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無料記事 [就活生必見] 選考通過率1%のサマーインターンに合格する人のパターン

2020年、1万人近くがエントリーをしたレバレジーズのサマーインターンに参加してきました。

各回25名程度が参加するので、トータルでの選考通過率は1%となります。

大手だったら1%って普通じゃない?と思う方もいるかもしれませんが、難関ベンチャーのサマーインターン選考は6月にはエントリーを締め切っています。つまり、夏前には就職について考え、行動している層しかそもそもエントリーをしていないのです。それゆえに、外資系コンサルティングや外資系投資銀行を志望するような人にとっても登竜門と言われる新規事業立案インターンになっています。

ただ、私の感覚としては、しっかりと対策をすれば学歴や体育会などの経歴は関係なく、合格することができます。

以下では、

・私が面接で聞かれた質問と気をつけるポイント

・インターン参加者の特徴

・そこから見えてくる合格者の3つのパターン

についてお伝えいたします。

本題に入る前に断っておきますが、ここに書いた情報は自分の一意見でしかありません。今まで面接を何十回と受け、インターンもそれなりに経験してきた中で自分なりに整理し、綴っていますが、これが正しいとは限りません。(そもそも正しいとは何なのでしょうか...)最後は自分で考えて情報の取捨選択を行うことも重要だと思っています。

1. 私が面接で聞かれた質問

私は、面接が終わるたびに聞かれた質問をメモに残すようにしています。自分の振り返りのためもあれば、仲間と共有したり、来年に就活をする後輩の役に立つかもしれないという気持ちもあります。

・1次面接 - 学生時代に力を入れたこと

30分で学生2人に対して面接官1人でした。レバの1次は、正直、ゆるゆるです。ガクチカさえ考えておいて、ハキハキと話せれば通ります。ここでは、コミュニュケーションに難がある人や、ガクチカすら言えない人を落とす感じでしょう。Webテストがない代わりに、1次でスクリーニングしているのかなという印象です。できれば、他の会社の面接で面接慣れをしておきたいところです。

・2次面接 - 選考状況、過去の決断経験、ガクチカ、逆質問

30分で個人面接でした。内容としては、レバレジーズ以外にどのような業界・企業を受けているのか。過去の大きな決断とその決断をした理由、そして再びガクチカを深く聞かれました。

他に選考中で1次面接を通過している企業があればアピールの材料になりますね。過去の決断に関しては、受験や部活での経験が一般的です。決断の内容はユニークでなくても大丈夫ですが、理由はしっかりと筋が通っている必要があります。自分で選択をしてきた人ならその理由があるはずなので、それを簡潔に伝えましょう。ガクチカに関しては、1次よりも深掘りされます。「なんでその行動をしようと思ったの?」、「他の選択肢もあったと思うけど、他を選ばなかった理由は?」、「一連の経験の中で苦労したことと工夫したことは?」などがよくあるパターンです。一つ一つ回答を用意しておくことも可能ですが、準備していない質問をされたときに困ってしまうので、自分の過去をしっかりと振り返り、整理しておくことが重要です。即興力に自信がない人はしっかりと自己分析を行いましょう。最後は定番の逆質問です。ここも評価のポイントなので、事前に考えておくべきです。逆質問に関しては別の無料記事を書いたのでリンクを最後に貼っていますが、「やりがいは何ですか?」のような思いつきの質問はやめましょう。自分なりの仮説を持ち、それを検証する場として使えれば、志望度の高さと思考の深さを伝えることができます。逆質問は唯一自分からトピックを決められる時間です。アピール時間として活かしましょう。

・3次面接 - 過去・現在・未来に関する質問とそこからの派生

これが最終面接でした。最終面接でもしっかりと人数を絞るので気を抜かずに臨みましょう。恐らくですが、最終面接にもなると完璧な対策は難しいです。というのも、質問の内容は人によって異なりますし、学生の返答を聞いて、面接官が聞きたいことを突っ込んでいく形だからです。自分の回答にあえて突っ込む余地を設けて、そこに誘導することも手としては考えられますが、余地が大きすぎると甘い回答と受け取られかねないのでリスクがあります。その人の実力が問われると言えるでしょう。

一応、主に私が聞かれたことを述べておくと、過去の選択の成功例と失敗例、理想の将来像、学業について、逆質問という流れでした。面接をして下さった方は、それぞれの事象のプラスとマイナスの両面について聞いてきました。過去の選択に関しても、うまくいったものといかなかったもの。学業についても、学んでいる内容の良いところと悪いところ。パッと答えられる質問ばかりではなく、少し考えなければ答えが出ないこともあるかと思います。私の場合は、自分の専攻している学問を学ぶことのメリデメを聞かれた時には戸惑いました。それでも自分の中でしっかりと整理し、自分なりの考えを伝えることが大切です。答えに正解があるのではなく、どのような考え方をするのか見ているのでしょう。そして、合格通知に関しては、面接から4日程度で来たと記憶しています。面接官によっては、面接中に合格を伝えてくれる方もいるそうです笑

最後に、一連のインターン選考を通じて私が感じたことを述べると、一定程度の学生時代の取り組み(What)と思考のクセ(How)に加えて、質問に対する瞬発力、そして独自性、性格が重要であると思います。恐らく、面接官がチェックしたいポイントは沢山あります。そして、その全てで合格レベルの回答をする必要はなく、回答の合計が面接官の中での合格ラインを超えていれば良いのでしょう。つまり、多少質問の受け答えに時間がかかっても、起業で成功していたり、体育会で全国大会優勝していれば通過するということです。(もちろん、その逆も然りで、経験が平凡でも瞬発力があったり、人当たりがとても良い人であれば合格に達します)

ちなみに、後日社員の方に聞いた私の合格理由は、マイナス要素がなく、経験・思考に独自性があるから、ということでした。つまり、経験自体は特別なものでないが、特に懸念するような弱みがない。(恐らくここまででは不合格)そして、思考に独自の観点があった(このプラスポイントで合格に達した)ということです。

2. インターン参加者の特徴

男女比 7:3

学歴 早慶東大京大、海外大など

経歴 起業、留学、長期インターン、その他

参加者のレベルは当然ながら高いです。私のグループも半数は自分で事業をしており、留学経験のある人もいました。ただ、起業=合格ではないはずです。そういう経験のある人の方が自分で試行錯誤する機会が多いため、結果的に優秀であるという評価に繋がるのでしょう。以下、私が気づいた合格者のパターンについて記しておきます。

3. 合格者の3つのパターン

① 起業家 自分で事業をしているパターンです。インターンのテーマが新規事業立案ですし、レバレジーズとの相性も良いのでしょう。

② 有能 とにかく地頭が良いタイプです。戦略コンサルに内定するような人がここにあたります。学生時代に特別な経験をしていなくても、頭の良さで議論を進めていく力がある人です。

③総合力 経験、頭脳、性格、コミュニケーション力などがどれも一定のレベルに達している人です。幅広い業界から内定を獲得するような人でしょうか。

ちなみに私の班は上記のグルーピングでそれぞれ2人、2人、1人の5人で構成されているといった感じでした。参加前には面談や性格診断があるので、バランスよく分けられているのかもしれません。

終わりに

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

簡単に総括すると、難関インターンに受かるには、他の学生との差別化が必要です。それは学生時代の取り組みでも、地頭でも、総合力の高さでも、就活対策への注力でもなんでも構いません。一度受かれば、それが自身のブランディングにもなり、そのインターンでの学びも実力を高めることに繋がりますので、プラスのサイクルになって回り始めます。ぜひ、前向きに取り組んでみて下さい。


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