広島旅行〜尾道さんぽ編〜
広島旅行から帰ってきた。
夏が始まってもいないのに、どういう訳か夏の終わりのような寂しさに包まれている。
記憶のひとつひとつを呼び起こしながら、旅の記録を書き記していく。
GW初日
久しぶりの長旅への興奮からか、前夜は一睡もできず深夜3時の空港バスへと乗り込む。
予定時刻通り広島空港着。
国内線は沖縄以来、10年ぶりくらいだろうか。
バスにて白市駅へ向かう車内から見える街路樹の新緑の青葉の美しさに見入る。
糸崎を経由し、念願の尾道へ到着した。
瀬戸内海の穏やかな海を眺めながら、先ずは目当ての尾道ラーメン『丸ぼし』へ直行。
列に並びながら広島についてのあれこれを語り、旅のはじまりの幸福な気分に浸る。
オーダーしたのはいちばんシンプルな店の看板ラーメン。
想像よりもすっきり飲みやすいスープ。
そして麺が特徴的。
表現力が乏しくて大変申し訳ないのだが、カップラーメンの麺を別格に美味しく製麺した見た目というか、でもこれがスープと絶妙にからみ合いスルッと箸が進む。
続いて、有名な踏切へと向かう。
なんて贅沢な海街の眺めなのだろう。
眩い景色に、思わずため息。
観光客と現地住民がすっと融合されていく感覚をおぼえる。
上を見ても下を見ても右も左も、あらゆる角度にシャッターチャンスが潜んでいる。
山、海、橋、線路、電車、植物、歴史的建造物、住宅街、猫、ニンゲン
あらゆる要素が視覚におさまる
バランス良き、情緒あふれる風情
感無量。
ふらっと足を踏み入れたお寺にて、石碑の句に心打たれる。
ロープウェー乗り場の裏に佇む神社へ向かう。
クスノキの生命力に圧倒される。
生きるとはこういうことよ、とお手本のような逞しさだ。
逆アーチの虹を見つけ、はしゃぐ大人
風の音が心地よく響く。
なんて穏やかで平和なひとときなのだろう。
続いてお目当てのカフェへと向かう。
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