【詩】自由と引き換えに手に入れたもの
自由になりたいと願っている。
苦しまずに死にたいと願っている。
隣で威張り腐るあいつと絶縁し、
そして私の自由を侵害するこの国家から脱出し、
山で芋を作りながらひっそりと生きていくことにした。
仕事を辞めた。
人付き合いも辞めた。
解放され自由になった私は、次に安全の欲求が脅かされた。
決めてくれるのは誰かではなく、私しかいないのだ。
私たちは既に自由である。
それと同時に、自由の苦しさと向き合わねばならぬのだ。
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