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声を意識した話し方
私は仕事中意識的に声を操るようにしています。
具体的にいうと声色とボリュームです。
なぜそのようにしているのか理由は2つあります。
一つは、販売の仕事中必ずしもお客さんと顔を合わせている時ばかりではないため、声に感情を乗せ相手に伝える必要があります。
そしてもう一は、お客様の心地よい距離感を演出するためです。
1番わかりやすいのは電話対応ではないでしょうか。
接客業に就いていると電話がかかってくることが多々あります。
そんなときにお客様は声からの情報で印象を100%決めてしまいます。丁寧そうとか元気そうとか、明るいなとか、いい雰囲気だけでなく、もちろん逆も感じとりますよね。
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電話は出て内容を聞くまでどんな用件かわかりません。もしかしたらクレームかもしれないですよね。
だから、声は常に聞き取りやすくはっきりと、明るく口角をあげた声でゆっくり話すのが求められます。信頼関係を築けるかどうかは電話をとったあなたにかかっているんです。
知らない番号からかかってきて早口で何を言ってるかわからなかったことはありませんか?
言い慣れている本人は早口で言っているつもりはないかもしれないですが、聞き取る方からすれば0からの情報を声で聞き取ろうとしているのに早すぎて処理が追いつかないことがあります。
これでは印象が悪いですよね。
相手に全部聞き取ってもらい、尚且つこの人の雰囲気なんだか良さそうだなというのを伝えるように意識したいところです。
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店頭にいる時はお客様のスピード感に合わせるのがお勧めです。
ゆっくりしたいのか用事を早く済ませたいのか、お客様によってさまざまです。スピード感を感じ取るのが苦手な人は是非足に注目して下さい。
歩くスピードでその人が急いでいるかどうかは大体わかりますよ。
そのスピード感を大切にして自分の話すスピードを合わせるのが大切です。早い人には多少高い声で早めに話し、ゆっくりの人には落ち着いた声でゆったりと話してみてください。
次に声のボリュームです。
声のボリュームは入店時にはしっかりお客様を見ながら届く声でいらっしゃいませを言います。
逆に先にお客様がいらっしゃって自分が後からバックヤードから出てきた時などは、ギリギリ聞こえる程度の声でいらっしゃいませを言ってみてください。
もしも後から自分が来たのに前者と同じテンションで声をかけてしまったらお客様はびっくりしてしまうので、気をつけてくださいね!
アパレルの店で私がいつも声出しのトレーニングをする時に伝えるのは、声に出す空気の量を全部声にするときと、8割声にする時、5割声にする時、と分けていることです。
これは文章だと説明しづらいのですが、歌手に例えて言うならオペラ歌手などが空気から声に10割、アイナジエンドが8割、CHARAが5割以下で変換しています。
空気を全部声に変えた時は遠くまで届き存在感がでます。逆に半分に押さえているときはそっと優しく寄り添う印象になるので、一度試してみるといいと思います。
声の表情とボリュームを操れればかなりの印象が良くなるでしょう。
どうか今一度、自分が接客の時にどんな声でどんな速さで接客しているのか思い出してみて下さい。
そして、その話し方がお店にあっているものかどうか、振り返ってみると何か発見があるかもしれませんよ。
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