には、どんぴしゃでした。1回15分のため、気軽に参加できるし、仕事の息抜きにもなってメリハリが出ます。しかも、ありがたいことに登録すればLINEで通知がくるため、「あ!忘れてた!」なんてことも防止できます。


一日坊主さんにオンラインヨガがおすすめな3つの理由

そんなこんなで、運よくお誘いいただいて、オンラインヨガに参加している私ですが、よくよく考えると、オンラインじゃないと続かなかったな…とつくづく思います。そこで、オンラインヨガがおすすめな理由をお伝えしたいと思います。


1.外出しなくていい

当たり前ですが、じつはとても重要なポイントです。外出には、やはり体力が必要です。まずは、「よし、いこう」とやる気を出し、そこから立ち上がり、着替えて、飲み物やタオルの準備をして。仕度がすんだら、家を出て、そこから、車なり自転車なり徒歩なり、あるいは公共交通機関を使い、会場まで向かわなければなりません。少なくとも、30分から1時間前から準備が必要だと思います。

それに対して、オンラインだったら「そろそろ時間だな」と思い始めて、着替えて、水分を用意して、あとは座って待つだけ。時間が来るまで、瞑想をして心を落ち着けてもいいし、はたまたいつも通りスマホでマンガを読んでもOKです。

外出には、時間も体力も必要ですが、オンラインであれば、最小限の準備でヨガに臨めるため、参加までのハードルがグッと下がります。


2.気を遣わなくていい

ヨガは、自分と向き合う時間。とはいえ、最初のうちは、やはり緊張して、周りが気になってしまうもの。

「知り合いではないけど、挨拶したほうがいいよね…?このポーズ難しい…。凄く無様な姿なんじゃないか…?もしかして、できていないの私だけ…?全然集中できない…」

超気にしいな私は、そんなことで頭がいっぱいになるのが、容易に想像できます。おそらく、みんな自分のことでいっぱいいっぱいなため、周りなんか見ていないし、自意識過剰なだけだとは思いますが・・・。

しかし、オンラインだったら、そんな気も遣わなくて済みます。


3.参加したいときにすればいい

個人的にとても有難いのが、お休みの連絡が不要なこと。私の場合、習い事が楽しくなくなってしまう原因は、「行かなければいけない」という義務感でした。

私が参加させてもらっている、ハコヨガ、ひるよがが、たまたまそうなのかもしれませんが、「参加できるときに参加してね」というスタンスは、とても気持ちがラクです。

その上、ハコヨガはレッスン料も驚くほど手頃で、ひるよがに至っては無料という…。
本当にありがたい限りです。


4.リアルタイムだから、つながりが感じられる

どちらの先生も、オンラインとはいえ、リアルタイムが大切だとおっしゃっていました。参加するまでは、録画してyoutubeにアップして見てもらう方が効率的じゃない?と思っていましたが、参加して初めて先生方が言っていたことの意味が理解できました。

リアルタイムだと、双方向でやりとりすることができます。こちらを見てくれていて、声をかけてくれると安心するし、レッスン前後のお話を聞くのも、とても楽しいです。こちらから、何か発することは、ほとんどありませんが、やはりつながっていると、参加している感覚もしっかりと実感することができます。

ひるよがでは、最後にカメラに向かって、ハイタッチをして終わるのですが、それもまた温かさが感じられる時間です。


と、ここまで、オンラインヨガのよかった点を述べてきましたが、決して対面よりオンラインがいい!と言っているわけではありません。

私のような「ヨガは、やってみたいけど、一歩が踏み出せなくて…」という方や「ヨガ、やったことあるけど、続けられなくて…」という方が踏み出す一歩として、オンラインヨガをおすすめしたいという気持ちで書かせてもらいました。


できることを積み重ねることで、生まれた労りの気持ち

今までは、ただ「肩が凝っている気がする」「きっと身体がゆがんでるんだろうな」「太っていると思われたくないから、やせなきゃ」といった、短絡的な動機で自分の体に不満をもっていました。

しかし、「できる範囲で、できることをやろう」と気持ちで、身体を動かすようになってから、漠然と抱いていた不満が軽くなっていることに気が付きました。

オンラインヨガに参加するようになって、やせたり、身体が柔らかくなったりという実感は、まだあまりありません。しかし、自分が今まで、いかに自分の体を労わらず、放置していたかということに気づくことができました。それから、ちょっとした心身の変化などに気づけるようになり、自分の体を労わろうとする気持ちが芽生えてきました。


主体性をもつこと

また、自分の体に対する見方も大きく変わりました。

今までは、コリがとれさえすれば、歪みが整いさえすれば、他人から悪く思われないようにしなきゃ、といったことばかり考えていて、「自分はこうしたい」「自分で改善してみよう」といった主体性がありませんでした。

しかし、今の私は、「自分の体が心地よさを感じるから、快適に過ごせるから」といった理由で続けています。そこにあるのは、「自分がこうしたい」という主体性であり、自分の体の部分を伸ばしてあげたい、いつも頑張ってくれてありがとう、といった感謝の気持ちが生まれています。


私と同じように、なんとかしなきゃと思いながら三日坊主だった方、今まで自分の体に不満ばかりが募り好きになれなかった方。

そんな方には、オンラインヨガはとてもおすすめです。

ハコヨガひるよがなら、私が心から信頼しているヨガ講師の二人が主宰しています。

もしよかったら、覗いてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

MENT 坂田

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