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レジ袋について考えてみる。

※これは7月2日時点での個人的見解です。
これから変わっていく可能性もございますのでご了承ください。

7月1日から全国的にレジ袋有料化が始まった。

世間のニュースでも散々話題に取り上げられている。自分自身で体験した方も多いのではないだろうか。

私はパン屋でアルバイトをしている。
レジ袋が有料化してから
これまで2日間レジ対応をした。

まだ数日しか経っていないが、
アルバイトとして気づいたことがたくさんあった。
疑問点もたくさんあった。

そこで、今回はレジ袋有料化について
レジ袋をもらう側ではなく

レジ袋を渡す側
アルバイトの視点から、パン屋のアルバイトの視点から考えてみようと思う。

まだまだ工夫・改善点はあると思うので、
もしあれば教えて欲しい。

①レジの時間が遅くなる。

私は駅ビルのパン屋で働いていて
かつ朝方のシフトのため、
客層は通勤通学中のサラリーマンや学生が多い。
だから急いでいる人が比較的多い。

となると、レジは出来る限り素早く終わらせる方が良いのだ。

そこで壁にぶつかる。

ひとつは
「レジ袋はいりますか?」とそれに関する説明を言う時間が増える。
レジ袋有料化に慣れていない・知らない人も多く、その場で悩んでしてしまう人がいるのも事実である。

ただ、これはスムーズに進めばさほど問題ない。

問題はもうひとつ。
パンを手提げに入れる作業だ。

以前であれば、店員側が段取りを取りパンを入れているため、遅かったとしてもこちら側の問題である。

ただ、マイバッグに入れるとなると
会計後に品物を入れるお客様が多いため
数が多ければ多いほど時間がかかってしまう。

多分、店員が入れた方が圧倒的に早い。

レジが並んでいるときは特に、早く仕事をこなさなければまずい、というのが正直な気持ちだ。

だが、お客様自身が品物を入れるとなると急かすわけにもいかない。
私達店員には早くする手段がない。終わるのを待つしかないのだ。

②マイバッグを預かる預からない問題

①を読んで

「じゃあマイバッグにパンを入れてあげればいいじゃん」

と思った方もいるだろう。
私もそう思ったし、出来ればそうしたい。

だが、現在の世界は普通の世界ではなく
新型新型コロナウイルス︎︎︎︎︎が蔓延している世界である。
世間では他人との接触はできるだけ避けて暮らすことが推奨されている。

パン屋でも、
パンを個包装にしたりシートをかぶせたり
(これに意味があるのか私にはわからない)
レジやイートインスペースには透明なシートでシールドが作られている。

そこで私は思う。

このご時世に他人のマイバッグを預かっていいのか?

気にしない人は気にしないかもしれない。
でも、気にする人はかなり気にすると思う。

これは客側の問題だけではない。
店員側も気にする問題だ。

いつだか、レジ袋有料化が始まる前に
1人のおばあさんが「マイバッグに入れて」と
自分のレジ袋を渡されて入れたことがある。

触ってから気付いたが、そのときのレジ袋が
ものすごくベタベタしていて気持ち悪かったのだ。
そんなことはおばあさんに言えなかったが、
おばあさんは普通に持って帰った。
一応、「袋取り換えましょうか?」と聞いたが断られた。

ただベタベタしているだけならいいが、ウイルスとなれば話は別だ。
どこに危険が潜んでいるかわからない。

ホスピタリティ的には預かりたい気持ちが山々だが、コロナが懸念される現在、それをすることは難しいだろう。

③個包装の袋は無料で手提げは有料っておかしくない?

パン屋に来た人ならみんな思うだろう。

なんで個包装の袋は無料で手提げは有料化するわけ?

という問題である。
個包装の袋も手提げ袋もプラスチックには変わらないだろって話だ。

そもそも、レジ袋の有料化が始まった理由は
環境に考慮するため、プラスチックゴミに関する環境ゴミに配慮するためのはずである。

なのに、手提げは有料で同じプラスチックの個包装は無料なのか?
という感じだ。
(まあ、私の働くお店はプラスチックの袋は5円で、大きい紙袋は10円と紙袋の方が高い。
多分、大きさで値段を仕分けたのだろう。)

もうひとつ、冷たいドリンクのカップもプラスチックだ。これこそ、紙に変えてみたらどうだろうか。

見た目は冷たそうで透明の方がいいかもしれないが、環境を考えると言うならばホットドリンクと同じく紙製にすべきである。

働いていて矛盾をたくさん見つけてしまって、なんとも言えない気持ちになった。

④そもそも、マイバッグを持ち歩く習慣をつけなきゃ意味ないよね

まだ有料化が始まって数日しか経っていないためあまり強く言えないのだが
レジをしていてマイバッグを持っている人と持っていない人の違いを考えた。

ご年配の方や主婦の方
いかにも買い物に来たぞ!という感じの方は潔くマイバッグを出してくる印象がある。
もしくは、他で買い物した袋にマイバッグを入れるという人も多かった。

他にも、女性の方はマイバッグを持っている、もしくはレジ袋を買わない人が多い印象を受けた。

また、パンの量が少なくカバンにパンが入る方は直接突っ込む人も多い。特に朝と昼時のピーク帯。

そういえば、小さなバッグに無理やりパンを詰め込んでいる人もいた。
今流行りの小さなショルダーバッグから完全にパンが見えていたが良いのだろうか…

個人的に思ったのは、サラリーマンの方は袋を買う方が多い。
また、若い人も多い気がした。

サラリーマンの方でお昼を買いに来た方など
自分のバッグを持ち歩かない人が多いのかもしれない。
そうでなくとも、男の人はバッグをしっかり持っている印象がない。
マイバッグという習慣自体が無いのかもしれない。

若い人は小さなバッグが流行りだからだろうか。
それか、むしろ5円ぐらいなら買ってしまった方が早いという考えになるのかもしれない。

いずれにしろ、袋を有料化してプラスチック袋を減らす方針ならば
ビニール袋でないマイバッグを推奨していくべきなのかもしれない。


いかがだっただろうか?
まだ始まったばかりのため、改善点も変わっていく部分もあると思う。
もちろん、人々の慣れの部分もあるだろう。

今回はアルバイト視点、パン屋視点でレジ袋有料化を考えてみた。
他の職種になればまた違う見方や意見があるかもしれない。



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