不破迷酩

不破迷酩(ふわ まよい)/まよゐ/ねがみさん 普段は、詩を書いたり曲を作ったり、あと…

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不破迷酩(ふわ まよい)/まよゐ/ねがみさん 普段は、詩を書いたり曲を作ったり、あとは企画屋さんとかしてます 夢は「伝説の校正家」 お気軽にフォローどうぞ

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    私が何かしらで関わっている、私以外の人が投稿したnote集

最近の記事

【戯曲】余白

天使:羽をどっかに落としてきちゃったんだ。 もう、みんなの天使では居られない。 こんな私でも、人間のみんなに何かしてあげられるのかな。 流礼:天使ちゃんがいなかったらきっともっとつらくて、寂しくて、僕はきっと一人っ きりだったと思うし、まあ僕にはお母さんがいるから一人っきりとか天蓋孤独で は無いんだけどさ、そうなんだよね……。 天使:ん。 流礼:つまり天使ちゃんはね、僕にとっては、恩人っていうか、ヒーローなんだよ。 だ から……えっと……みんなの天使でいる必要は最初から

    • 【詩】ラム肉のパイ包み

      私を殺したお母さん 今日の夕飯はパイ包み 隣に座った姉さんは 美味しいラム肉頬張った 私を無視する姉さんに それなら一緒に住めないと 振り返らないで言ったけど それすら無視する姉さんは なんだか落ち着かない様子 朝日が出る頃戻ったら 祭りみたいににぎやかで なんだかみんな忙しなく 私の名前を叫んでた

      • 【詩】空っぽの「○ね」

        私、君から返信来るの、 待ってる。ずっと待ってる。 返信くれない君、嫌い。「○ね」 君から返信、やっと来た。 嬉しい、とても嬉しい。 嬉しくて苦しい。だから「○ね」 少なくとも私は貴方のこと、 大切に思っていると知って欲しい。 はーあ。「マジそういうの無理」 君のことが大好きだ「○ね」 君より愛せる人は居ない「○ね」 君ともっと語り合いたいから「○ね」 愛さずにいられないこの日のことを もっと鮮明に覚えていたいから、 凝縮された命の雫で、生命の彩り

        • 【詩】優しさの表象論

          風の微笑み または 壁の温もり 構想的なる愛の事象 汎用性なら壊すまで さあ一か八かでもいい 苦しまない程度で 心此処に無いことくらい 君が一番分かってるでしょ 揺らぐ杯を そして 眩む愛を 戻りたくないって言ったもん勝ちの様相 被った灰は辛くないの なら一か八か見てみたい 苦しまない程度で 心此処に無いことくらい 私だけは知る由もない

        【戯曲】余白

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          1本

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          N高卒業生が語る~N高はおすすめ!でも、これだけはやっておこう~

          あけましておめでとうございます。 昨日2023年12月31日を持ちまして、私不破迷酩は、学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校を卒業致しました。 見守ってくださった皆さま、本当にありがとうございました。 さて、昨今、N高等学校は最先端だ!すごい!と持て囃されています。 しかし、その中にはN高の本質を知らないで持ち上げている人が非常に多く存在しているなということを私は危惧しておりまして。 そこで今回は、「N高って実際どうなの?」という話を、卒業ほやほや目線からお伝え出来

          N高卒業生が語る~N高はおすすめ!でも、これだけはやっておこう~

          【詩】日本国

          結婚するならその概念 姿かたちの無い君に 愛を注ぐよパラフィリア 願いはひとつさ、永遠に 永遠に君が生きるなら 私どうにでもなればいい 永遠に続く世界では どうしようもなく今生きる 私の何倍も生きていて 死んでしまうとは思えない それでも必死に生きていて 助けを求めて恋された きっと終わりの無い君が 廃れていく様を見ていて その美しさに恋をした 弱ってくのみて苦しいんだ 文化と文明司る 儚い歴史の語り手は 苦しい、苦しい永遠に 逃れられな

          【詩】日本国

          それが私の、どうしようもない衝動性と行動力の正体です。

          大人の皆様は、16歳で起業した私に「行動力があってとても素晴らしいね!」と褒めて下さいました。 当時はそれで、有頂天になっていたのです。 それ以降も、何か行動して大人たちに報告するたびに「流石だね!」「頑張ってるね!」「まよゐちゃんってすごい!」って、みんな揃いも揃って褒めてくれたんです。 当然ですね。優しい大人たちですね。 しかしその後、ちょっと休みを取ろうとした時から、行動してないことに焦燥感を覚えるようになったのです。 それが悪化し、今は「行動力の化身」という

          それが私の、どうしようもない衝動性と行動力の正体です。

          【思考】無気力になるための努力

          衝動性で人格が殺されるくらいなら、無気力でのうのうと生きてやりたい。 半ば意図的に、私は無気力状態になるための努力をしてみた。 そして、今も。 それなのに、私の身体は衝動性を抑えられない。 これではまるで、行動力に支配されただけの、奴隷じゃないか。 「衝動性と解離性障害」熱量が高まりすぎて爆発してしまうと、私の記憶が世界から一瞬で削除され、全く別の個人になってしまうから。 私ではない私が世界に残されてしまうのだから。 何も知らない私が、私の身体で寿命まで生きてい

          【思考】無気力になるための努力

          BBS演劇ワークショップをお届けしてきました。

          関東BBS連盟理事の根上優花こと不破迷酩です。 今回は、私の所属する地区会である浜松地区BBS会で行われた演劇ワークショップの活動について、報告がてらご紹介します。 BBS会について そもそもBBS会ってどんな団体?という方は、この記事を読み終わってから、こちら日本BBS連盟のホームページをご覧下さい。 活動報告2023年11月22日(水) 昨日、 #BBS演劇WS が無事に開催されました✨ 中学生の子どもたち5名が参加し、鏡のワークから始まった身体を動かす体験を

          BBS演劇ワークショップをお届けしてきました。

          【詩】眠たくないの

          温度が上がる 吐息が漏れる ラーメン食べる もうお腹いっぱい 眠い 緩やかになった境界線 沈んでいっちゃう怖い怖い 踊り子の波を縫う 揺れる紅(くれない)の道標 眠たくないから寝れないわ うなされて 苦しい日も 目が覚めた朝に 君がいる うなされて 苦しい日も 目が覚めた朝に 君がいる うなされて 苦しい日も 目が覚めた朝に 君がいる うなされて 苦しい日も 目が覚めた朝に 君がいる わかってたんだ 太陽、眩しいや

          【詩】眠たくないの

          【小説】浮世を巡って

          お前に世界は変えられない。 世界を変えるとは。理想の世界とは。 ネイチャーであること。自由に帰還せよ。 我々の乗り込んだ宇宙船は、誕生を以てしていつか訪れる死を待つだけのものである。そしてその終わりを認知することはできない。 自由の戦士になりたいのなら、今隣りにいる人を大切にしなさい。 人間は長く生き過ぎた。 ありすぎる寿命に我々の焦燥感は薄れ、生きたいとも死にたいとも思えなくなってしまっていた。 惰性で、自ら死を選ぼうとしない程度のことである。問題はない。

          【小説】浮世を巡って

          【詩】存在感

          相対的とみなされて 感動的に見放された日に 孤独の海の底で歩くの そうだってきっと 気づかれないで 感傷的な息づき知って 魅惑の夢、足跡を消すの くらくらになった日のレクイエム ふわふわで舞った意味の無い埃 ゆらゆらり声は響かない 君に届くはずもない さらさらになった水の結晶は とろとろに溶けた林檎みたい くるくるって回って素敵でしょ 君に届けば良かったな くらくらになった日のレクイエム ふわふわで舞った水素閉じ込めて ゆらゆらり声は響かない

          【詩】存在感

          【詩】人生設計図

          ポジティブであらねばならぬと幻想を 抱いていたのは12です。 苦しまず、正しく生きて終えようと 夢を諦めた15です。 17で記憶を無くして彷徨って 帰る場所の無い浮浪者は 冷たい風吹く夏の日に 公園の隅で生きました。 22で自由を求めた馬鹿者は 言葉を失い泣きました。 45は生きる意味すらも考えず 惰眠をただただ貪って そういや昔もこんなだと 懐かしむだけで過ぎました。 48、たまたま出会った先生に あの頃の夢を反射され 感化されたのはいいもの

          【詩】人生設計図

          【詩】自由と引き換えに手に入れたもの

          自由になりたいと願っている。 苦しまずに死にたいと願っている。 隣で威張り腐るあいつと絶縁し、 そして私の自由を侵害するこの国家から脱出し、 山で芋を作りながらひっそりと生きていくことにした。 仕事を辞めた。 人付き合いも辞めた。 解放され自由になった私は、次に安全の欲求が脅かされた。 決めてくれるのは誰かではなく、私しかいないのだ。 私たちは既に自由である。 それと同時に、自由の苦しさと向き合わねばならぬのだ。

          【詩】自由と引き換えに手に入れたもの

          消極的に生きる方法

          生きるのが苦しい、しんどい、つらい、死にたい、死にたい、死にたい……。 そんなことばかり考える一人の私。 なんとなく生きて、どうしようも無くなったらとりあえず死ねばいいや。 そう考えるもう一人の私。 前者と後者では、どちらが「生きている」ことを重く捉えているだろうか。 そもそも「生きる」ってなんなんだ。 「生きてさえいればきっといいことがある」とか、 「大丈夫だよ」とか。 無責任だよな、大人って。 このnoteは、そんなことを日々考えてきた20歳児・不破迷酩

          消極的に生きる方法

          「行き過ぎた多様性は本当に必要ですか?」から思考を深めてみた。

          まずは、こちらの動画をご覧いただきたい(後でもいいよ)。 このドラマは「行き過ぎた多様性は本当に必要ですか?」というメッセージを伝えたくて教師が勝ち誇った笑顔で締めている。 しかし少年が2+2=22としたことの解決に触れていないので、今回はそこをテーマとして深堀りしていきたい。 目的この少年が実際にオルタナティブスクールに通っていると想定し、2+2=22についての理解について、少年と関わる大人(先生)との間で共通認識を得ることを最終目的とする。 少年の中には既に、2+

          「行き過ぎた多様性は本当に必要ですか?」から思考を深めてみた。