あなたの競技力向上に必要な「3つのKな心」
様々な競技において精神面や
メンタル面が大事というのは間違いないことだと思います。
「心」が大事だとわかっていてもどんな心が大事なのかは、
なかなか明確にはできていません。
競技生活をしてきて、コーチングの現場にいて、
大切だと思う3つの心についてまとめてみました。
好奇心
面白い、と思う心って大事なんですよね。
人って2種類に分かれます。
自分の知らない世界に対して興味と関心を持つ人。
自分の知らない世界に対して嫌悪感と否定を持つ人。
例えば、インターネットが出始めた時、
今までの誰もが知らない、経験したことのないものだったと思います。
それに対して「面白そう」と思うのか、
「胡散臭いから駄目だ」と思うのか。
両者の違いは明らかです。
実際、嘘もデマもあるし、
新しいものがすべてうまくいくとは限りません。
でも、新しいものを知っているというのは大事です。
知っているのと知らないのとでは大きな差があります。
知らない、というだけで、その本質がわかっているわけではないのに、
なぜか嫌ってしまったり否定してしまったりしていませんか?
これっておそらく差別とかにもつながってくるのでしょうけど、
自分の知らない世界=怪しい嫌いダメ
という風になったら自分の可能性を狭めていますよね。
何か新しいものに触れた時、
「面白いじゃん」「This is it!!!」って思えるかどうかって、
とても大事なんですよね。
なんなら、日常というのはそこまで大きな変化はありません。
日々のトレーニングも同じことの繰り返し、
ということもあります。
ただ、そこで自分で面白みを見つけたり、
面白い設定をしてみたり、
アクセントとして頑張るポイントを変えてみたりすることが、
好奇心になるのだと思います。
向上心
やっていること、取り組んでいることに対して、
現状維持でいいと思っているのであれば、成長はありません。
勘違いしそうなことでもあるのですが、
毎日練習場に行って、空気を吸っているだけで、
強くなるか、上手くなるか、より良くなるか、は
全く別問題です。
何を考えて、どう取り組んで、学んでいくのか
という部分が大事です。
指導者に言われたことだけをやっている、
怒られないようにやっている、
だけでは、競技力向上につながりません。
より良くなる、という向上心がないと
ただ何となくやっているだけではもったいないですね。
なんなら、日常というのはそこまで大きな変化はありません。
日々のトレーニングも同じことの繰り返し、
ということもあります。
変化のない毎日にマンネリ化してしまうことの最大のデメリットは、
思考停止です。
この時はこうすればいい。
こうしておけば怒られない。
とりあえずフットワークはいつも通り。
と考えているようで、もう思考は止まっています。
いつもと同じことを同じように、
情熱的に積み重ねていけるかどうかというのが、
向上心なのかもしれません。
克己心
自分で選択をして、
大好きなはずのスポーツをしていても、
プレイがうまくいかなかったり、
チームメイトとの関係で悩んだり、
きついトレーニングや状況と向き合わないといけないかもしれません。
そんな時にしっかりと自分に矢印を向けることができるかどうか、
というのは非常に大事です。
現状を受け入れ、分析し、取り組むことが大事です。
それを外的要因のせいにしてしまうと、
ファイトする対象が自分ではなく、
環境や誰かということになってしまいます。
克己というのは自分に打ち克つというニュアンスが強いと思いますが、
どちらかというと、弱さを認めるというか、
受け入れることに近いと思います。
弱いからこそ、過去の自分を超えていく。
弱いからこそ、自分に打ち克って強くなる。
常に外に向けてできない理由を探していたり、
誰かのせいにしているうちは、
自分に打ち克つことは難しいかもしれません。
自分で決めたことを誰よりもやっている、だけでは
自己満足に陥ってしまうかもしれません。
克己というのは、
弱さを認めたうえでのポジティブな取り組み
になりますね。
なんなら、日常というのはそこまで大きな変化はありません。
日々のトレーニングも同じことの繰り返し、
ということもあります。
そんな中でも粘り強く、自分で課題を設定し、
さぼりたいなとか、きついなと感じて逃げてしまいたい自分がいて、
こんな弱い自分は大嫌いだなんて思いながらも
弱いからこそ、これを乗り越えた先には、
きっと素晴らしい自分に出会えると期待できる感覚が
克己心なのかもしれません。
まとめ
競技力向上に必要な3つのKとして
好奇心・向上心・克己心
をあげました。
食わず嫌いするように、知らないものを否定したりするではなく、
新しいものに積極的に取り組んでみる。
自分でやって初めて分かることがたくさんあるから。
自分に期待して工夫をして、課題を設定して楽しみを見つけていく。
自分で決めたことは結果がどうであれば楽しいと感じるから。
弱さも含めて自分を受け入れることがスタートラインになる。
自分に打ち克つというのは過去を超えていくことでもあるけど、
見たくないものを直視することでもあるから。
競技をしているといろんな感情を持ちます。
その感情とも上手に付き合いながら、
より良い選手、より良い自分を目指していけたらいいなと思います。
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