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鬱が吹っ飛んだ⁉️みなぎるベトナムのパワー🇻🇳

春休み前にうつ病と診断され、否定的なことばかり考えていた10歳のアスペルガー息子。

元気を出すため第二の故郷、ベトナムへみっちり里帰りしてきました。

お父さんに会えて、美味しい食べ物、フルーツをたくさん食べて、海で泳いで、太陽をいっぱい浴びて、嘘のようにすっかり元気に!

ビタミンたっぷりパッションフルーツとマンゴスチン

6歳までベトナムで育った彼は、やはり居心地が良いみたい。さらに、ベトナム人はとても明るくて元気!4年ぶりに成長した姿を見て、あちこちで声をかけてもらいました。

不思議と自然に笑顔になるベトナム。常夏のエネルギーは本当にすごい。

彼らは月5万円ほどで生活している。
お金持ちの人もいるが、ほとんどの人は普段から贅沢をしない。しっかり働いて、休みの日はカフェで友達と話しながらゆったり過ごす。昭和の日本のように、いつもどこかで、誰かが声をかけてくれる。

豊かだなぁ

コロナ禍でしばらく離れていたが、久しぶりに帰るとそう思った。みんな、心が豊かなのです。
だから、他人を責めたり攻撃したりしない。自分たちがのんびりしているから、他人にも期待しない。社会主義だけど、社会は法律やルールでガチガチに固められていない。

日本から初めてこの国に来た人は、あまりの適当さに驚くでしょう。私自身、最初は戸惑っていました。でも、いつしかこのテキトーさが心地よくなりました。

息子は時々口に出して言います。

「一つの国に生まれて、一つの言葉だけ話してたらどんなに楽だろう。今、こんなに苦しまなくていいのに」

私からすれば、10歳でバイリンガル、他国籍文化に触れてなんてうらやましいんだと思う。けれど、彼にとっては、ゆるいベトナムから日本へ来たことがものすごく苦痛だったのです。

今日は始業式。保健室でずっと過ごしたが、校長、教頭、担任があいさつに来てくれました。

担任はなぜか、2年生の時にもってもらった先生。
前任は真面目でマニュアル通りのタイプだったが、新しい校長は元気で明るい女性でした。ベトナム人にも通じる明るさ、少し希望が持てます。

英語が話せる支援員も週に3日来てくださるそうです。田舎の公立なのに神対応に感謝。

ところでイギリスでは、不登校は法律違反だそうで、子どもが学校に行かないと親が罰せられます。
だから父さんの言い分は、「行かない選択肢を与えたら行かないに決まっている」

確かに親が行かなくていいよ、というと、不登校になるのは当たり前のような気もする。
だからといって、体調崩してまで無理矢理行かせるわけにはいかない。

勉強嫌いになった息子が普通に登校できるようになるにはまだまだほど遠い。

でも大切なのは、学校や教育委員会と連携して徹底的に原因を探って解決法を考えることだと思う。毎日の学校とのやりとりや送り迎えは大変だけど、親が体を張ること。親自身が楽しみをたくさん分かち合うこと。気分転換をすること。

ベトナムでの2週間は、息子と私には最高の気分転換になりました。もう抗うつ薬も飲んでいません。環境をがらりと変えることで、ストレスフルな日常を忘れてリラックス。これが一番の薬になったのです。

うつ病の方には、海外旅行をおすすめします。なんて、軽いことは言えないけれど

今、苦しんでいる状況から抜け出せない人がいたら、ベトナムへ連れて行ってあげたい。心からそう思いました。

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