menderu68

気まぐれ投稿。 見聞きしたヘンな話を、妄想感想混ぜ込みながら、のんびり書いています!

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最近の記事

Many Many Mary

自分と同じ顔の人間が世の中に3人はいる、なんて言いますが、じゃあ名前が同じ人間は……名前によるかも。 特に集めたわけではないですが、たまたま集まった名前 "メアリー"。そんな彼女たちについての雑談。 超天才科学者のメアリーメアリーという科学者は視覚に関する事全てを知っています。しかし彼女は生まれてこのかた、モノクロに統一された部屋を一度も出たことがありません。 そんな彼女が、あるとき部屋から出ることになりました。扉を開けたその先、初めて実際に "色" に触れた彼女は一体

    • とくに魔法ではない呪文

      アブラカタブラ、アバダケダブラ、アブラヤサイカラメ。世の中にはいろんな呪文があります。魔法の呪文は引き起こされる奇跡も魅力的ですが、呪文そのものの響きもまた、魅力的だなんて思うので、そんな感じの雑談を。 ゴマに願いを"ひらけゴマ!" といえば、いわずと知れた有名な呪文。出典は "アリババと40人の盗賊" という作品で、作中で扉を開くときに唱えるものだそう。 元はフランス語で書き起こされた物語だそうですが、この "ひらけゴマ" は原文を直訳したもので、英訳でも "Open,

      • ブチあげ、でっちあげ

        気づけばなんと、今年ももう四月。うっそでしょ。 エイプリルフールの月なので、これもウソにならないかなと思いながら、嘘に関する雑談でも。 バナナでハイになる?甘くておいしい果物バナナ。糖分を摂ると脳は快楽を感じる、なんて話もありますが、ここでは甘い果実ではなく、普段食べない皮の話。 始まりは 1967 年、カルフォルニア州のバークレーで刊行された、カウンターカルチャー誌 "Berkeley Barb" の 3 月号。そこには "今日のレシピ" と称して、とあるコラムが掲載さ

        • 何見て逃げる

          気づいたら 1 月が終わってしまいました。年初の三カ月は "行く・逃げる・去る" なんて言いますが、本当に毎年驚くばかりです。 それでいえば、今月は "逃げる" 月。それにちなんでそうな、そうでもなさそうな雑談。 鬼も逃げ出す そういえば、先日は節分でしたね。恵方を向いて海苔巻きを食べた方も多いのではないでしょうか。 僕には恵方巻を食べる習慣はありませんが、その代わりに毎年、豆まきをしています。片づけるのが大変なので "まく" といっても、ちょっとその辺に放るくらいで

        Many Many Mary

          リニューアルあれこれ

          年も明けまして 2023 年、西暦の数字が新しくなりました。 言わば西暦リニューアル……ではないかもしれませんが、そんな感じの雑談。 バナナ今昔スーパーやコンビニで、お菓子のパッケージが目に入ったときなど、 "あれ、今こんなデザインなんだ" と驚くことがあります。パッケージのある加工食品は、見た目に分かりやすいですが、そうではない果物なんかも、もしかしたらいつの間にか、リニューアルされているかもしれません。 例えば独特な風味と食感の、甘くておいしい果物、バナナ。実は今と昔

          リニューアルあれこれ

          ごったな四方山

          ごった混ぜ・ごった返す。いろんなものが入り混じった様子です。 突如寒くなった今日この頃は、ごった煮なんてのが恋しいですね。 場合によって、混乱したり纏まったり。そんな者たちについての雑談。 紅茶を目指してお酒と何かを混ぜ合わせた美味しいドリンク、カクテル。この定義に則れば、ハイボールやトニック割りもカクテルでしょうか。 使う材料は、大体 2, 3 くらいですが、中にはもっと沢山のお酒を使うものがあります。それが、 "ロングアイランド・アイスティー"。 1970年代アメ

          ごったな四方山

          嘘から出た魔物

          10 月も終わりが近づき、もういくつ寝るとハロウィンです。魑魅魍魎が街に繰り出す夜に先立ち…というわけでもないですが、魑魅魍魎に関して雑談。 幻の牧師1970 年頃のイギリスはプレストン、ラトクリフ埠頭。そこには生前、美人局行為と強盗殺人を繰り返した牧師の霊が現れる、という噂がありました。 しかしこの噂は、当時オカルト雑誌の副編集長でもあったフランク・スマイスによる、創作の都市伝説です。アイデアを纏め、その土地に似たような噂が元々存在していないかまで確認したうえで、雑誌

          嘘から出た魔物

          イロナキモノ

          このところ急に冷え込みまして、鮮やかな色の季節が急に終わってしまったような気がします。とはいえ落ち着いた色、ひいては色がない、というのも立派な "イロ" の一つ。 そんな感じだったり、そうでもなかったりする雑談。 白い動物世の中の動植物には、初めから白色をした種も多くいますが、そうではない種の中にも、稀に白色の個体が生まれることがあります。そんな彼らは "アルビノ" と呼ばれています。 彼らは黒色の色素 "メラニン" をアミノ酸から生成する酵素の働きが弱い、または全くな

          イロナキモノ

          夢で逢いましょう

          夢の話は共感を呼びにくいので、メディアでするのはよろしくない、なんていう話があります。 ならば、多くの人が見れる夢についての話なら……と、思ったわけではないですが、夢についての雑談です。 夢十夜夏目漱石の作品に "夢十夜" というものがあります。1908 年 7 月から 8 月にかけて、朝日新聞に連載されていた短編の連作であり、各話は "第〇夜" と題されています。 "こんな夢を見た" という書き出しから始まる十篇の……と思いきや、それが使われるのは最初の三篇だけ。しか

          夢で逢いましょう

          その者ここに在らず

          気づけばお盆もとうに過ぎまして、涼しい日もチラホラと、夏が終わっていきますね。ご先祖様もサマーバケーションを終え、ナスに引かれて今は現世に在らずでしょうか。 そういった霊とはまた別の、この世に存在しない人たちについての雑談。 神隠しの少女1831 年、イングランドはワイト島に "ルーシー・ライトフット" という美しい少女がおりました。彼女は地元の教会内に安置された、十字軍の騎士 "エドワード・エスター" の墓に足繁く通っていたそうです。 在りし日の彼を象った彫刻が施され

          その者ここに在らず

          七の月、七つ目の夕

          と仰々しく書いてみましたが、なんてことない本日の年中行事 "七夕"。これは七夕についてだったり、そうでもなかったりする雑談です。 棚からばったり七月七日の行事 "七夕" ですが、同じ読みで "棚幡" とも書くそう。諸説あるようですが、もともとはお盆行事の一工程、精霊棚を設える日であったことに由来するそうです。 精霊棚は故人を迎えるため、様々なものを供えて作る祭壇で、有名な茄子と胡瓜の飾りもその内の一つです。この棚とそこに祀る幡からとって "棚幡" なのだとか。 ところで

          七の月、七つ目の夕

          如何方にも付かぬ

          それは一体 A なのか B なのか、はっきりしない状況や態度を "どっちつかず" なんて言いますが、このところの気候がまさにそう。一体天気は今、何月のつもりでいるのだ! そんな "どっちつかず" だったり、そうでもなかったりする物についての雑談。 液体?個体?どっちつかずな物。世の中には色々ありますが、その一つに "ダイラタント流体" があります。これは状況によって、液体だったり個体だったりの性質を示すという物です。 具体的に何かというと、コレ。 泥団子のように握れる

          如何方にも付かぬ

          ガラス色の季節

          五月病と言われるように、何かと心が弱りがちな季節。心の弱い様を指して "ガラスのハート" なんていいますが、それでは五月は、猫も杓子もガラスのハートの季節です。 そんなこんなで、ガラスだったり違ったりするものについての雑談。 ガラスのオタマジャクシ熱して液状になったガラスを冷水に落とす、すると沈みながら固まり不思議な形になります。オタマジャクシのような形の〜といわれる、このガラスの塊は "ルパートの滴" と呼ばれています。 ガラスの〇〇というと脆く儚いものを想像しますが

          ガラス色の季節

          心地よさ紐解いて

          4月も下旬となり "今年の 1/3 が終わるのか... " と、一足早い5月病をほんのり感じる今日この頃。あれ、僕だけ? ま、そんなこと言っても仕方がないので "気分の良いもの" について、雑談をしたいと思います! 自然界はブレている美男美女をさして "顔が整っている" なんて言いますが、では美しい物の代表格である "自然" は、さぞや整然としていることでしょう。 と思いきや、自然界には様々な "ブレ" が存在していて、さらに我々はそれに触れたとき、心地よさを感じるのだ

          心地よさ紐解いて

          ツウと言えばカアと言うように

          早いもので今年も 4 月になりました。"出会いと別れ" の季節なんて言いますが、今年は "暑さ・寒さ" まで一緒くたに、やって来ているようですね。 そんな、対になるもの達についての雑談。 曰く憑きの言葉 子供の頃、どういう経緯かさっぱりですが "ムラサキカガミ" という言葉を知りました。20歳を迎えるまでその言葉を覚えていると...という有名な都市伝説のヤツですね。 時は流れ、オジサンもすっかり板についてきた今日この頃、ピンピンしているのは対になる言葉 "白い水晶"

          ツウと言えばカアと言うように

          不可視刃あれこれ

          目にも留まらぬ達人の居合!ではないですが、世の中には目には見えない鋭い刃物が色々あるそうです。 これはそんな感じの雑談。 カマイタチ 漢字で書けば "鎌鼬"。言わずと知れた、 鎌を持ったイタチの妖怪です。 その姿は諸説ありますが、有名なのは三匹が一緒になって行動をするという形態。一匹目が人を転ばせ、二匹目が鎌で斬りつけ、三匹目が薬を塗ってすかさず治癒、というチームプレイをする妖怪です。 鎌鼬は人の目には見えないそうなので、出会った際には "突然転んでしまったかと思え

          不可視刃あれこれ