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2023.7.29(カケラ)

休み。図書館に行く。目を通しておきたい絵本を読んでくる。午後はやっておかなきゃいけない登録や支払いや振替や予約や。細々したことって生活には無数にある。それだけで窒息しそうなくらい。子は友だちのところに遊びに行った。私は暑いので家で過ごす。ギターの練習をして本を読んで『メタモルフォーゼの縁側』を観て。夜にピアノの練習。「アラベスク」最後まで弾けた。

↓最近読んだ本
『ワンダーランドに卒業はない』中島京子
作家の中島京子さんが自分の原点になった18の物語について綴る。『クマのプーさん』『ゲド戦記』『宝島』『モモ』…。
児童文学の名作は今の子にはなかなか手が出づらかったりする。読むとしてもあらすじだけをまとめたようなダイジェスト版だったり、絵や訳がイマドキすぎて違和感のあるものだったり。私だって子どもの頃は本を読むよりテレビアニメで観た作品の方が多かったし、大人になってから読んだものも随分ある。それでもやはりきちんとした訳の本で読んだ方がいいと思う。なぜならこのあたりの名作は不思議と自分の中にしっかり残るから。なぜか忘れない。なぜか心の中に居座る。それだけ力のある物語なんだと思う。きっと自分の中に根付いて自分を作るいいかけらになってくれる。どの作品も中島さんに紹介されることで改めておもしろそうに感じた。また読みたくなった。

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