この世の全女性の、すっぴんを見たい。
「この人のすっぴんを見たい。」
女性と接していて、そう思うことがしばしばある。
わたしは高校を卒業するまで化粧を一切したことがなかった。
今思ったら本当にはんぺんみたいな顔をして毎日登校していたのだけど、
化粧禁止だったし、部活で汗かくし、みんなしてないし、って感じで
休みの日も一切化粧をしたことがなかった。
大学に入って、お絵かきみたいな化粧をし始めて、
なんとか周りに馴染もうとしていた。
5月。
入ったばかりのサークルで合宿があった。
午前:ダンス
昼食
午後:ダンス
夕食
夜:ダンス
こんな感じの鬼スケジュールだった気がする。
宿泊場所は古びた、"ザ・合宿所"と言った感じの施設。
トイレは勿論共用である。
夜。
練習が終わり、自由時間になったけど、もうこれ以上練習する気も起きないし、だからといって飲み会の雰囲気にはついていけないし、早めに部屋に帰って寝ようと思っていた。
と、トイレに入ると、
「お疲れ様〜☺️」
と知らない女の先輩から声をかけられた。
その人はすっぴんで、知らない人だったけど、
向こうはこっちが新入生だから知っているのだろうと思って「お疲れ様です。」と返した。
その日はすぐに寝ちゃった。
で、翌日。
2.3回話したことある同期が話しかけにきてくれた。
「おはよう〜!!昨日はあの後すぐに寝たの?☺️」
あの後…?
あのあと…?
アノアト…?
After that…??
ハッッッ!!!!
繋がった!!!!!!
昨日トイレで声をかけてきたすっぴんの女性は、
初対面の先輩ではなく、
話したことある同期だった。
いやだって、、、、
あまりにも違ったんだもん、、、、、、
この日以降、
めちゃめちゃ可愛い人とか
化粧が厚い人とかを見ると
「すっぴんが見たい!!!!」
というキモ衝動に駆られるようになってしまった。
と同時に、自分は化粧上手くなりたいと思うけれど、
「すっぴんとあまりにも違う」
と思われるのが怖くて、なかなか薄・自己流化粧から抜け出せないという問題もある。
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