スキトオル
週刊アオゾラまとめ
私の中の僕と君。
アオゾラ番外編
私は海に来ていた。19歳の昼のこと。 自己紹介します。私の名前はキミ。ちなみに卵は黄身より白身が好き。職業フリーター。せっかく大学まで出たというのに、メンヘラゆえ…
「スナ、父さんを返してあげて?」 何の前置きも無く、息子がそう言ったのです。
「これ貸してあげるよ。」 そう言ってソラは父親の形見の本をマヤに差し出した。
僕は雨が嫌いだった。
「黄色はお日さまの色やで。」 と母は幼い私によく言った。 私は自分の名前に不満だったのだ。黄美とかいてキミ。初対面の人にも馴れ馴れしく名前で呼ばれているような感…
「あの男はやめておきなさい。刑事なんかろくなやつじゃない。しかも強行犯係らしいじゃないか。いつ死ぬかわからんぞ。」 「また勝手に身辺調査したの?!そんなに私のこ…
「どうしたんだい?坊や?」 私は自分を尾行し続ける少年を怪しく思い声をかけた。 「おじさん刑事だよね?」 これから悪事を働こうとする人間がわざわざ身分の特定され…
地上に上ることが夢だった。それだけが希望だった。 なのに、目の前にいる老人はまるでその夢を嘲笑うかのように地上の話をしている。 なんだよ。これ。
2015年9月 ソラたちが青空を取り戻した後の話 「マヤっていつもコーヒー飲んでるよね。コーヒー飲んでなんかいいことあんの?」 「あるよ。」
「その顔は知りたくない?いや・・・既に知っている。そうですね?」 探偵と名乗った青年はスナの表情を見ただけで全て見透かしたかのようにそう言った。 小さなテーブル…
「俺の父さんもソラの父さんも地下移住のせいで殺された。2人のためにも俺たちの手で、人類を地上へ返さないと。」 「あぁ、チカの病気も地上に戻らないと治らないかもし…
何事もなかったかのようにコンビニでジュースを買う自分がまるで感情の無いロボットなんじゃないかとマヤは思った。 否、それはただの願望。押し寄せる哀しみに耐えきれな…
2013年夏 放課後 ソ ラ:今日お前のせいで漢字テスト1問間違えた。
「なぁマヤ?クモリさんが言う探偵ってどんな人なんだ??」 クモリとトオルが探偵の報告書を詳しく読み解いている横でソラがマヤに訊ねた。
2021年6月17日 07:23
朝の空気って気持ちいいね。朝の4時に切手を買いにコンビニへ行ったけど、空は明るいのにすごく涼しくて朝散歩をする人の気持ちがわかった。
2016年9月22日 19:24
私は海に来ていた。19歳の昼のこと。自己紹介します。私の名前はキミ。ちなみに卵は黄身より白身が好き。職業フリーター。せっかく大学まで出たというのに、メンヘラゆえに就活に失敗したのだ。 私が小学生の頃は就職しない奴はプー太郎なんて呼ばれて蔑まれてたけど、今はニートという神的存在が蔓延っているために私は働いているだけマシだろうという扱いにある。
2016年6月30日 18:28
「スナ、父さんを返してあげて?」何の前置きも無く、息子がそう言ったのです。
2016年6月17日 22:59
「これ貸してあげるよ。」そう言ってソラは父親の形見の本をマヤに差し出した。
2016年4月29日 01:42
2016年2月17日 00:36
「黄色はお日さまの色やで。」と母は幼い私によく言った。私は自分の名前に不満だったのだ。黄美とかいてキミ。初対面の人にも馴れ馴れしく名前で呼ばれているような感覚になる。それ以前にダサい。平成生まれとは思えない。まぁ私が平成生まれとはいえ名付け親は昭和生まれなのだから仕方ないのか。しかし職場のそこまで歳の離れていない子がミラノちゃんとかリツカちゃんだったりするとなんだかいたたまれなくなる。
2016年2月16日 20:16
「あの男はやめておきなさい。刑事なんかろくなやつじゃない。しかも強行犯係らしいじゃないか。いつ死ぬかわからんぞ。」「また勝手に身辺調査したの?!そんなに私のことが信用できない?」
2016年1月29日 01:03
「どうしたんだい?坊や?」私は自分を尾行し続ける少年を怪しく思い声をかけた。「おじさん刑事だよね?」これから悪事を働こうとする人間がわざわざ身分の特定される制服で来るはずが無いと思って油断したが、相手もこちらの身分を特定していた。
2015年10月5日 01:35
地上に上ることが夢だった。それだけが希望だった。なのに、目の前にいる老人はまるでその夢を嘲笑うかのように地上の話をしている。なんだよ。これ。
2015年9月30日 23:28
2015年9月5日 01:14
2015年9月ソラたちが青空を取り戻した後の話「マヤっていつもコーヒー飲んでるよね。コーヒー飲んでなんかいいことあんの?」「あるよ。」
2015年8月19日 00:14
「その顔は知りたくない?いや・・・既に知っている。そうですね?」探偵と名乗った青年はスナの表情を見ただけで全て見透かしたかのようにそう言った。小さなテーブルに2つのイス。いつもはソラと向かい合うこの席でまさか見ず知らずの青年とお茶を飲む事になるとは思っても居なかった。
2015年8月11日 00:12
「俺の父さんもソラの父さんも地下移住のせいで殺された。2人のためにも俺たちの手で、人類を地上へ返さないと。」「あぁ、チカの病気も地上に戻らないと治らないかもしれない。絶対に地上へ帰ろう!」
2015年8月3日 00:33
何事もなかったかのようにコンビニでジュースを買う自分がまるで感情の無いロボットなんじゃないかとマヤは思った。否、それはただの願望。押し寄せる哀しみに耐えきれないがための偽りだった。
2015年7月26日 22:40
2013年夏放課後ソ ラ:今日お前のせいで漢字テスト1問間違えた。
2015年7月21日 01:36
「なぁマヤ?クモリさんが言う探偵ってどんな人なんだ??」クモリとトオルが探偵の報告書を詳しく読み解いている横でソラがマヤに訊ねた。