2023/4/18.19 マッチングアプリで出逢い大好きになってしまった彼に会う前日の話

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彼のことが大好きになってしまった私は、
いろいろな神社へ行っては、神様にお礼を言った。

Mさんに出逢わせていただき、本当にありがとうございました。
どうか仲良くなれますように。。。

そして、毎年初詣に行くパワースポットの神社へ行ったとき、そこで自分の写真を撮り、彼に送った。
彼が、最初に送ったぼやけた私の写真について、後日

『お顔が好きです。
またお写真欲しいです。』

などと言ってくれたからだ。

こんな年になってから私の写真を欲しがる人がいるなんて、
そしてそれが、一回り年下の男性だなんて、
考えもしなかった。
ぼやけた写真なのに顔が好きって…
ハッキリした写真を送ったら
『ガッカリした』
とかにならなきゃいいけど…

美肌アプリを使って、何度も撮り直し、
これ以上は無理だろう…という1枚を、
神社の風景写真と一緒に送ってみた。

『こんにちは。
〇〇さん お疲れさまです。

神社のお写真 どうもありがとうございます。
お顔のお写真も本当にありがとうございます。

〇〇さん 可愛いですね。
とっても好みの顔立ちです。

お写真本当にありがとう。』

か、かわいい…?
好み?

う、嬉しい…

美肌アプリを使っていることと、
体までは写さなかったけれど
私は太っているのです、
と伝えると

『私、ふくよかな女性が好きなんです。』

との返事。


毎日眠れない私は、目の下のくまとしわが日に日にひどくなっていった。
《ふくよか》と《デブ》の違いって、なんだろう…?

20日に向けて、私は毎日パックをして、
You Tube をみながら、リンパ流しをしたり、ストレッチをしたりしていた。
どちらも見た目の変化が出ないけれど、
とにかく体重は6日よりも2kg減っていた。

そして、いよいよ明後日という18日の夜、
彼が私に初めて質問をしてきた。

『〇〇さんは最後に恋人とお別れしたのはいつでしょうか?』

何という品のある質問の仕方なのだろう!
《恋人》なんて言葉を使う人がいるんだな…
やっと私の過去に興味を持ってくれた!

私は、離婚して18年になるのだけれど、
離婚後は誰ともお付き合いをしたことがなかった。
《遊びで一晩》などという経験もなかった。
正直、そのことに以前から焦りがあった。
このまま《男女の大人の営み》をせずに年をとっていくのかな…
今度するときは痛いのだろうか…?

この人には正直なことを話そう、
と思った私は、
隠さずに離婚後のことを伝えてみた。
すると

『最後にしたのは、いつですか?』

と、何とも直接的な質問が…

「離婚する前からしてないのですから、
20年くらい前ということになるでしょうか…?
え、ちょっと恥ずかしいんですけど…」

『以前、大人の関係になってもいいと言って下さり感動したのですが、
そんなに長いこと経験がないのであれば、出来ないですよね?
痛いはずです。』

え、やっぱり痛いの⁈
ってか、女性でもないのに、なぜそんなことを知っているの…?
と思いながら

「痛いものなのでしょうか?」
と、質問してみた。

『痛いはずです。ペ〇〇入りますか?』

あまりにも直接的な過激な質問に驚いてしまった。

「わかりません…だって、してないんですから…」

すると

『ひとりエッチはしますか?』

と、これまた驚きの質問をしてきた。
やっぱりこの人は遊び人なんだろうか…?
2週間近く羊の皮を被っていたけれど、本当の顔は…?

「そんなことに答えたくないです。おやすみなさい」

と送り、寝ることにしたけれど、
もちろん眠ることなどできなかった。


次の日、いつも『おはようございます』
と言ってくる彼から、何も挨拶がなかった。
それどころか、昼間も、待てど暮らせどメッセージは来ない…
今日は仕事が忙しいのだろうか…?
それにしたって、この2週間、毎日1日中メッセージのやりとりをしていたのに、
1通も送れないほどに忙しいなんてことある…?
昨夜のやりとりで、重く感じてしまったのだろうか…?

私は、気が気じゃなく、何も手につかなかった。

18時過ぎ頃、やっとメッセージが届いた。

『〇〇さん、お仕事お疲れ様です。
今日は携帯を家に忘れてしまい、メッセージが送れませんでした』

何だ!そんな理由だったのか!

私は、重く思われたのかと思い、とても心配になってしまったことを伝えると、
『心配させてごめんね。。。
メッセージこないと心配になるよね。。。
私も経験があるから、気持ちはわかります』

いつも丁寧語の彼が、たまに挟んでくるちょっとしたため口がまた
私の心をくすぐる。

だがその後、彼がまたエロい話を始めたのだ。

具体的な妄想のような事が書いてあった。

一体どんな人なんだろう…?

明日になればすべてわかるので
「明日はよろしくお願いいたします」
と送り、前日のその日は、やりとりを早めに切り上げた。



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