mca@ベンチャー企業セールス管理職

従業員100名のベンチャー企業セールス管理職。 新卒から12年務めた大手企業を辞め、1…

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従業員100名のベンチャー企業セールス管理職。 新卒から12年務めた大手企業を辞め、1月から新たな職場に転職。 アウトプットを増やすことを2021年の目標にnoteを始めました。転職しての感想、マネジメント、組織作り、営業などをアウトプットしていきます。

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ベンチャーはやり甲斐あって成長できる。と就職活動で言われたなー。

大手企業から転職し、100名のベンチャーで働き始めて1ヶ月と1週間。まだ短い期間ですが極めてご機嫌に働けている。何が自分にとってご機嫌に働けているポイントなのか、頭の中を吐き出してみたいと思う。 私が就職活動をしていた頃、もう14年くらい前。だいぶ昔ですが、当時ベンチャー企業の説明会に行った際によく言われた。「大手の3倍成長できるよ。やり甲斐めちゃくちゃあるよ。」結果私は大手企業に就職したわけだが、当時のベンチャー企業の社長や人事の方が言っていたことは本当なのか?自分の今時

    • 大手企業からスタートアップに転職して1年の感想

      ようやくちょうど転職して1年。あっという間の1年間を自身の備忘録として、スタートアップへの転職を考える人に向けて書きます。転職してよかったこと、難しかったこと・勘違いしていたことについて以下思いつくがままに振り返ってみる。 まず難しかったこと・勘違いしていたこと。 異業界への営業管理職としての転職はメンバーを納得させるだけの成果を出すまでに時間がかかる 今回異業界への営業管理職としての転職だったが、メンバーから「こいつそもそも力量あんのか?」という目線は勿論あるし、自分

      • 商品力強いと甘く見てると失敗するよ

        一般的に毎年130%以上成長している、saasのスタートアップに大手企業から転職、またはレッドオーシャンの商品を扱ってる会社から来た人たちが勘違いしがちなこと。「商品力強い」「商品力の強さに営業は甘えている」「商品力に任せた組織」だから、ここが甘い、テコ入れすれば上手くいくという幻想。 まず勘違いして欲しくないこと大手企業、これまで実績がありコモディティ化している商材を扱ってる会社は全てではないと思うが、組織基盤(特に営業・営業管理職が無自覚でやれている日々のこと)が強固で

        • 入社半年未満の営業メンバーと営業課長でエンタープライズを攻略すると決めて2ヶ月経過

          転職して半年が過ぎた。私自身は業界未経験で営業管理職としてこの会社でキャリアをスタートさせているが、私の担当してる組織の7名中6名は入社7ヶ月未満、平均年齢26歳のローキャリア組織。長く勤めていたベテランメンバーが急遽退職することになり2ヶ月前にピヨピヨの新人と共にエンタープライズ顧客を全員で割り振り攻めていくことになった。退職という事情はもちろんあるが、SMBの新規顧客への営業活動だけではやはり数字が作れず、業績の伸びが鈍化していることも要因の一つにある。 そもそもベテラ

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          大手からベンチャーへ転職半年、成長したと感じた瞬間

          異業界に転職して半年。右も左もわからない状態から戦略と方向性を決めながら、四半期ごとに方針を変えながら組織運営を行なってきて、以前よりも組織は良くなってきてるし兆しも感じてるが、自分自身は成長してるのだろうかと思うことはたまにあった。当然異業界なので、知識の面では新たに学ばざるを得ない状況なのでこれまでと違った知識は付いてるとは思うものの、組織作りや営業戦略は前職での経験の焼き直し実践してるだけではないのか?と感じることもあった。しかし、今週ふとあ、自分ちゃんと成長してるんだ

          大手からベンチャーへ転職半年、成長したと感じた瞬間

          大手からベンチャー転職半年間のまとめ

          ようやく転職して半年が経った。当初思い描いていたことと実際はかなり違ったなと振り返ると思う。大手からベンチャー企業に転職しようとしてる営業管理職の方の参考になれば幸いです。 改めてですが、2万名を超える大手企業の営業管理職から年商がこの3年毎年40%増の100名程度のベンチャーの営業管理職に転職しました。 想定と違ったこと① 従業員は変化を嫌がるベンチャーというとどんどん新しいことやろうぜ!やってから考えればいいだろ!という感覚を持っていたが、実際中の人たちは思った以上に

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          地方は訪問営業に限る

          このご時世商談はオンラインが主流という会社も増えてる中、久しぶりに北海道に出張に行ってきた。緊急事態宣言が明けたら行こうということを顧客と会話しながらずっと伸び伸びになってしまっていた。訪問するとオンラインではわからなかったことが色々とわかった。 訪問した全ての顧客でやっぱりリアルじゃないとねと言われる今回2泊3日で計6社の会社に訪問、ホテルでオンラインアポを3つ行った。訪問した顧客全てからやっぱり会うと違いますね。と言われた。我々の商材がレガシーな業界のバーティカルSaa

          明日から仕事行きたくないと思ってた。。仕事のストレスと向き合う方法

          ここ3週間久しぶりに忙しく仕事上でのストレスを感じる日々だった。四半期の終わりに向かって振り返り、次の部戦略の策定でバタバタしながら、メンバーの退職の処理を行なって物理的に忙しかった。ただそれはストレスにはならず、ストレスになるのは人間関係の方だった。目まぐるしく変わる組織の中で、方針を定めていく訳だが、全員納得の方針は難しく反発を受けながら進めることになった。面と向かって、または影から反発する社員の対応はかなりストレスになった。まだ超えたわけではないが、自身の中で一服感があ

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          異業界転職後に営業力が発揮されるまでの壁と期待

          転職したての人が営業として成果が出るまでにどんな期間と壁があるかを振り返りたい。これまでの社会人人生12年間のキャリアの中で8年間営業プレーヤー・4年間組織長。建設業・旅行業・人材業への3つの業界・異なる商材を営業してきた。 営業力を分解非常にざっくりだが、以下の分け方をしてみたい。 ・その業界、商材への知識 ・商談時のポータブルなスキル(SPINなど) ・営業計画、シナリオ構築など成果を継続的に上げるための自身のインフラ ・協働者を巻き込む力 商材に思考自由度が

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          異業界へ転職した営業管理職の試練

          異形界への転職し、最初から営業マネージャーとして着任した中で、恐らくあるあるだと思うが、「こいつ売ったことない、商品のことわからないのに聞く意味あんのか?」というメンバーからの目線。今ここにど真ん中で直面している。 前職ではどの部署に異動しようとも、商品が変わろうとも、管理職としてポータブルなスキルで管理職が出来ないと叩き込まれてきた。それは転職してからも同じだろうと考えていたが、ポータブルスキル+その業界の専門知識が必要になる+ビジネスモデルが変わるという点が異なっていた

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          転職したて・トラブル対応でリモートワークはきつい

          転職して5ヶ月が経ち、最近意図的にリモートワークを増やしていた。前職ではコロナ以降99%リモートで仕事をしていたが、転職したてはわからないことも多く出社していたが、ぼちぼちリモートでもいけそうと思っていた矢先に突然のメンバー退職。このメンバーの抱えた案件対応は対面でないときつかった。 今回まず行ったことは、PC・携帯の中身を確認。止まってる案件・調整中の案件を全て洗い出し、担当を割り振り対応スタート。 不明なことはベテランの営業マンに聞きながら、この顧客とはこんな会話をし

          転職したて・トラブル対応でリモートワークはきつい

          突然のメンバーの退職から思うこと

          昨日自分の担当組織のメンバーの退職が決まった。転職してから初めてのメンバーの退職。急に来なくなったため、今週はバタバタした。長く勤めていた社員だったため、周囲への影響やお客様の影響など不安な点があったが、懸念したほどではなかった。改めて組織で働くとはなんなんだろうかと考えさせられた。 今回退職したメンバーは社内では古参メンバー。担当してるお客様も大手が多く、営業数字としても多く担っていた。売れるときは売れるけどムラがあるよねという周囲からの評価だった。 顧客の反応え、急に

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          ベンチャー企業転職面接官としての視点〜20代・30代後半の人々〜

          大手からベンチャー企業に転職して早5ヶ月。先月から面接官も兼任するようになり、2週間で10名程度面接をしながら20代前半に求めることと30代後半以上に求めることが自身の中でかなり違いがあるので言語化してみようと思う。 20代のメンバークラスの面接をする場合見てるポイントは①レスポンススピード②判断軸③退職理由 まず問いへのレスポンススピードが遅い人はかなりストレスを感じてしまう。一言「整理したいので、よろしいですか?」と言ってくれれば良いが、考え込んで、ただ待たせられるこ

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          愛媛の味噌汁は日本一うまい

          先日会社の先輩と転勤した先でどこが一番ご飯が美味しかったかという話から味噌汁の話に。 これまで私と先輩が住んだ土地は仙台、長野、富山、東京、静岡、名古屋、兵庫、岡山、広島、高松、松山、福岡。その中で味噌汁は愛媛が突出してうまいという話になった。 我が家でもあまりに愛媛の海鮮丼屋で食べた味噌汁が美味しかったため、愛媛の味噌を取り寄せて食べてる。 しかし、お店で食べたあの味に中々到達しなかった。お店の名前は市場食堂えびす丸。 えびす丸の味噌汁は旨味と甘味の調和が半端ない甘

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          営業力より営業リスト。しかし世の中にピッタリ合致する営業リストは存在しない。

          バーティカルsaas企業に転職して4ヶ月経過。営業リストの大事さを痛感している。前職はホリゾンタルな商材を扱っていたため、競合とバッティングは日常茶飯事、提案力で勝つ、人で勝つと言い続け成果を出してきた。しかし今はプロダクトが優れており、顧客のBPを明確に捉えている。顧客に案内をし、これはいいと!と言われるメンバーを見ると同時に、これはうちには合わないね。こういう業務の顧客には合うんだろうねー。と断られるケースを見続けてきた。 申し込み結びつく重要な要素は、営業力<<<<合

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          バーティカルsaasにおける対象顧客選定のシビアさ

          現在新規アウトバウンドの顧客獲得を注力して業務を実行する中で気づきがあったので振り返りたい。 現在所謂バーティカルsaasと呼ばれる業態の中で働いているが、対象顧客の選定に対しての認識がやや甘かったと感じることがあった。前職ではホリゾンタルな商材を扱っていたため、対象顧客という観点は勿論あったが、今ほどシビアに考えられていなかった。 プロダクトが優れいてるの解像度が粗かった転職して最初にいくつか商談に同席し、メンバーの商談を見ると商品紹介が圧倒的に前職と比べ多い印象を受け

          バーティカルsaasにおける対象顧客選定のシビアさ