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客観的に見る。自分の指導風景、動画で見ることの重要性

ハンドボールを始めた中学生の時から
将来は先生になりたいと思っていた。

中学時代に良き指導者に出会い、
それが基準となってハンドボールを考えることができる。
今となってはこの基準が本当に大事だと痛感している。
一つのモデルが出来上がっていたから。

 

だからこそ、指導者を見る目というのは昔から基本的にある。
自分がなりたい職業とか立場とかだから、
自然と目が行くのも当然だ。


しかし、指導現場見ていると、
指導者の発する言葉の大半が、
というかほとんどが、
90%以上が、
ネガティブなことも珍しくない。 

「お前が行けよ、行けって!」
「なんで止めないんだよ」
「だからさー、なんでだよ」
「こうしてこうすればいいじゃないかよ」

 

こんな感じ。

もう選手はそれを聞いて、言われたことをするので精一杯。

楽しいとか、うれしいとか、そんな基準じゃない。

とりあえず、怒られないようにしなければならない。

おこられるのは誰だっていやだもんね。

 

それってどうなんだろうね。

親としての立場で考えると
自分の子供がいたらそんな指導者に預けたくない。 

もっと言えば、シューズの紐くらい結んでほしい。
選手が靴紐も結ばないで練習してたら怒るでしょ。
でも自分は許されると思っている時点で、
上下関係を作っている。

自分はいいけど、お前たちはダメ。

 なんでだろう。

指導者はコートの中で一緒に汗をかいてほしいものだ。

違和感の正体。汗。かいていますか?


指導をしている人は、
一度自分の指導風景を映像で撮ってもらってみた方がいい。

私も講習会とかで映像を撮っていると、
それをもらって見返したりしている。

指導しているときの顔、
言葉のチョイス、
立ち居振る舞いなどは自分で意識していない部分が見えてくる。

 
コーチングというのは
最終的に、指導者の個性なのかもしれない。

 

いいプレイをしても褒めない。
ここぞという時にだけ褒める。
簡単にほめると基準が低くなるからイヤだ、とか
指導者の個性と考え方なのかもしれません。

 

私はできるだけ肯定的な発言をするようにはしてる。

もちろん、コーチングの中で
厳しいことを言うこともある。
言わなくてもいいことまで言ってるかもしれない。
だからこそ、客観的に振り返るということが必要だ。

 

教員の指導とかでも映像を撮ってみるというものがある。

特に体育では生徒が活動している時間が
どれくらいあるのかを調べるために、
先生が話している時間やその他移動してる時間など、
研究の中で測ったりしている。

 

指導者の中でも、
自分の指導風景を最初から最後まで見たことのある人は
なかなかいないだろう。

でも、見てもらいたい。

自分がどんな指導して、
どんな顔して選手がプレイしているのか、を。

 

自分を肯定するのは大事。
だけども、これでいいと思いこむのも危険。
常に自分を疑って、不完全さを認識して、
最善を尽くせるようにしたいものだ。

 

あと、指導者がつかれて座るくらいなら、
もう練習辞めた方がいい。

指導者が立って動いて一緒に汗がかける時間。
が選手も集中力持って頑張れる時間だと思う。

指導者が座って遠くから怒鳴ってる指導現場が許されてるからこそ、
日本は4時間も5時間も練習するというのが成り立ってしまう。

 

まぁ、私が言うことではないかもしれないけども。。。

自戒を込めて。

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