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不倫/パウロ・コエーリョ



#アルケミスト  を読んで以来、すっかりハマってしまった #パウロコエーリョ さんの著書、 #不倫 を拝読しました。



訳者のあとがきにもありましたが。。。
『不倫』というタイトルは、あまりにも直截的で身も蓋もないのではないか、こんなタイトルの本を読者は手に取るだろうかと、著者以外は危惧したそうですが、著者は譲らなかったそうです。


私も、正直いうと購入するか躊躇しました。
でも、著者が敢えて直截的なタイトルにしたのは必ず意味があるものでしょうし、著者への信頼感もあるので購入することにしました。


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家族も、仕事も、お金にも恵まれ、なんの不自由もない主人公。
ところが、ある日インタビューした相手に言われた言葉をキッカケに、この幸福な日常が変化してしまうことを恐れ、少しずつ精神が蝕まれていきます。
再会した昔のボーイフレンド、いつも傍で変わらない夫、藁をも掴む思いで出会ったシャーマンと関わりながら、主人公が真実の愛とは何かということを導きだしていく物語です。


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私が気になったポイントを上げてみます。


先ず、マウンティング。
自分は愛されている、パートナーは自分の所有のものである、自分はもっとも優れているという優越に浸ろうとするのは、どちらかというと女性に多い気がします。
それは、自信のなさの裏返しだということに自分自身で薄ら気付いているのに。


次に破壊的な感情。
平穏に過ごすことが幸福なはずなのに、それが当たり前になってしまうと、変化を求めて破壊したくなることがあります。
自分がつまらなくなってしまっているのではないかと要らない不安を抱えてしまうのです。
実行するかしないかは別として。

『満足してしまったら、進化はしない。不満があるからこそ、人は前へと進むのだ。』
これは、著者の言葉。

もちろん、不平不満ばかりを募らせるということではありません。
生きていく上で当たり前のことなどなく、日々希望を持つから前へ進めるのだと私は解釈しました。


そして、真実の愛。
この答えにはまだまだ辿り着けそうにはありません。
愛のカタチは人それぞれでしょうし。

『愛することを強要されることはできないし、ましてや他人に愛を強要することも不可能だ。
できることといえば愛をみつめ、愛に情熱を燃やし、愛を模範することだけだ。』
本文より抜粋したこの言葉は、胸に刻んでおきたいと思いました。


私は、パウロ・コエーリョさんに教わることがまだまだありそうです。
最後に、本文にあった聖書(コリント人への第一の手紙)の言葉で締めることにします。


『愛とは寛容であり、愛は情け深い。
また、ねたむことをしない。
あいは高ぶらない、誇らない、無作法をしない、自分の利益を求めない、いらだたない、恨みを抱かない、不義を喜ばず、真理を喜ぶ。』








※これまでに拝読したパウロ・コエーリョさんの著書。


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