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#エッセイ
【随想】なぜ紙の本が良いのか
電子書籍がすっかり一般化しても、私は変わらず紙の本が好きだ。特に小説を読むときには(電子でしか読めない作品でない限り)必ず紙の本と決めている。その理由を4つの観点から紹介する。
1.厚みによる効果 当然ながら紙の本はモノとして存在するため、ひと目で厚みが判る。これによる効果が大きすぎる。
厚みとはすなわち量感だ。電子でもデータとしてページ数や文字数は判るが、そこには視覚的な把握が伴わない。
【随想】メタ意識のすすめ
メタレベルという言葉がある。
これは”一段高いレベル”という意味で、小説や漫画、映画などの創作においては、〈物語〉に対する〈作者〉がメタレベルとなる。
そんなメタレベルについての意識=メタ意識は、しかし充分でない場合が多い。メタ意識とは自覚だ。自覚なくして責任は持てない。メタ意識を徹底することではじめて、作者は自らの創作のすべてに責任を持つことができる。
そして私が思うメタ意識の目的