松下一成 彩方技研

大学を卒業後、サラリーマンへ。その後いろいろあって退職し、やりかけていた色彩、気質を学…

松下一成 彩方技研

大学を卒業後、サラリーマンへ。その後いろいろあって退職し、やりかけていた色彩、気質を学びなおす。今の人、そして次の世代に「生きている、考える、どうすればいい」という自分との対話への橋渡し。その一つとして物語を書いています。よろしければどうぞ。

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メンバーシップに入って頂けた方にはディスコード等に招待しております。 そこでは記事についての質問や、自己分析に関しての聞きたいことを受け付けております。軽く色彩や気質についての雑談をしてみたい。などのことでも構いません。

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マガジン

  • 空き缶、彩へ舞う

    ―極寒の土地。その土地にある国家。そしてここはその国家の為に勤める労働者の生活母体の建物。理由は分からないが外の世界からは「空き缶」と呼ばれている。

  • 【物語】やさぐれ魔法の王女様

    完結済みのオリジナルの小説です。全21話。文字数は大体18万字あります。少々長いですが良ければどうぞ。

  • 【短編】をまとめているマガジンです

    noteに投稿した短編をまとめておいてます。よろしければどうぞ

  • 800文字ショートショート

    1つの短編は「800字以内」に収まっている時もあるし、いない時もありますが、大体の目安はそれくらいです。読むのに時間はかからないと思うのですが、読むには時間がかかるかもしれません。

  • 自分のことを知る、自己分析

    一旦の記事のまとめになります

最近の記事

  • 固定された記事

「7年前の自分と7年後の自分は違う」No.1

ガチャはお好きですか?私はそうでもないです。  自分の今まで歩いてきた道は各々で違います。そりゃそうです、自分にしか歩けないのがその人の人生ってやつだからです。だから人生には答えが無いっていうことです。 歩いてきた道のりに正解はありません どんな人生にも正解と間違いはありません どっちが良いか悪いかもありません ですが歩いてきたのならそこに歴史、そして歩くなら未来だけが有ります。  変えることが出来ない自分の歴史を振り返ることで、自分の未来そして自分が見つめなおすべき

    • 【短編】黄昏時刻に起きる姫

       かつて人々は自分の居場所を確かめるために、毎朝起きると朝日に向かって祈り、日が暮れる頃に夕日に向かってお辞儀をしていた。しかし、今はそれもしなくなってしまった。  時代が変わって、文化が変わったから。  朝日が昇ると同時に一人の姫が目を覚ます。彼女は右手にフォーク、左手にナイフを持ち、空中でフォークをくるくると回して光をつかまえると見事にナイフで切り分けていく。 「あなたには、これ、君には、これだけね」  人々に光を切り分け与えていくのが彼女の姫としての業務

      • 【空き缶、彩へ舞う】第4話 忘れ物を担ぎ上げる

         普段なら勤めが終わってそのまま帰るのだけれど何故か気になってしまった。私はステーションの反対側を目指して足を進める。どうして、なぜなんだろう。と思いつつも半分は「どんな人が来たのだろうか、顔でも見てやるか」という気持ちもなかったわけではない。 「・・・カリン君が見ていた週刊誌の事、もうバカにできないな」  人が嫌いなくせに、どんな人なのか気になるという非常に面倒な性格をしていると自負している。食うことには興味ないけど、どうやって料理をしているのかとか、こだわりの食材

        • 【空き缶、彩へ舞う】第3話 ターミナルのお勤め

           ターミナルは都市缶の中心部に位置する開けた半地下の大きな場所にある。国に点在するこのような場所を繋いで走っている軌道車と呼ばれる鉄道がやってくる物流の要であり、物資も人も何もかもここを通じて運搬される。  ここ「空き缶」には石炭、石油、鉱石など豊富な地下資源が眠っていて、それを日夜機械が掘り出しては軌道車が引っ張る貨車へ積み込み都市部へと送り届けていく。国にあるいくつかの大都市のエネルギーを全て賄う資源が産出されており、その量は尋常ではない。  そのため規模は国内最

        • 固定された記事

        「7年前の自分と7年後の自分は違う」No.1

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        • 空き缶、彩へ舞う
          4本
        • 【物語】やさぐれ魔法の王女様
          23本
          ¥500
        • 【短編】をまとめているマガジンです
          19本
        • 800文字ショートショート
          57本
        • 自分のことを知る、自己分析
          2本
        • その青い世界、赤い冒険者が歩く時(後編はまだ記載してません)
          11本
          ¥100

        メンバー特典記事

          彩方技研(株)「仮」の基盤理念「気質・色彩」について

          「研究員プラン」に参加すると最後まで読めます

           私が作った環境基盤「彩方技研(株)「仮」」という活動の根っこの存在に置かなくてはならないのが「気質・色彩の原理・原則」だと考えています。この気質・色彩を無視するということは人を無視するということ、世の中を無視するということ、つまり世界を無視していることになります。  気質の歴史4回、色彩の歴史4回。計8回にわたり説明してきたのはこの三角形の底面に「気質・色彩」を据えたかったからです。据えたいのであればその歴史や原理を知るほかに手が有りません。知って初めて底面に据えることが

          彩方技研(株)「仮」の基盤理念「気質・色彩」について

        記事

          【空き缶、彩へ舞う】第2話 歩くのは自分で

           この国、この土地は厳しく冷たい。1年の内の半分は冬期。気温は氷点下70℃、ブリザードの風速は60mにも達することが有る。生活都市缶「空き缶」はそんな環境下で私達の命を繋いでくれる存在であると同時に格差の象徴でもある。  この国で生まれた者もそうでない者も基本的にはこんな感じの都市缶に住んでいるのだけれど、私のような労働者階級はここにあるような生活空間と労働施設を兼ね備えたタイプの都市缶に住むことになる。ここでは労働力を提供する代わりにプライベートを守れる自分の部屋、共同

          【空き缶、彩へ舞う】第2話 歩くのは自分で

          【空き缶、彩へ舞う】第1話 ブリキの缶詰

           キコキコと缶切りで丁寧に缶の上の方をなぞっていく。この時の私は無心。何も考えずにスタートの切り口からゴールへと向かって缶切りを走らせていく。やがてゴールにたどり着くと手を切らないように箸をひっかけて蓋を開けた。すると中に魚のオイル漬けみたいなものが現れる。匂いを嗅いで「大丈夫そう」と小さく呟くとポケットから取り出したフォークで中身を突き刺し、さっきもらったパンの上に乗せて食べ始めた。 「・・・まあまあかも」  この際贅沢は言っていられないのかもしれない。  朝、

          【空き缶、彩へ舞う】第1話 ブリキの缶詰

          365日、毎日、色彩と向き合う

          ・色彩の世界へ  この世の中には様々な「色」が存在します。「色」と「色彩」という言葉意味の違いは重なり合いがあるかどうかです。これから話すことは単独の色ではなく、色の重なり合いになるので「色彩」という言葉を使って行こうと思います。  さて、その色彩を語るうえで外せない人物が3名います。歴史的な順番から言えばニュートン、ゲーテ、シュタイナーです。私が勝手にこの3名を選出したのには理由が有ります。まず、人類にとっての「色」という概念について提唱したのは古代ギリシアにいたとさ

          365日、毎日、色彩と向き合う

          【絵本原案】白光の魔女、黒闇の魔女、

          これは、ここではないどこかの世界のお話。  まだ世界が朝焼けも夕焼けも知らない時、二人の魔女が降り立ちました。最初の一人は白光の魔女でした。後に人々からは〝シロ〟と呼ばれます。そして少し後に現れたのが黒闇の魔女でした。彼女も後に人々から〝クロ〟と名前を付けられます。  シロはまず世界に降り立った時、水の精霊の力を借りて植物を生み出しました。生み出された最初の植物は見る見るうちに世界を覆いつくし、緑の世界を形成していきます。しばらくこの緑の世界が続いた後、クロは有ること

          【絵本原案】白光の魔女、黒闇の魔女、

          【ショートショート】#57 地球最後のニュース記事

          【ショートショート】#57 地球最後のニュース記事

          彩方技研のベランダ実験「150日間のタイムラプス」

           これは2023年2.9~現在まで続いている実験になります(346日経過)半年前に150日間の変化をタイムラプスを制作したのですがnoteに掲載するのを忘れていました。 実験の条件は簡単で ・庭にある土をベランダに持ってきて毎日写真を撮る だけです。 目的は何か?  最初は「言われたからやっただけ」になるのですが、続けることで見えるものがあると思い続けた感じになります。だから明確な目的は有りません。土の中に入っているであろう種は条件がそろうことで芽が出ることはわかり

          彩方技研のベランダ実験「150日間のタイムラプス」

          プロフィールをまとめてみました

          松下 一成 1989年1月17日 長野県長野市生まれ  長野市にある小学校・中学校に通う。そこであまりいい思いをしなかったのと、頭が悪かったので手に職をつけようと考え、高校は中野市にある中野実業高校(現 中野立志舘)の電気科へ自己推薦で入学する。  入学と同時になぜか体操競技をやり始め、熱意の有る顧問のおかげで2年連続インターハイ出場。高校卒業後は就職しようと考えていたが体操をやりたかったため大学へ進学。  電気が学べて体操が出来る大学という条件だけで進学先を決め、埼玉

          プロフィールをまとめてみました

          【ショートショート】#56 失った恋愛感情

           乗り越えた悲しみの数だけ、人は誰かに優しく出来ると昔聞いたことが有るのだけれど、そのためには優しさを私に求めてくる人が少なくとも必要なわけで、それは他人に対しての優しいは「親切」という言葉に切り替わる気がするから。やっぱり優しいは私にとって親しい人、好きな人にしたいと考えている。 「つまり私にとって大切な人は、裏を返せば私の悲しみの数を知ることになるのかもしれない。それは相手にとって良い事なのだろうか?」  降りしきる雨の中、傘をさして道を歩いていると素敵な人が目の前に

          【ショートショート】#56 失った恋愛感情

          【ショートショート】#55 次の自分は、誰が塗る?

           「2度目はうまく行く」 そう自分に言い聞かせ、びっしりと解答が書かれた答案用紙をリュックにいれたことを何回も確認した後家を出て、乗り慣れない電車を乗り継ぎ、都心部へ向かった。 「・・・・次は上手く行くに決まっている」  何度も自分に言い聞かせながら足を進め、2度目の試験会場へたどり着いた。1度目は失敗したんだ。その理由もわかってる。 「私は、答えを持ってこなかった」  試験に出された問題が難しいとかそういう話じゃない。ここは答えの持ち込みは出来るはずなのに、以前の

          【ショートショート】#55 次の自分は、誰が塗る?

          #1実は体操をやっていました

           普段なんか取り留めもない、よくわからない記事を書いているわけですが、何となく自分が学生時代に打ち込んでいたものについて書こうと思います。  こう見えて実は高校3年間、大学4年間の通算7年間、体操競技をやっていました。高校でインターハイ2回、大学で全日本インカレ(2部)2回出場していて、国体の県代表も6回?くらいされています。  小さいころからやっていたと思われるのですが実は体操を始めたのは高校からです。体操を始めようと思ったきっかけは・・・うーん。という感じです(笑

          #1実は体操をやっていました

          #3 持っている気質や色彩による職業選択だよ

          前回からの続きになります。 5.200年前の気質と色の職業分け  まずはこちらをご覧ください。これは1794年付近に文豪ゲーテとその友人である歴史家シラーが描いた気質の職業分けです。  作られたのは今から約200年前です。だから職業や言葉がやや取っつきにくいとおもいましたのでこれの2023年版を作ってみました。こんな感じです。    この表を見た時 「自分の気質にあった職業を選べばいいんだ!」と思うのが多血質 「あきらめるな!例え向いてなくても努力しろ」って言う

          #3 持っている気質や色彩による職業選択だよ

          #2「努力すれば、練習すれば、勉強すればみんな、誰かと同じになれる」

          前回からの続きとなります。 3.赤と黄色の世界  じゃあどうして世の中が胆汁質の赤、多血質の黄色の世界なのか?と疑問を持つと思いますし、ホントに決めつけていいの?と思うかもしれませんが、それは今の世の中にあるみんなの共通認識を見れば何となくわかると思います。 「努力すれば、練習すれば、勉強すればみんな、誰かと同じになれる」  これは悪い共通認識ではありません。例えば日本では日本語を使えます。算数も北海道と沖縄では同じです。これは胆汁質、赤色が作れる世界です。これ

          #2「努力すれば、練習すれば、勉強すればみんな、誰かと同じになれる」