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変化できない自分がいるから変化を望んでも何も変わらない

変化というのは大事だ。

大きく変わると書いて「大変」である。
自分を大きく変えると書いて「大変」である。

人間は本能的に、細胞レベルで、
基本的に変化を好まない。

ホメオスタシスという生体恒常性という働きがあり、
何か変化があると元に戻そうとする。

細胞レベルで変化をあまり好まないのであれば、
変化しなければならないことを目の当たりにしたとき、
それをストレスと感じてしまう。

しかしながら、変化がないならないで、
毎日がつまらない。

適度な変化=ストレスというのは、

生きていくうえで必須なのだ。


自分が許容できる範囲での刺激、変化が大事。

その許容範囲を超えた時に、
大きなストレスになる。

大変になる。


スポーツの現場は常に変化を求める。

これまでと同じことをして、
同じプレイをしていればいいのかというとそうではない。

上手くなるために練習しているのだから、
変化をするために取り組んでいる。

そして、ボールゲームというのは、
味方も相手選手も常に変化する。

その変化に対応するために、
自分の変化も求められる。

その変化を受け入れない事には、
変化を起こした自分になることはない。

その変化を受け入れるかどうかが、
自分自身を変化させたいかどうかになる。


ラグビー協会に入った池田さんの記事はこちらです。

新しい人を入れたからといって、
組織がうまくいくとは限らない。

ただ、変化を望んでいるにもかかわらず、
自分が変化を受け入れられる状態でないと、
変化なんて生まれないということだ。


指導者は変化を求め促す

上記は組織の話でしたが、
選手と指導者としても同じことが言える。

選手を上達させるためには、
同じことを同じようにしているのではなく、
常に強度を高めながら、
変化を求めていくことになる。

プレイの変化。
行動の変化。
思考の変化。

それらの変化を促すというのが仕事になる。

プレイを変化させるのは簡単だ。

やれといえばやる。
管理してしまえばそうなる。
制限をかけてしまえばそうなる。
適切な指導をすればプレイは変化する。
良くも悪くも。

ただ、難しいのは、
価値観の変化だ。

どんな価値観を持たせるのか。
その価値観にどんな変化を促すのか。

それが指導者の取り組みの一つになる。

ただ、こちらが良かれと思ってアプローチしても、
受け入れ側が素直さがないとそれはただの高圧的なものになる。

こちらの記事もどうぞ。


こういうことを考えていくと、
指導者の価値観と選手の価値観、
双方の価値観が一致していかないと、
やはりうまくいかないことになる。

もちろん、選手よりも指導者のほうが、
いろいろな経験をしていることがある場合が多いので、
(特にジュニア、育成世代)
指導者がリードして選手の世界観と価値観を広げていくことになる。
もちろん、選手が指導者の世界観と価値観を変化させることもあるし、
指導者側がそういう姿勢でないといけないとも思う。


変化を促し、変化を受け入れるのはエネルギーを要する。

それこそ大変なことだ。

変わりたいと口で言ってはいるものの、
自分の考え方が先行してしまい、変化を受け入れない。
新たな価値観をもたらす人間を受け付けない、排除する。

自分自身が変化を起こすことを
怖がって、拒否しているのであれば、
新しい変化は生まれないし、成果も生まれない。

その変化を求めるというのは「大変」なことではある。

スポーツの現場で上達を促すというのは、
簡単なことではない。

どんなものを変化させていくのか。

プレイだけではなく、
プレイをする中で得られた経験から
コートの中だけではなく、社会生活においても、
広く汎用性のある変化を促していきたい。

そして、自分が変化に対してポジティブにとらえられるような
心持ちでいたい。

と強く感じた。


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