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インドのメンタルサポートシステム

こんにちは!
落ち葉舞い散る季節となってまいりましたが、皆さんいかがお過ごしですか。

上智大学学生主体NGO めぐこ-アジアの子どもたちの自立を支える会-
(通称めぐこ)です!

私たちはインドとフィリピンの子どもたち、あわせて約2000人を対象に奨学金支援を行っています。

📣お知らせ📣
めぐこでは11月28日現在クラウドファンディングを行っています。
コロナウイルス感染拡大のため思うように活動ができず、今年は例年より支援金を集めにくい状況です。目標額(30万円)が集まらなければ現地へ送金できない可能性もあるので少しでもご協力していただけると助かります!😭🙏
500円から募金できるので、気になったらチェックしてみてください!
😃めぐこクラファン😃


今回は、インドで行われているメンタルヘルスケアに焦点を当てます!

Manodarpan

インドの人材開発省(the Ministry of Human Resource Development、以下MHRD)はコロナウイルス感染拡大によりオンライン学習・休校が強制された子どもたちのメンタルヘルスに注意を払い、「Manodarpan」という心理社会的支援を立ち上げました。Manodarpanは、生徒だけでなく、教師家族も利用することができる支援システムです。
なんちゅう素敵なシステム!教員の過労が問題視されている日本にもあればいいなぁと思いました。

MHRDは「COVID-19は、当然のことながら世界中の誰にとっても困難な時期です。パンデミックは深刻な医療体制への懸念だけでなく、すべての人に複雑な感情と心理社会的ストレスをもたらします。特に子供と青年に焦点を当てると、そのような状況でしばしば報告される新たなメンタルヘルスの懸念があります。子供や青年はより脆弱であり、他のさまざまな感情的および行動的問題とともに、ストレス、不安、恐怖のレベルが高まる可能性があります。」と述べており、「学習面で継続的な教育に焦点を当てることが重要である一方で、学生の精神的幸福も同様に重要視される必要がある」と大臣は付け加えました。

参考:hindustantimes - MHRD launches ‘Manodarpan’ initiative for mental health and counselling of students  

なんと言っても、教育省が主導であるところがポイントだと思います。国として人材育成に力を入れていることがわかりますね📣

取り組み事例

コロナを起点に立ち上げられたシステムですが、収束後も子ども達の精神的健康や幸福度をケアするために活用される予定だそう!実際こんな取り組みをしているようです。

・精神的健康を推奨するためのガイドライン(学校・生徒・教員・保護者向け)

・ウェブページの立ち上げ

・フリーダイヤルのヘルプライン(500人あまりの志願カウンセラーによるカウンセリング)

・カウンセリングの援助

・オンラインチャット

・ウェビナー


コロナ禍でのオンライン教育充実に向け、インド教育局はオンライン学習推進のために約81億ルピー(約115億円相当)を、教員研修のために約26億ルピー(約37億円相当)を充てています。※Yahoo!ファイナンス外国為替計算をもとに算出(1ルピー=約1.41円)

参考:Ministry of Education has taken several initiatives to ensure studies of school going children during COVID-19 pandemic – Education Minister|Indian Diary
参考:teach for Japan 

終わりに

インドのメンタルヘルスケア、すっごく画期的でいいなぁと思いました!私たちが生活を営む上で切っても切り離せないメンタルヘルス。だからこそ、妥協してはいけないと思います。この記事を通して新たな知見を得られた方も多いのではないでしょうか?!次回の記事も楽しみにしててください!

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