見出し画像

野菜くずが、手軽に美味しく栄養価の高い万能出汁に

こんにちは

ベジブロスをご存知ですか?

調理の際に余ってしまった野菜の切れ端や
皮や芯、ヘタなど
捨てるのはもったいなぁ…と
お料理しながら感じた事、ありますか?

活用方法が分からず、結局ゴミ箱に…

って、ちょっとお待ちください!

その野菜くずは、美味しくて健康にも良い
お出汁、ベジブロスを作ることが出来るのです

そして、とても簡単に作れて
いろいろなお料理に使えるベジブロスについて
野菜の恵みを余すことなく
美味しくいただく方法をお話しいたします


ベジブロスとは

画像1

ベジブロスは、
野菜(ベジ)の出汁(ブロス)のことで

料理をすると出る野菜の切れ端や皮や芯、ヘタなどの
野菜くずを少量のお酒と一緒にコトコト煮出すと、
野菜の甘みや旨みが良いお出汁になります

さらに、このお出汁には旨みだけでなく
栄養価も高いのです

具体的に、どのようなメリットがあるのかを
お話をいたします


抗酸化作用に優れたフィトケミカルを効率的に取り入れられる

画像2


第七の栄養素とよばれる
フィトケミカルという栄養素があります

フィトケミカルとは、
野菜や果物、豆類、イモ類、海藻などの
植物に含まれる化学成分のことです
トマトのリコピンや、にんじんのβカロテン
玉ねぎに含まれるポリフェノールのケルセチン
なども、フィトケミカルに含まれます

フィトケミカルは抗酸化作用が強く、免疫力を高め
生活習慣病のリスクを低減し、
身体を内側からキレイにするなど

さまざまな効果が期待できます


フィトケミカルは皮やヘタに多く含まれる

画像3

フィトケミカルが多く含まれているのが、
野菜の皮やヘタ、根、種などの
従来は捨ててしまっている部分です

野菜の皮は、外の刺激から身を守る役割があり
ヘタや根は生長点、種は命の起点という
大事な役割があるため、
さまざまな栄養分が集まっているのです


フィトケミカルは、加熱することで吸収されやすくなる

画像4


フィトケミカルは煮込むことで水に溶け出し
加熱することで吸収されやすくなります

そのため、野菜くずを煮出して作るベジブロスは
フィトケミカルを取り入れるには
最適な調理法なのです


和洋中問わず使える万能出汁

画像5

栄養素がたっぷり溶け込んだベジブロスは
野菜の甘みと旨みが溶け出し
やさしく香り立つ味わいに仕上がります

強い主張がないので
どんな料理にも使うことができ
美味しさを引き立てます


私は、玉ねぎや人参、大根の皮やヘタなどを
鍋に入れ、ベジブロスを作ります

このベジブロスに藻塩を入れて飲むだけでも
とても美味しく、
ほんのり塩味のやさしいお出汁は体を温め、
心も落ち着きます


このベジブロスを使って
スープやカレーを作ると、さらに美味しくなります


ベジブロスの作り方

画像6

さっそくベジブロスの作り方をご紹介します


材料 【約1リットル分】

・両手いっぱいの野菜の皮やヘタなどの野菜くず
・水 1300ml
・酒 小さじ1

※いつも目分量なので、分量は目安です
野菜くずが多くても少なくてもOKです

すぐに野菜くずがたまらない場合は、
タッパーに野菜くずを入れて
冷蔵庫もしくは冷凍庫で保存しながらためることを
オススメします◎



作り方

1. 鍋に水と野菜のくず、酒を入れて火にかけ
弱火で20~30分煮込みます

2. 火を止め、自然に冷まします

3. ざるで野菜をこして、冷蔵庫で保存します
 賞味期限は冷蔵で3日、冷凍で1か月程度です


※昆布や舞茸、切り干し大根などの
乾物を入れると、さらに良いお出汁がとれます
※沸騰させると野菜の苦みが出るので、
火加減に注意してください



ベジブロス向きの野菜

玉ねぎは抗酸化作用も旨みもたっぷり含まれており、
かなりオススメです

ほかにも人参や大根の皮やヘタ、
リンゴなどフルーツの皮やヘタもOKです

キノコの軸やパセリの軸、長ネギの葉や根、
トウモロコシの芯や生姜の皮など
基本的にどんな野菜を使ってもOKです


ベジブロスに向かない野菜

野菜の中には、苦みや色が出てしまうものがあります

キャベツの芯、ブロッコリー、カリフラワー、
菜の花などは苦みが出てしまい

ナスや紫キャベツや紫玉ねぎなどの
色の濃い野菜は、色が出てしまうので
気になる方はやめておいた方がいいかもしれません


野菜の農薬が気になるときは、重曹

ボールに小さじ1の重曹を入れて溶かし、
野菜を30秒~1分間浸し、流水で洗い流しましょう

1分以上浸してしまうと
栄養素が溶け出してしまうので注意しましょう



いろいろな料理にも使えるベジブロス活用レシピ

画像7

ベジブロスの活用レシピをご紹介します

野菜がたっぷり入ったポトフなどのスープや、
いつものカレーを煮込むために使ったり
いろんな煮込み料理にアレンジききます


野菜たっぷりポトフ

材料(4人分)
・ベジブロス 800ml
・玉ねぎ 1個
・人参 1本
・じゃがいも 2個

ブロッコリーやキノコ、ゴボウ
ミディトマトもしくはプチトマト お好みで

※野菜は冷蔵庫にあるお好みの物で大丈夫です

厚切りベーコンやウインナーなど お好みで

・塩、こしょう 少々

食べる直前のお好み調味料
塩、黒こしょう、オリーブオイル、粉チーズ


作り方
1. 野菜を食べやすい大きさにカットします

2. 鍋を熱して厚切りベーコンを入れ、焼き目をつけます

3. 2の鍋にベジブロスを入れ、
 ブロッコリーとトマト以外の野菜を入れて煮込みます

4. じゃがいもが柔らかくなったら
 ブロッコリーを入れてしばらく煮込み、
 火を止めて塩こしょうで味を整え、
 トマトを入れて蓋をします

5. 冷めたら冷蔵庫で一晩寝かせます

6. 食べる前に火にかけて温めて器に盛り付け
 お好みで、塩、黒こしょう、オリーブオイル、
 粉チーズなどをかけてお召し上がりください

※一晩おくと味が染みて美味しくなります

お急ぎの場合は、最低1時間くらいは
常温でおいてから温めてお召し上がり下さい


野菜たっぷりポトフの残りスープで作るリゾット

画像8

具材を全て食べ終え、
スープだけ残ってしまったらリゾットはいかがですか?

材料

野菜たっぷりポトフのスープ
オリーブオイル
ニンニク
昆布(または昆布だし)

リゾットに入れるお好みの野菜やきのこ


作り方

1. オリーブオイルをひいた鍋でニンニクを炒め、
 香りが出てきたら食べやすい大きさにカットした
 野菜を炒めます

2. ベジブロスと昆布を入れて加熱します

3. クミンなどのお好みのスパイスと
 塩こしょうで味付けします

4. 炊飯済みのご飯を加えてさっと加熱し、
 オリーブオイルや
 粉チーズ(パルミジャーノレッジャーノなど)を
 かけてお召し上がりください

※卵を落としても美味しいです

仕上げにイタリアンパセリやルッコラをのせると
見た目もオシャレになりますし、
美味しさがプラスされます


まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます

今回はベジブロスの作り方と活用レシピを
ご紹介させていただきました

ベジブロスのメリットは、
野菜くずを再利用すると生ゴミを削減できますし
栄養豊富な野菜の皮やヘタの部分などの栄養分を
無駄なく丸ごといただけるところ、
そして、煮込むだけなので調理が簡単な点です

冷凍保存も可能で、いろいろなアレンジがきき
良いことずくめの万能お出汁です


野菜不足が気になる方には
特にオススメしたい調理法です

常にベジブロスのストックがあれば、
いろいろなお料理に使えて
野菜不足も解消できます

ぜひ、今日から
ベジブロス生活を始めてみませんか?

普段のお料理に取り入れてみてくださいね

この記事が参加している募集

スキしてみて

最後までお読みいただきありがとうございます! なにかのお役に立てられたらとっても嬉しいです いつもサポートいただき、 誠にありがとうございます🙏 いただいたサポートは、 今後の活動費として活用させていただいております