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劣等感と執着を捨てる

以前、私が働いていた1年以内離職率100%の職場のボス夫妻。

いつもイライラして、従業員に当たり散らかしていました。

一日中、怒鳴りまくっています。

そして、1年も働かないうちに、従業員が何らかの精神疾患に陥るという恐ろしい現象が・・・。

どうして、この人達(ボス夫妻)は、そうなのか?

じっと、ボス夫妻を観察してみます。

原因はどうやら、彼らが自分達より立場が強いと感じている人達(お客さん)の顔色を伺い過ぎていることにある様なのでした。

お客さんには、満面の笑顔で、大変卑屈に接しています。

そうした過度の気遣いが夫妻にもたらすストレス。

そのツケが、我々立場の弱い従業員にやって来るのでした・・・。

一方、私が1か月間だけ派遣で働いていた職場のボス。

彼はお客さんに対しても、ある程度対等に接している様でした。

間違っている事は、ハッキリとそう伝えます。

彼も多少のストレスは抱えている様ですが、従業員が潰れるまで怒鳴り散らしたりはしません。

卑屈に振舞い続けたことによって、染み付いた劣等感の恐ろしさよ・・・。

自分達だけで収めておけば良いものを、つい復讐の相手に弱者を選んでいる様なのでした。

「人間、時には開き直って変な執着を捨てる方が、生きていきやすいのではないか?」などと考える今日この頃なのでした(笑)。


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