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【2022年のまとめ】サラリーマンを辞めて3年くらい経過しました

 今年もお世話になりました。
 
 さて「青い世界の冒険譚」にも書いてありますが、私は自分の意思とは関係なく会社を辞めたわけです。それが2019年8月だったので今の時点で約4年目に入る感じですね。私は来年の1月でちょうど34歳。病気になったのが26歳なので約7年間をほぼ一人きりで過ごしてきたことになります。

 青い世界の冒険は私にとって未知でしたが、その世界を歩くことが出来たのは、紆余曲折ありましたがその道を照らすための光を自分で手に入れたからです。何もなければ今こうして文章、パワポ、動画などを投稿していないと思います。
 
 そんな苦労話はさておいて、私は病気になって体調がままならない日々が続く中で外の生活が以前のように出来なくなり、だんだんと「家で仕事が出来れば最高だな」って常に考えるようになりました。

 そしてこれって不可能じゃないっていうのがサラリーマン生活の経験と、大学の先輩との会話以外はほぼ一人で過ごした7年間の答えでもあります。その根拠が気質と色彩という原理になるのですけれど、この原理を知ると私が持っている気質と色だけでは「家で仕事するのが」不可能だということもわかってしまったわけです。
 
 だから他の色を持った人がドアを叩かないかな?という風に考えていった結果、彩方技研という物を立ちあげ、そこの環境をセットし始めました。
 
正確に言えば「家での仕事は」やろうと思えば今でもできます。
 
 私は前の会社で電気系の施工・設計をしていました。なので家で仕事を取ろうと考えて行動すればできなくは有りません。資格もいくつかは有ります。設計をお願いしたいという風に言ってくれた人もいます。現にこれはパソコンと必要なソフトさえあれば可能です。
 
 こういうのが世間様が言うところの「スキル」ってことになるんですけど、そこで立ち止まって考えるとこういう言い方も出来るわけです。
 
「スキルを使うことで、家でサラリーマンをやることになる」
 
 って話ですね。これって結構考え方によってはちょっと怖いもんでして、普通は会社から帰ればサラリーマンではなくなってプライベートな時間ですが、これをやり始めると家の中で常にサラリーマンになります。どこかに外出するとようやくサラリーマンではなくなるわけです。
 
これってリモートワークとかと変わらないんですよね。
 
 まあ、何が言いたいのか?といと世間様の言うスキルを身に着けてみたとしても、結局やることはサラリーマンの業務内容ってことです。もちろん時間的制約は無いですし、人と会う必要性もないのですが、社会性のあるプレッシャーと仕事の奪い合い的な未来だけは静かに存在することになります。しかもそのスキルは時間と仕事があれば誰でも身に着けることが出来るものです。
 
 そこで私は「家での仕事」を「家でのものづくり」にしてしまえばいいって考えたんです。これは色彩を主に学ぶことで不可能ではないということと、農業を学んだことでものづくりの根本が見えたわけです。第一次産業をやってしまえば一番強いってことです。
 
 そこで「つくるもの」つまり「何を作るのか?」なのですが、これは時代に合わせる必要が当然あります。これから先は「物質的な物、ではなく、物質的な物ではないモノ」を作る必要性があるというのは完全に皆さんも見えていることです。物質的なものはもうこれ以上、過大に作る必要ないです。それはゴミ置き場とか食品廃棄の量とかを見ればわかると思います。

では何を作ればよいのか?
 
 通常、ものづくりは目的や目標が存在します。

早く移動したいから車、
鳥のように飛びたいから飛行機、
海を突き進みたいから船、

みたいな感じです。

ですが物質的ではないもの、つまり芸術性を持った物語、絵画、音声、音楽などには総じて
 
「作る目的が最初に無いものばかりです」
 
 なので「目的から芸術的な物」を作ることはかなり難しいです。しかし、ものづくりにおいてもう一つ重要なものが有ります。
 
「それが原料です」
 
 原料を材料に加工し、それを技術で組み合わせてものを作ります。
 
 これはこの世にある人間が作ったもの全てに言えることです。つまり、目的が無かったとしても芸術的なものが世の中にあるということは「どこかに原料がある」ということが言えるわけです。
 
 それが気質・色彩。つまり人の中に原料が有るってことです。その原料は言い方を変えれば原石みたいなものです。それを発掘して磨き上げて、技術を駆使して外に出せればそれはもう「物質的なものではないものづくり」です。
 
 で、これ自体は基本一人でもできます。

というか発掘と磨くことは「自分にしかできません」

 だから、1人の時間が長い人ほどその可能性を秘めています。1人の方が楽ってことはそこで世界がある意味完結しているわけですから、その世界観を外へ出して見れば物語として完結していることになります。
 
 ただ、それは磨かなければいけません。原石のままでは誰も欲しいとか見たいとかは思いませんし、輝かなければ見つけることはできません。だから基本的には1人で出来るのですが、最低限の人との繋がりを持たなければ磨けません。
 
具体的に言えば「自分の捉えている世界をわかりやすく表現」=「磨く」ためにはどうしても誰かに見てもらう必要性があるからです。
 
 私がnoteを始めたのは2019年からですが、そこから継続してこんな感じの文章や物語を投稿し続けています。最初のうちの文章や物語は自分の世界観をそのまま出しているので酷いもんです。見れたもんじゃありません(今でも残っているので見たい方はどうぞ笑)ですが誰かは見ているだろうという風に意識し、書き続けることでその表現や技術が格段に上昇していくことは私の文章の時間的流れを見てもらえればわかると思います。
 
もちろんまだまだ修行中ですけど。
 
 最も重要なことは、私はこれを修行とか練習とかスキルアップって感じで捉えていません。自然と何か書きたいかなと思い付き、カタカタとパソコンの前に向かって「あーでもない、こーでもない」ってグダグダ書き続けています。
 
継続することが出来るってこと、それはつまり、磨いているってことでもあります。
 
 熱中できるもの、趣味、楽しみ。そんなのは要らないというか無理に見つける必要性は全くありません。ただ、継続出来ることだけを自分のペースでやり続けること。そしてそれを特定の誰かやこういうオープンスペースに出し続けること。それを繰り返していくたびに見えてくるはずです。
 
「自分のやるべきこと、できること、可能性」
 
 そして私はそういう人と一緒に何かものをつくって売りたいと考えています。
 
だから彩方技研には「目的、やるべきこと」が決まっていないのです。訪れてきてくれた冒険者が持っている原石の種類、輝きで作れるものが変わりますから。
 
しかし、いくらやるべきことは決まってないとは言いつつも何となくの方向性は必要だと考えました。そこで私にできることは気質・色彩の他に物語を書くことでした。

※やさぐれ魔法の王女様だけ有料になっています。それ以外は無料で見れます。

 私の書いた物語。かなり稚拙で完成度も低いのですが、これに例えば図形や絵や音声などの要素を足し合わせることは出来ないか?そんなことをやってみたい、もしくは考えてみました!みたいな意見が有りましたらお待ちしております。それか年末年始の暇な時間にそれとなく読んでいただくだけでもうれしいです。
 
 気質・色彩の原理を握りしめ、訪れた冒険者に色の方向を示すこと。それがこの先の未来を形作っていくことになると私は信じています。

 計8回の気質・歴史、そして彩方技研の基盤理念。この2022年のまとめ。これらを持って底面、つまり基礎の部分はほぼ完成になります。


 ここへ訪れる人たちの中で、ふいに一歩、自分という物に踏み込みんだとき、見えた世界、生き様。それが時代と世間に翻弄されて生きていく未来が見えてしまった時、この部屋のドアを叩いてくれることを私は期待して待ち続けようと思います。
 
 気質・色彩が本当に原理・原則であれば必ず訪れるはずです。それが現れるまでの間、私はこの場所の説明を表現を変え、来年以降も繰り返していきたいと考えています。

また来年もよろしくお願いいたします。



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