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◆葬送のシステムと地獄絵
現世で人が住み、そこで亡くなると山野辺に遺体が送られる。これが「野辺送り」です。
京都の場合、盆地で山に囲まれているので洛中を中心として放射線状に野があり、そこに行く葬列の通るルートが設定されていく。
現世から三途の川を渡り、その野に至るまでの葬送のルートに「辻」があります。
「辻」とは「寺」がある場所であって、最初、洛中には寺院は無かったということです。この辻が死者と最後のお別れの場となります。
京都魔界エッセイvol2 将軍塚
「将軍塚」ときいて 誰しもが思い浮かべるのは、きっと将軍様のお墓なのであろうという憶測なのだが。それとはちょっと違う。
これは京都人でも知らない方が多いのではないだろうか。
場所は青蓮院門跡の敷地内にある。
映画「陰陽師」では、怨霊・早良親王を祀ったという設定になっているが史実ではない。
平安京が建てられる時、都が見渡せる場所に守護神を祀った。
当時の世の中で一番武力的に優れた人物が「征夷大
京都魔界エッセイvol1 崇道神社
京都で生まれ育った妖怪の子孫・葛城トオルが思いつくままに書いたエッセイです。
京都愛を込めて書いていますので、どうぞお楽しみください。
妖怪堂の京都魔界エッセイVOL1 崇道神社
皇位についた桓武天皇は 悩ませれていた。80年余り続いた平城京には 長老達が沢山居て政治に口出しをするからだ!
そこで長岡京遷都を思いつくわけである。内密にそれは進められた。しかしそこにはリスクが伴うのだ。
そして案
noteはじめました!
はじめまして葛城トオルです。
自己紹介です(^^
【葛城トオル・プロフィール】 妖怪堂店主。古物商四代目。1961年 東山三条にて生まれる。母方は堀川下立売 祖父の渡辺弥平は着物柄の発案師であり、宮に仕える絵師の家系と伝わる。
嵯峨美大から大手印刷会社デザイナーを経て、家業を継ぐが、ある日、自分が妖怪の子孫と気づき、妖怪伝道師となる。独自の切り口で、京都の魔界や妖怪伝承を解明している。僧侶をい