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『あなたはすばらしいチョイスをしたのよ』

【アイ・アム・サム】

■アメリカ/2001年 ■監督: ジェシー・ネルソン■ 脚本: クリスティン・ジョンソン、ジェシー・ネルソン■出演: ショーン・ペン、ミシェル・ファイファー、ダイアン・ウィースト、ダコタ・ファニングほか

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感動モノの映画で超有名な作品ですね。意外にも賞レースでは受賞は少ない気もしますが、誰が見ても泣けるヒューマンドラマ映画ですよね~

主人公は、タイトルの❝サム❞です。サムは大人の男性ですが、知的障害で7歳の知能しか持っていません。スタバで働いています。彼にはルーシーという娘がいます。サムは大切にルーシーを育てますが、知的障害のないルーシーはやがて父親の知能を越えていきます。

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その様子からソーシャルワーカーは、サムにはルーシーを育てる能力がないと判断し、ルーシーは施設に送られることになります。サムは可愛い娘を取り戻すためにエリート弁護士のリタに依頼し、親権を取り戻す裁判に挑むことになります。最初は不純な動機からサムの依頼を引き受けたリタでしたが、この裁判を通してリタ自身も変わって行きます。しかし、裁判ではサムや彼の友人たちは知的障害を持っているため、法廷で上手く発言ができません。サムやリタにとって非常に厳しい裁判となっていきます。

ストーリーに感動するのはもちろんなんですが、ルーシー役の子役(演:ダコタ・ファニング)がとっっっっっても可愛い(*''▽'')役柄も相まって最高でした。

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家族の形って本当に色々なんだなあと思いました。きっと正解だとか❝こうあるべき❞なんだとかはないはずですよね。みんながルーシーの幸せを願っているんだなあと感じました。


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【チョコレートドーナツ】

■アメリカ/2012年 ■監督: トラヴィス・ファイン■ 脚本: クトラヴィス・ファイン、ジョージ・アーサー・ブルーム■出演: アラン・カミング、ギャレット・ディラハント、アイザック・レイヴァほか

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鑑賞した後に知ったのですが、この作品は実話を基にしているそうです。す、すごい。。。1時間半くらいの映画なのですが、様々な社会問題をギュッと詰め込んだ作品です。映画好きの間ではとても有名な作品なのですが、一般的にはあまり知られていない作品なような気が、、、、そうでもないのかな??どうだろう。。。(;・∀・)

歌手を目指しながらショーパブで働くゲイのルディはダウン症の少年マルコと出会います。ルディにはポールという同性の恋人がいます。ポールは検察官で、身寄りのないマルコを引き取ろうとするルディと意見が分かれます。結局は3人で暮らすことになり、幸せな日々を送ります。しかし、同性愛が犯罪とされていた時代、周りの偏見の目が、ルディとポールの関係やダウン症のマルコへと容赦なく向けられてしまいます。。。

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ちょっと暗いお話なのですが、一度は見ておきたい作品です。最近は❝多様性❞や❝LGBT❞などといった言葉が多くの人に知れ渡っていますが、この物語は1979年のお話です。どれほどの偏見の目を向けられたのかと思うと想像を絶します。。。

この映画の日本でのキャッチコピーは「僕たちは忘れない。ぽっかりと空いた心の穴が愛で満たされた日々―。」だそうです。鑑賞後にこの言葉を見ると刺さりますね(;_:)

<一言メモ>

ヒューマン映画はハンカチが必須ですね。家族の在り方も色々あっていいはずですよね。自分とはかけ離れていると思わずに、自分らしくいることの大切さを伝えてくれる2作でもあったと思いました。

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