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ハタチの息子とワタシの20年〜もうハタチ、まだハタチの狭間で〜

こんにちは、まゆきち⭐︎です。
長男との20年間を振り返り、子育ての記憶を記録したいという思いから始めたのですが、途中ですっかり忘れていて…もう少しでハタチじゃなくなるぞ!と気づいて慌てて更新です。笑

長男は大学生。コロナ禍で入学式も学校での講義も今年度はないまま終わる大学生活1年目。

大学生になるまでに紆余曲折…あったあった。

■18歳

サッカー一筋で、サッカーしにいってただけのような高校生でしたから、勉強は苦手も苦手。
仲良かった先輩が消防士になった影響で、身体を生かして消防士になりたいと言っていた高3の春。
公務員試験対策の予備校に通った高3の夏。
最終面接で残念ながら不合格になった高3の冬。
そして…大学に行きたいと言い出す18歳。

えーーーー。

でも勉強すると初めて言ったことを否定したくない親心と、信じたいという思いから大手予備校に通った浪人1年目。
TVCMガンガン流れる季節になりますね…(´-ω-`)

甘くはありません。予備校に行ったからってなんとかなるものではないのです。
ワタシ自身、厳しい大学受験勉強を経験してきたので、この程度の勉強量じゃ無理だよなーと思ってはいましたが…。
勉強する、大学行く!と18歳になってようやく言い出した長男の気持ちの腰を折りたくなくて、ひたすら前向きに応援して、祈るばかりでした。

1年目の結果は惨敗…。
合格をもらった大学には行きたくないと言い、進路は決まらずでした。

なんとなく…わかってたけどガックリきたなぁ。
どんだけ予備校に、受験料に、お金払ったんだろう…みたいなね。笑

■19歳

18歳まで勉強をしてこなかった彼には、1年予備校でやったことで、ようやく受験しようといえるレベルにたどり着いた感じだったと思います。

だから、あの高い予備校代も何もかも無駄ではなかったと…ハハは思いたい(T-T)

もう1年浪人すると言ったときに、何年やっても同じじゃないかという夫とすごく揉めましたが、わたしは信じたかった。何がなんでも本人の意思を尊重したかった。

1年目の予備校生活のように、サボったりしないこと、最後まで頑張ることを確認して、浪人2年目スタート。

この年に夫は転勤、単身赴任となったため、長男にかかるプレッシャーも少しは軽くなったかな?

一緒に伴走してくれる個別指導塾の先生方のおかげで、前年よりきちんと勉強していました。
それでもこのときすでに…目指す大学…というより、やりたいことのために大阪に行きたい思いが強くなってきていました。


お笑い芸人になりたい。

…らしい。
ほんとに長男らしい夢です。
結局それなんだよね。笑

お笑い芸人、とてもとても厳しい世界で、テレビで活躍されているのはほんの一握りの芸人さん。頭の回転がよく、幅広い知識を基にそれを表現するセンスがないとダメなんじゃないかな?

大阪で生まれ育ったワタシは芸人さんは賢くないとできないお仕事だと思って尊敬しています。

だけど、長男の夢にムリだとか、ダメとはいいません。
彼の人生だから。

そんな厳しい世界に進みたいと思うのなら、大学受験を最後までやり切る努力もできない人には難しいんじゃないか?
今の乏しい知識や経験でなんとかなる世界だと思ってる?あなたの知識や見聞を広げるために積極的に学ぶ時間が必要なんじゃないか?

ハハは時に辛辣な意見もいいます。
オールOK、甘々ハハではないのです。

■20歳

そして、どうにかこうにか大学生になり、大阪で暮らしています。
バイトして、NSCの入学費用を貯める予定でしたが、コロナでバイトがままならなかったり…思い描いていたようには進んでいないかもしれません。それも仕方ないこと。いばら道です。

長男はハタチ。
同い年の友達と比べると2年も遅れてようやく大学生になり、また厳しい世界、そして正解がわからない道を進もうとしています。

ハハとして不安がないわけではありません。
本人が望むから、応援するのみです。
途中て気が変わっても、それはそれで応援するのだろうと思います。

やりたいことがいくつも出てくるのは、若さゆえ。やり遂げられない…目移りする…とは思いたくないんです。
まだハタチなんだから、まだ若いんだから、いくらでも経験して、違うと思ったら、失敗したら、やり直せばいいと思っています。
なんでも応援してやりたいのです。

ハハとしての応援は…
時に厳しい現実突きつけて、気を引き締めさせることもあります。
元気がなさそうなときは、好物を作ってやったり、美味しいもん食べにいこ〜って誘い出すこともあります。
話題についていけるように、わたしの知識を増やす努力をします。
いつも必死です。必死でした。

息子たち2人のやりたいことにめいっぱい振り回されるのもハハとしての醍醐味なのです。

長男はもうハタチ。成人です。
だから、将来のこと、夢、行動、すべて自己責任なわけだから、ダメだとは言わないと決めています。

だけど、まだハタチ、まだ若いのだから、フラフラしても、間違っても、いいんだよとも言ってやりたいのです。

「もう…と、まだ…の狭間で」ちょうどいいバランスや距離を探りながら、引いたり押したりしながら、ハハもハタチの息子との関係を模索中です。

********

ハタチの息子を送り出して11か月が経ちました。
夢については進んだり、止まったり、でもまだまだ始まったばかり!大丈夫!
どんなことにもヒントやチャンスが転がってると思って、大学の勉強もバイトも恋愛も生活も力抜いたらあかんよ!が最近のわたしの口癖。
(あ、口出してるか…(^◇^;))

長男には本命チョコをくれた彼女がいて、彼女のご家族にも大事にしてもらっています。
長男はワタシの父の通院付き添いもしてくれて、訪問看護師さんにも人気で、父母にとっては自慢の孫なのだそう。
周りにいる人たちはみんな長男の存在に助けられたり、癒されていると言ってくれるので、ワタシも安心して離れて生活できています。

小さい頃から物怖じしない、ニコニコしてて、お調子者で、チャレンジャーで、失敗を失敗とも思わない陽気な長男の周りには、いつのまにか人が集まっている。

それは才能の一つだとハハは思っています。
その才能を信じているから、何をやりたいと言い出しても、受け止めて、応援するのです。

破天荒な息子よ、自信を持って我が道を行ったらいい!
迷ったとき、弱ったときは、身体や心を休めに帰ってくればいい。
また歩き出せるように、走れるように、安心して休める家でハハは美味しいもの作って、待ってるからね。

…ハハと息子の美しき20年の記録【完】

と締め括りたいところですが、ほんとに泣いたり、怒ったり、頭下げてばかりだったり、呆れたり、悩んだり…良いことばかりではなかったですよ。怒ってばかりでしんどかった時も信じてあげられなかった時もありますよ。

だけどずっとそういう状態で留まっているわけじゃないんですよね。
そういう時期を経て、ハハも息子も接し方を考えていくし、成長もするのです。
うるさいなぁとしか思ってなかったであろう時期を経て、「ごめんな、いつもありがとう」が言えるようになる高校生…。
夢を語る一方で、自分の意見や感想に自信がなくて答え合わせをするかのようにハハの意見を聞こうとする大学生…。

もうハタチ、まだハタチ。
少し離れて、まだまだそばに。
これまでありがとう。これからもよろしくね。

長い長いお話にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
長男との20年の記録はこれにて一旦【完】






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