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マッチングアプリで出会って好きになってしまった人のお話

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2023/4/6 天秤座満月 マッチングアプリでの出逢い

4月5日の夜11時過ぎ どちらかというと12時近く、 私の元に、登録しているマッチングアプリから 『いいね!がつきました』というお知らせメールが届いた。 相手を見ると、同じ県内に住む、 何と!一回り…つまり12才年下の男性だった。 プロフィールを見てみると、本人の写真が載っていて、 一目で「好みのタイプ!」というわけではなかったけれど、 「ナシではない」という感じだった。 おそらく自宅の洗面所の前で、スーツを着て、鏡に映った自分を撮った写真だった。 髪型もイマドキというわけで

2023/4/7からのこと

【このお話の前はこちら】 全く眠れないままに、次の日の朝になった。 心臓のドキドキは、ずっとおさまらないままだったけれど、生きていた。 今日またメッセージを送るにしても、何て送ろう……? 何時頃に送るべき? 午前中だと、張り切っているみたいかな……? 起きてからずっと、そんなことで頭が一杯だった。 午後一に送ってみることにした。 まずは挨拶。 そして、その日は風が強かったから、 「桜が散ってしまいそうですね。」と。 そして、お誕生日を聞いてみた。 マッチングアプリの

2023/4/18.19 マッチングアプリで出逢い大好きになってしまった彼に会う前日の話

【このお話の前はこちら】 彼のことが大好きになってしまった私は、 いろいろな神社へ行っては、神様にお礼を言った。 Mさんに出会わせていただき、本当にありがとうございました。 どうか仲良くなれますように。。。 そして、毎年初詣に行くパワースポットの神社へ行ったとき、 そこで自分の写真を撮り、彼に送った。 彼が、最初に送ったぼやけた私の写真について、後日 『お顔が好きです。 またお写真欲しいです。』 などと言ってくれたからだ。 こんな年になってから私の写真を欲しがる人

2023/4/20 牡羊座新月・日食 マッチングアプリで出逢い大好きになってしまった彼に会った

【このお話の前はこちら】 いよいよ彼に会う日がやってきた。 きっと早く目が覚めてしまうのだろうとは思っていたけれど、 何と夜中1時半に目が覚めてしまった。 とりあえずトイレに行き、 水を飲み、 布団に入ってもう一度目をつぶった。 このまま眠れなかったら、肌もボロボロ、 クマだらけになってしまうだろう… でも、心臓がどきどきしたまま、一向に寝ることができなかった。 You Tubeで『眠れない夜に聴く音楽』を検索して、流してみた。 眠れない… 別の音楽に変えてみた。 眠れな

2023/4/21 マッチングアプリで出逢った彼に対面した翌日の私

【このお話の前はこちら】 私は彼をブロックしなかった。 次の日の朝も、それまでと同じように早く目覚めてしまい、目覚めた瞬間に彼を思い、その瞬間からドキドキが止まらなかった。 大好きになってしまった想像の人とは全く別人だったのに! 彼にメッセージを送った。 なにはともあれ、お茶をご馳走になったのだ。 「昨日はお茶をご馳走様でした。 〇〇さん(本名)も私に対して、写真とイメージが違ったようでしたが、 私もMさん(ニックネーム)に対して持っていたイメージと ご本人はだいぶ違い

2023/4/23 マッチングアプリで出逢った彼に2度目に会った

【このお話の前はこちら】 彼と2度目に会う約束の日がきた。 私は早朝6時から、派遣でゴルフ場のレストランの仕事が入っていた。 早朝の仕事な上に、そのゴルフ場は、自宅からは車で1時間かかる距離だった。 もちろん早起きしなければならない。 いつものごとく、前日はなかなか眠れず、ウトウトした記憶もないままに、目覚まし時計をかけた時間がきてしまった。 つまり、徹夜してしまったようだ。 寝不足で頭はボンヤリしていても、 仕事中もずっと今日これからのことを考えてしまう。 仕事が終わっ

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2023/4/24からの(マッチングアプリで知り合った)M君とのこと①

【このお話の前はこちら】 なぜ、LINEを交換したのでしょう? 全くタイプでも付き合う気もないM君なのに、 私はこれまで通りにメッセージのやりとりをしたくて仕方がなかった。 そして、嫌ではなかった大人の関係も、続けたいと思った。 「メッセージ送ってね」 と言ったものの、どちらかというと私の方が送ってばかりいたし、 M君の返事は案外素っ気なかった。 なかなか既読がつかなかったり、既読がついても返信がこなかったり…… 「私の事、タイプって言ってくれたのに……。 あんなに毎日仕

2024/04/24からのM君とのこと②

【このお話の前はこちら】 M君に名前や家や職業を教えた私は、M君にも聞いてみた。 「私に苗字を教えてくれること、出来る?」 すると、 『苗字を教えると、Facebookとか見られてしまうのが嫌なんだ』 という返事。 私は、実名登録のFacebookはやっておらず、 今後も一切やる気は無い。 以前は登録していなくても人様のを覗き見出来たFacebookは、 いつからか、登録しないと見られなくなっていたので、 「登録してないから、見られないよ」 と言ったのだが、それでも苗字

2023/5/20 牡牛座新月・M君が来ると約束した日

【このお話の前はこちら】 確実に『行く』と言われたわけではなかった。 『20日は久しぶりに予定ないから、 朝 皮膚科行って、午後からは弟とボール蹴りしようかなと。 夜なら行ける可能性はあるかもです』 『可能性』はある『かも』とは。 なんて微妙過ぎる言葉… それに、弟とボール蹴りをせずに私の家に来ることはなぜできないのでしょう…? 「会えるといいなぁ」 『会えたらね』 「とりあえずお仕事は入れてないので お部屋のお片付けしながら連絡を待っていますね。 来られるとき

2023/5/21からのこと。M君と初めてのお別れ

【このお話の前はこちら】 夜中の2時半に、帰宅途中のロードパークにいたM君から、 朝の7時46分にメッセージが届いた。 『おはようございます。 お仕事の時間 長いですが、無理なさらずにね』 家に着いたのは、おそらく3時半頃だろうに、 こんな時間にもう起きているとは… それより何より、 昨夜は逢えずに残念でした、とか、 逢える時間に行けなくてごめんね、とか、 こんな理由で遅くなってしまった、とか、 何かないものなのだろうか? 仕事無理しないでという気遣いが出来るなら、

2023/5/26からのこと。M君がやっと家に来た(ストロベリームーン)

【このお話の前はこちら】 M君とのことについては、 マリはもちろんのこと、 複数の友人達に話していた。 誰もが同じ事を言ってきた。 「それって、もう『恋』なんじゃないの?」 「ほんとに 好き じゃないの?」 「それはもう、好きってことなんじゃない?」 そして、いつも、誰にも、私は否定する。 「あんな人、好きになれないよ」 「全然好きじゃないよ!」 若い頃は、条件で人を好きになってきたから、本当にM君を好きだとは思えなかった。 初めて会った日の変人ぶり、      

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2023/6/10 M君と2度目のお別れ(?)

【このお話の前はこちら】 家に来てもらった後のM君とのやりとりは、また毎日楽しくて嬉しかった。 私は、M君からのLINEを、本を読むように何度も何度も読み返した。 同じところでニヤついたり、クスッとしてしまう。 毎日やることが山積みで、会いたいと言ってくれる友達とお茶する時間も なかなか作れない日々なのに… 1日中、メッセージ内容を思い出したり、 何て返信を送ろうか考えて過ごしてしまう。 携帯は、私の宝物になっていた。 身体から離せない。 何度も開いてしまう。 M君に出会

2023/6/13からの(マッチングアプリで知り合った)M君とのこと

【このお話の前はこちら】 6月13日(火) 18時02分に、 「今日はCDをお返しに行っても大丈夫でしょうか?」 と、送ってみた。 絶対にメッセージに気付いているはずなのに、なかなか既読にならない。 出発するのが遅くなると、もちろん帰りが遅くなる。 ダメならダメで返事よこせよー と、思っていると、雨がものすごい勢いで降ってきた。 携帯で予報を見ると、22時頃まで降る様子。 私の車のワイパーは壊れていて、片道1時間半かけて夜にM君の住む町まで行くのは、危険かもしれないと思った

2023/6/24からのM君とのこと

【このお話の前はこちら】 私は本業の他に、化粧品や健康食品を訪問販売する仕事をしていて、 この頃ちょうど、リンパマッサージの資格を取る講習会や練習会があった。 「今度家に来たら、やってあげますね。 っていうか、近くに住んでいたら、練習台になりに来て~って感じなんですけどもね」 『練習台になりたいです。 よろしくお願いします』 いつもお金が無いんだから、わざわざお金を払ってまで マッサージなんか受けたことがないだろう。 「けっこう気持ち良いですよ」 『とっても楽しみ