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2020/09/01

 走るようになって早朝の読書の時間が減っているのだけど、今は走りたい気分なのだからそれでいい。昨日は、いつぶりだか分からないくらい、少なくとも今年初の禁酒をして、3食ご飯をきっちりと食べて寝た。そして4時過ぎに起きて、水分をとって、日の出前のランニングへ。びっくりするくらい涼しい。涼しさもあるが、おそらく禁酒した影響なのか、なんか身体が軽い、というか、いつもの走ってる最中に襲ってくる吐き気がこない。これはもしや、酒量が多い生活で胃腸が弱っていたのがいちばんの原因なんじゃないか、と思うくらいなんか快調だった。

 佐藤正午の『身の上話』を読んだ。宝くじに当たって人生がおかしくなっていく女性の身の上話なのだけど、まるですべてを見てきたかのような第三者の視点で語られるのだけど、その第三者が誰かと言うのもしっかりと最後に解決される。というか、それが仕掛けなのか。

 この小説における語り手が誰かっていうのはそれだけでも結構面白くて、フローベールの『ボヴァリー夫人』なんかも、全く意識せずに楽しく読めちゃうんだけど、さて、この語り手の私って誰?ってなるとみんな「???」ってなったりする。この前まで読んでいた佐藤泰志の小説なんかは客観から人物の視点へとの移動が短文の中で切り替わっていって、頭の中で映像化したとしたらそれはもう目まぐるしくカメラが切り替わっていると思うのだけど、読んでる分には違和感なく読めるので、人は必ずしも言葉を映像として理解しているわけではないのだろうな、なんてことも思う。それでも突然、読んだ瞬間イメージに変換される言葉というものは存在していて、そういう瞬間が痺れるのだけど。

 昨日禁酒したから、今日は少し飲んだ。実家から梨が届く。美味しい。だんだん書くの飽きてきたので少し手を抜いている。

自分の好きなことを表明すると、気の合う仲間が集まってくるらしい。とりあえず、読んでくれた人に感謝、スキ押してくれた人に大感謝、あなたのスキが次を書くモチベーションです。サポートはいわゆる投げ銭。noteの会員じゃなくてもできるらしい。そんな奇特な人には超大感謝&幸せを祈ります。