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とある離婚の備忘録

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体験談垂れ流し。迷ってる人の、ひとつの参考に。 残るもよし、進もよし、です。
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#とある離婚の備忘録

備忘録14.インフルエンザで隔離される

私が今でも忘れられない、転勤先でインフルエンザにかかった時のお話。

「熱が出てる。この熱の上がり方と関節の痛みから、もしかしたらインフルエンザかもしれない」

そう伝えた次の瞬間に

「お前何勝手にインフルエンザにかかってるんだよ。ふざけんなよ、絶対に俺にうつすな、絶っっっっ対にこっちの部屋に入ってくるなよ」

間髪入れずに返ってきた言葉に、私は何も言えなくなったことを思い出します。少しは心配し

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備忘録13.下世話な話

世のカップルやご夫婦はどうしているのかこの話題。話し合いで落としどころを決めたりできる人たちもいるのかとても気になるところです。内容が内容なので隠し隠し書いてゆきます。

おつきあいをしていた学生の頃は、会うのは週末の土日。大体いつも通っているゲームセンターに行き、ホテルに入りぐだぐだするという流れ。正直なところ、私は年に1回もなくても平気なタイプでむしろ苦手な方でした。今でも。けれど相手は健康な

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備忘録12.ゲームに傾倒した結果

転勤先でも、私たちのゲーム好きは特に変わらず。色々なゲームを遊んできたと思います。2人プレイのものもあったので協力して遊ぶこともありました。

私と夫のスタイルが違う、という話は前にも書きましたが、私はエンジョイ勢、夫はどちらかといえばガチ勢。オールクリアはもちろん、取れるものであればミッションは全て埋めたいというタイプでした。この頃はマリオカートにハマっていて、まだ移動したてで仕事はしていなかっ

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備忘録11.知人のいない地方へ

転勤をする前から悩んでいたことのひとつ。それが子供についてでした。

移動する前であれば比較的近くに双方の両親がいるため、協力を仰ぐことも容易だったと思います。飛行機に乗って数時間の距離に引っ越してきた今、両親たちもいなければ友人もいない土地。元々、転勤などで移動の多い生活をしていた私にとっては慣れたことではありましたが、子育てをする環境や病院などを考えることはとても難しかったのです。

免許を取

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備忘録10.転勤の決まったとき

私たちの住んでいるところから、実家や義実家は遠くても2時間程度で着くような位置関係でした。式をあげてから1年くらいの頃、飛行機で移動する距離のところに転勤する、という通達が届きました。

私は元々転勤にはついていくつもりだったので、仕事は派遣がメイン。でもいつ移動するかは結構ギリギリまでわからないので、毎回期限付きの単発でした。仕事をしていない間は、やっぱり家事がまだ下手で、専業には本当に向いてい

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備忘録9.結婚式

私たちの場合、身内のみでの海外挙式でした。

それは、結婚してから2年ほどたった時の事。

「そろそろ結婚式挙げないの?挙げておきましょうよ」という義母の一言から始まりました。誰にも言っていなかったけれど、私は自分の髪で結い上げた頭にヴェールをかぶせることが一つの目標でした。当時、私の髪はまだかろうじて高い位置で結べるようになったくらいの長さで、まだ長さが足りていませんでした。また、デブと呼ぶには

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備忘録8.義家族とのお出かけ

とても、強い人だ。

初めてお話した時から、そんな印象のあるお義母さん。対照的にお義父さんはとてもほわっとした印象のある方で、人込みをかき分けるようにサカサカ進む母息子に対してとてもゆっくり歩く人でした。

どこかに出かけるときは私とお義父さんが後から追いかける形で歩きます。桜を見に行ったり登山に出掛けたり、たぶんそれなりに色々出かけた記憶は残っています。逆に、夫が私の家族とそういうことをしたこと

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備忘録7.ゲームに対しての過剰な情熱

私も夫も、もともとは好きなゲームなどがきっかけで意気投合したところもあり、結婚して割とすぐに、家の中はゲームに適した環境に変化していきました。驚くほど大きなテレビに、一人1台ずつのパソコン、画面は2台並べて、、、という感じで仕事が終わればゲームやテレビを一緒に楽しむ毎日でした。

ゲームに対しての私と違う面と言えば、私は楽しめれば良いというタイプで、彼は基本的に完璧なものを求めます。特にランキング

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備忘録6.自分は専業主婦にはなれないタイプだと自覚する

新婚さんと呼ばれるようになって数か月。嫁ぐギリギリまで実家でぬくぬくと育った私は、家事が苦手でした。今でこそ、水回りは都度拭いて水垢の出ないようにしたり、掃除のしやすい配置や家具のフラット感にこだわったりなどしていますが。当時は苦手な家事が多くありました。夕飯も昼の3時くらいから作り始めるような手際でした。食べるのは7時くらいなのに。

「できなかった」原因が、「自分の好きなようにすることができな

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備忘録5.婚約したころの話

当時、仕事を始めた私でしたが、興味のあったジャンルだったということもあって、アルバイトからそのまま社員という形に昇格させてもらって働いていました。アルバイトの時には気づかなかった、会社のワンマンぶりや社員の適当さが露呈してきていて、半年とたたず辛くなっている時期でした。

毎日、誰かしらが休みだったり遅刻をしてきたりと、朝から全員が揃っているようなことは稀。タイムカードで管理をされているけれど、残

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備忘録4.放置は割と普通のこと

共通の趣味から知り合った私たちは、主に彼の知り合いの多いオフ会に毎週のように集まり、遊んでいました。

その趣味を始めたばかりの私は、とても周りの人についていけるほどの技量はなくて。ただ、側に立ってニコニコしていることの方が多かった。毎回、10人以上も集まるその会では、みんながみんな好きな人と好きなように言葉を交わす自由さで、居心地が悪いと思ったことはなかったけれどどうしてよいかわからないことも多

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備忘録3.毎回毎回、目覚ましコールをかけ続け

共通の友人がいる私たちは、オフ会という名の集まりで、ゲームセンターだったり誰かの家だったりに数人で、時には10の桁の大勢で集まったりすることも多く。場所まで待ち合わせて行くことがほとんどでした。

彼は朝に弱く、いつからか私が彼の携帯にコールして起こすことが常でした。移動中のバスや電車の中で、彼が気づくまで電話をかけ続ける。数コールで起きてくれれば早い方、けれど、電話を取ってしっかりと会話をしたと

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備忘録2.違和感はゲーセンで

後に、その住所の近くを本籍地にする、とあるゲームセンターでの話。

中間地点だったということもあり、駅の改札で待ち合わせてはそのゲームセンターへ足を運び、音ゲーでよく遊んでいました。会うのはいつも週末だったり、学校の空き時間だったり。学生であまり遠出もできないので、大体同じような出来事の繰り返しではありましたが、一緒に遊んでいるだけで楽しかったのです。

ある時でした。ゲームに負けた瞬間に、彼がゲ

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備忘録1.出会いは知り合いの知り合い

どこから書けばよいのかわからず、流れがないと読みようがないよな、と思い。つらりつらりと始めます。

出会いは学生の時。当時は今のようにネットで出会った人と気軽に会うようなことがどれくらい浸透していたのか。ネットを通じて恋愛?というのがドラマか何かで取り上げられていたこともあったような気がします。

知り合いの知り合い。先にネットで知り合うことが多かった私にとって、数少ない「リアルから先に知り合った

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