見出し画像

吉良式コミュ力&プレゼン力向上法❹~コミュニケーション努力~

どうもどうも、吉良です。

1月2日の事始めから行動を起こすと、そのおこないは長続きをすると言われています。昨日のnoteで、今年を「コミュニケーション元年」にしようとお話ししたこともあり、僕のnote始めはコミュニケーションの内容にしたいと思います。

コミュニケーションについてのシリーズ、今回は第4回目です。
第1回目は「話すことはみんな苦手」を題材にコミュニケーションの定義と現状について、第2回目は「読む」と「話す」の違いについて、第3回目は「なぜ目を見て話すのか」についてお話をしました。

今回は「コミュニケーションをするうえでの心構え」についてお話ししていきます。

【1】「コミュニケーション力のある人」とは

みなさんは「コミュニケーション力のある人」とは、どのような人だと思いますか。あるいは、あなたが周りの人々とどのような状況を作り出すことが、コミュニケーション力のある人の行動となるのかを想像しても良いかもしれません。

どんな人とも仲良く、会話が常に弾んで、少々無理してでもあらゆるお付き合いをするような光景を思い浮かべた方も多いのではないでしょうか。

実際、一般的に「コミュニケーション力」が語られる場面では、自分と相手がくっつくように親しくなり、会話を弾ませていくような関係が求められているように思われがちです。

しかし、べったりとくっつくような関係は本当に良好な関係なのでしょうか。くっつきすぎていると何かがあったとき、その関係が崩れたら一気に離れてしまいます。

おしどり夫婦と呼ばれる夫婦やいつもベタベタしているカップルなど、ものすごく仲が良く、毎日のように一緒にいたはずのあのふたりがどうして…という状況を見たことがある方もいるかもしれません。というよりよく見かけますよね。そのように、近づきすぎるといつか離れていくしかなくなってしまいます。もちろん例外はありますが。

また、いつも同じ人と食事に行ったり、飲みに行ったりするいわゆる「飲みニケーション」や、働き方改革がこれだけ言われているなか、限定的な会社の仲間と休日も一緒にゴルフなどをすることも、まさに近接形のコミュニケーションといえます。このコミュニケーション手法は近づき過ぎだけでなく、飲めない人、ゴルフができない人の排除という違う問題点も生んでいます。

では、物理的な距離は縮めずに、どのようにコミュニケーション力を高めていけばよいのでしょうか。

僕はコミュニケーション力のある人とは、「自分から相手との心の距離を縮めていくことができる人」だと思っています。相手と物理的にべったりくっつくことは求めていません。
そして、コミュニケーションをするうえで必要だと思う心構えは相手との「心の距離」を近づけようとすることです。

僕はいつも「答えは自分のすぐそばにある」と講演や講義のときに伝えています。だからこそ、日常生活での気付きが大切になるわけです。この「心の距離」の見本はまさに皆様のそばにあります。それはご両親です。

僕にも94歳の父と90歳の母がいます。決しておしどり夫婦ではないですが、まるでバネのように上手に心の距離をとりながら金婚式をはるかに超えるほどの夫婦のコミュニケーションを取り続けています。これこそがまさにコミュニケーションの見本です。

【2】コミュニケーション努力

それでは、「心の距離」はどのようにしたら近づけることができるのでしょうか。

前回お話しした目を見て話そうとすることも、日頃のちょっとした挨拶、少しの気遣い、共通の趣味、ちょっとした雑談・会話・質問、相槌、それも心の距離を近づけるための行動です。

僕はこれらの行動を「コミュニケーション努力」と呼んでいます。つまりコミュニケーションをとりたいと思ったら、相手に向き合う努力をすることが何よりも大切ということです。

相手に1歩、心の距離を近づけようとすれば1歩分近づくことができますし、相手も1歩近づいてきてくれたら2歩分も近づくことができます。ほとんどないと思いますが、万が一、相手が1歩離れたとしても、あなたが1歩近づこうとしていれば距離は離れず、変わらない状態を保つことができます。

はじめは勇気のいる行動かもしれません。しかし、第1回目でご紹介したように、日本人はほとんど全員、話すこと(プレゼンテーション)が苦手ということは、つまり相手も苦手だという事です。

あなたが勇気を出しても、相手は勇気が出なくてその日は何も反応してくれないかもしれません。しかし、続けていればいつか相手も勇気を出して目を合わせてくれるはずですし、コミュニケイトしてくれるはずです。

あなたが相手と話すきっかけを求めているように、相手もあなたと話すきっかけ、心の距離を縮めるきっかけを求めているのだと考えましょう。

はじめは勇気が出なかった日があっても構いません。まずは、自分から相手との心の距離を縮めようと思うこと、そして、それをどんどん行動に移せるようにしていくこと、行動する頻度をあげていくこと。

このような「コミュニケーション努力」があなたのコミュニケーション力向上につながっていきます。

このように、コミュニケーション力向上のためには行動が伴うことがおわかりになったと思います。このコミュ力&プレゼン力向上法の最終回は「コミュニケーション努力」のなかでも、どんな努力が効果的か、とっておきの方法をお伝えします。僕自身がずっと実践してきている内容を解説しますのでお楽しみに。


最後までお読みいただきありがとうございました! スキ、コメント欄への感想、リクエスト、シェア等、大歓迎です。 スキ、フォロー時にはランダムで吉良語録メッセージをお送りしておりますのでお楽しみください!