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【詩】人生設計図

ポジティブであらねばならぬと幻想を

抱いていたのは12です。


苦しまず、正しく生きて終えようと

夢を諦めた15です。


17で記憶を無くして彷徨って

帰る場所の無い浮浪者は

冷たい風吹く夏の日に

公園の隅で生きました。


22で自由を求めた馬鹿者は

言葉を失い泣きました。


45は生きる意味すらも考えず

惰眠をただただ貪って

そういや昔もこんなだと

懐かしむだけで過ぎました。


48、たまたま出会った先生に

あの頃の夢を反射され

感化されたのはいいものの

動かぬ手足に泣きました。


祭りで出会った若者と

憂いた未来を変えようと

曲がった腰をも持ち上げて

力を借りるは85。


90でこれなら未来は安泰と

安心したのも束の間で

更なる課題は生み生まれ

まだやることはありました。


人の世は酸いも甘いも一興で

叶わぬ夢すら追いかけて

たまには目を伏せ考えて

生きるがよろしと思います。

こんな私は102です。

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