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〖作詞〗『 lives 』

『  lives  』
作詞 : S0U.

思い出すのは
輝く時と  荒れた時
二桁年が  過ぎた今
拡がる町は  誇りと哀苦が
入り混じる

動植物も  思い出も
この世に居た証さえ
あの日  全てを引き去った
行き止まりの  想いだけ
人の心に  残しゆく

ハッピーエンド  バッドエンド
判断できる時もなく
ただ唐突に  終わりを迎え
今どうしても  聞きたいことは
「君は幸せだったのかな」


最後に話した  話題なんて
日常過ぎて  覚えてない
「普通」に悪態ついていた
あの日の僕が  憎らしい

笑えぬ昼は  いつの間に
ふとした事で  笑えるように
眠れぬ夜は  いつの間に
見た夢さえも  忘れてる
時間というのは  水のよう
悲しい記憶も  薄めてく

それでもふと
一人になると  襲い来る
たとえ薄れた記憶とて
決して  無くなるものではないと

沈む流れに  身を任せ
傷付く自分に  気づかない
そんな海から  救ってくれたのは
瞳に残る  君の姿
鼻に残る  君の匂い
耳に残る  君の声
手に残る  君の温もり
心に残る  君だった


「死にたい」「生きなきゃ」
境界線で  過ごす時間は
長いようで短くて
「忘れたい」「忘れたくない」
心に住まう  双極性の感情は
一生  共に過ごすのだろう


あの日が  過去になった僕が
今を含めた  これから先
しながら  続けていくことは

この世にあった  風景を
この世に居た  人達を

いつか会える  その日まで
心に共に  住んでいくこと

いつか会える  その時まで
心のままに  生きていくこと

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