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2022.10.25(音)

朝。「アイヌ神謡集」の録画をみる。あ。耳に心地いい。言葉が音が。ギターの練習をする。久しぶりのアルペジオ。
仕事。本を探す子どもたちの姿は美しい。神々しくもある。そんな姿を眺めるのが好きだったりする。子どもたちと話すのも楽しいが。
図書館に寄り道。「ののはな通信」「まち」「ひらいて」「赤いモレスキンの女」を借りる。
帰宅。子が里芋は土の味がするから嫌だと。私も子どもの頃同じことを思っていたな。大人になって土の味をおいしいと感じるようになった。子がiPadでピアノの演奏を聴いている。クラシック音楽もこうやって楽しめる時代。ピアノを始めてよかったね。豊か。
夜。書きものと読書。今日は新月。手放す。

●読了本『火打ち箱』
穂村弘さんの『ぼくの宝物絵本』を読んで気になっていた本。アンデルセンの物語をなんと高野文子さんのペーパークラフトで。
兵隊が魔法使いを騙して手に入れた古い火打ち箱。打つと大きな犬がやってきてなんでも望みをかなえてくれる。お金を得て家を得て九死に一生を得てお姫様を得て。想像していた勧善懲悪じゃない。なんて理不尽アンデルセン。
ペーパークラフトが物語の不穏さを引き立てる。ペーパークラフトだからこその光と影の効果、立体感による迫力。これは忘れられない絵本になる。強烈でおもしろい。


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