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【出産レポ】マスク出産、意外といけた(和痛分娩)

陣痛、苦しい。でもマスク
力んで!苦しい。でもマスク

朝6時半から数10時間にかけて襲ってきた陣痛。鼻から吸って、口から吐いて〜

嫌でもマスク着用でこの繰り返し。まあ、マスクは慣れる。というよりも気にならなくなってた、いや気にしてる場合じゃなかったのほうが正しい。

そして、そんなこんなで2020年7月3日18時07分に3008gの女の子が産まれた。

♢出産予定日は7月9日

6月30日、29週目に入る前の妊婦検診を受け、お医者さんからの一言「ちゃんと子宮口も開いてきてるから今週、来週で産まれそうですね」

今週!?初産だし予定日より遅れるだろうと思って構えていたからこそ心の準備をしないとと、焦りが少し出た。

おしるしってなんだ・・・破水ってすぐわかるものなのか・・・陣痛の痛み、生理痛みたいな感じから始まるって言われてもどんな痛みなの・・・とりあえず、生まれる予兆があるものに関してネットで検索。

検索しても実際体験してみないとどんなもんなのか分からないっていうのは後々知る話で、お医者さんに言われた通り「今週産まれるよ」の今週に生まれてきた。

(水通しを7/2にして7/3に生まれるという奇跡。セーフ)

♢陣痛開始

7月3日(土) 深夜0時、寝れない。モソモソ動きつつ携帯なんていじり始めたらもう終わりで、多分やっと寝れたのは3時半頃。

やっと寝れたと思ったのも束の間、トイレに行きたくなって5時頃に一旦起床。再度就寝するもののお腹の痛みで6時半頃に再度起床。

寝っ転がると痛い・・・座ってみると楽になる。便秘かなと最初に便秘を疑ったものの、もしかしてこれが陣痛!?とも思い再度ネットで調べる。

初期の痛みの感じ方も人それぞれで、お腹が強く張るような感じ、下痢のような痛み、シクシクした感じ、生理痛のような痛みなどさまざまな声が聞かれます。

間隔が不規則で、痛みもそれほど強くなければ前駆陣痛と考え、まだまだ焦る必要はありません。

人それぞれ、か。規則的に痛みがきてるわけでもないからとりあえず焦らずシャワー浴びよ。なんて余裕こいてシャワーを浴び、午前8時ごろに病院に電話をした。「陣痛っぽいものがきたみたいです。病院行ったほうがいいですか?」

陣痛わりと余裕じゃんって思ってた自分にその後5分、3分毎に激痛が来て苦しむ事を事前に教えてあげたい。

♢入院・和痛分娩(麻酔)

病院に着く頃にはもう5分〜10分ぐらいの感覚で陣痛らしきものが来ていた。お医者さんに見てもらったら「はい、入院ですね。部屋案内してあげてー」という会話が聞こえ、その時に陣痛っぽいものは陣痛だったんだと確信。

「子宮口、3cm開いてるねー。子宮口はまだそんな開いてないけど赤ちゃんだいぶ下がって来てるから今日の夜には産まれるかな」なんて会話を助産婦さんとしながら陣痛とベッドの上で30分ほど戦っていた。

子宮口が4cmになったら麻酔を打ってもらう予定(和痛分娩)だったため我慢するのもお昼までお昼までと自分に言い聞かせて時間が経つに連れて痛みが強くなっていく陣痛と共に待っていた。マックスレベルが10だとしたらレベル8ぐらい痛かった。3cmでこんなにも痛いものなのか。

お昼1時
子宮口4cm、やっと麻酔を入れてもらえる。これで楽になる、そう思った。

分娩室に連れて行ってもらうと、隣にいる女性が余裕そうな顔をしてるのが少しカーテン越しに見えた。「痛みレベルでいうとどれぐらいですか」「1.5!」のような会話をしている。

まじか!麻酔、神じゃん。早く麻酔打ってくれ!

背中を丸めて麻酔とやらのチューブを入れてもらう。全然陣痛痛い。30分後、全然痛い。1時間、いや痛み変わらない。

目の前ではディズニーモアナの映画が流れてる。陣痛で苦しい時に開始され、苦しんでる間にエンドロールが流れ始めたから多分2時間ぐらい苦しんでいた。

「麻酔効いてないね、入れ直そうか」
はい、すぐさま入れ直して下さい。

2回目の麻酔。効いた。
そのタイミングで隣の女性の赤ちゃんが生まれた。おめでとう!顔みたい!(モニター越しに見えたけどかわいい男の子だった)と心の中で思えるぐらいの余裕が出来てた。

♢出産

『鼻からスイカ』と言われるお産は麻酔のおかげで逃れられた。ヒィヒィフーとかはなく深呼吸2回、深く吸って息止めて力む!!!力むのは腹筋使うからシンドイことはシンドイけど痛みはない。無痛ってやつ。

さらにベビーちゃん出たがってたのかすごい勢いで降りてきてくれていたみたいで力み始めて15分ぐらいで出てきた。非常に安産。

陣痛が始まってから産まれるまで時間合計としては約12時間。麻酔が効き始めるまでの10時間、陣痛が本当に辛かったのは覚えているけどもすでに出産1日目にして少し感覚を忘れかけている。

そして自然分娩じゃなくて和痛分娩・無痛分娩がもっと日本で広まればいいのにと、この出産を終えて思う。

『痛みを知ってこそ』というならば陣痛信じられないほど痛いし、鼻からスイカ出る感覚でのお産だときっと自分から出てくるベビーちゃんに感動してる余裕がきっとわたしにはない。産まれる瞬間をちゃんと目に焼き付けることが出来たのは本当に良かった。

次がもしあったら次も絶対に和痛分娩を希望する。あ、冒頭に書いたマスク着用出産はどっちでもいい。(気にしてる場合でない)

♢家族に連絡

このコロナの時期、分娩・面会がNGとなりパパとなる旦那は退院まで直接会えない状況。一刻も早くベビーちゃんの顔を見せたく分娩台の上からFaceTimeでビデオ通話。

「二人とも元気?大丈夫?」「無事でよかった。お疲れ様。」と気にかける旦那、その顔とその声を聞いてホッとしたわたし。早く会わせてあげたい。

おまけ:陣痛と出産で苦しんでいる間に旦那から来ていたLINEを読むと相当心配していた模様。ひとりにしないで〜(緊張の糸が切れた瞬間、感動で涙が出たそう@会社)

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顔がむくみまくりのベビーちゃん、おぎゃあと泣くベビーちゃん、モソモソ半目で動くベビーちゃん。暖かくて柔らかすぎるベビーちゃん。もう愛おしい。

A's mom  ー家族の成長を記録に。
*娘中心の成長記録を予定中

「子を持つ親として」「妻として」「働く女性として」様々な場面での出来事や行動、判断を文章に残していきます。

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